「“いいね”が言える社会づくり」 ~学生と社会人でこれからの社会をデザインする意見交流会を開催~
中島幸毅さん(法学部4回生)
私の所属する法学部徳川信治先生のゼミでは、毎年現役学生とゼミOB・OGによる同窓会を行っています。同窓会は、徳川先生の恩師である山手治之先生のゼミから続くもので、卒業生が現役学生に向けて企業研究のアドバイスや就職活動の支援を行う場でもあります。今年6月、私はゼミのOBで法学部全体の同窓会幹事でもある奥西さんから「同窓会を発展させ、世代を超えた繋がりや経験を継承させていく場が必要なのではないか」という意見を頂きました。それをきっかけに、学生と社会人がお互いの持つものを交換するべく、一緒になって、フラットに意見交換できる場を設けたいと考えました。奥西さんの言葉の他にも、日頃抱いている「若者のコミュニケーションの希薄化・簡素化」という危機感も動機となりました。以前ある留学生から「日本人の多くは議論ができない」と言われ、自分を含めた学生の普段の生活を振り返ってみたことがあります。そこで私は、自分の意見を持ち、発信をする、議論するといったことが少ない現状を実感しました。これらの問題を解決したいと奮起した私は、ゼミの有志と共に10月11日、学生や社会人という枠を超えて、これからの社会や自分について考える意見交流会「“いいね”が言える社会づくり」を開催しました。

開催当日、現役学生約40名と、卒業生と卒業生の呼びかけに賛同した様々な業種の社会人の方約30人に参加していただきました。学生、社会人双方からテーマを集め、分科会では「街づくり@京都」「日本の製造業の未来」「社会でもとめられる主体性と素養」などについて話し合いました。私が参加した分科会(「ダンスカルチャーと風営法について」)では、風営法によるクラブ経営の規制について、「社会の規制に反対していくだけでなく、クラブが社会の側から応援してもらうにはどうしたらよいのかということも大切な視点」という社会人の方の意見があり、その意見がとても新鮮に感じました。

交流会を終えた参加者から「お互いのことが知れてよかった」「社会人ならではの経験値を知れた(学生)」「学生のエネルギーを感じた(社会人)」という声をいただき、世代や業種の異なる人たちが集まって意見を交わす場を設けることができ、よかったと感じています。今回の交流会を通じて多くの人の考えに触れたことで、自分の考えが全てではなく、他者の意見を知ることや、答えのない課題についても考えて、アイデアを出していく大切さを実感することができました。また、社会の問題を他者と議論することで、「より良い社会を考えつづける市民でありたい」という気持ちが芽生えてきました。今後も意見交流会の主題に掲げた「“いいね”が言える社会づくり」の想いと社会をデザインしていく人々その輪を広げていきたいと思っています。

開催当日、現役学生約40名と、卒業生と卒業生の呼びかけに賛同した様々な業種の社会人の方約30人に参加していただきました。学生、社会人双方からテーマを集め、分科会では「街づくり@京都」「日本の製造業の未来」「社会でもとめられる主体性と素養」などについて話し合いました。私が参加した分科会(「ダンスカルチャーと風営法について」)では、風営法によるクラブ経営の規制について、「社会の規制に反対していくだけでなく、クラブが社会の側から応援してもらうにはどうしたらよいのかということも大切な視点」という社会人の方の意見があり、その意見がとても新鮮に感じました。
交流会を終えた参加者から「お互いのことが知れてよかった」「社会人ならではの経験値を知れた(学生)」「学生のエネルギーを感じた(社会人)」という声をいただき、世代や業種の異なる人たちが集まって意見を交わす場を設けることができ、よかったと感じています。今回の交流会を通じて多くの人の考えに触れたことで、自分の考えが全てではなく、他者の意見を知ることや、答えのない課題についても考えて、アイデアを出していく大切さを実感することができました。また、社会の問題を他者と議論することで、「より良い社会を考えつづける市民でありたい」という気持ちが芽生えてきました。今後も意見交流会の主題に掲げた「“いいね”が言える社会づくり」の想いと社会をデザインしていく人々その輪を広げていきたいと思っています。