立命館・大連理工共同学位プログラム ~国境のない技術を学びに~
立命館・大連理工共同学位プログラム ~国境のない技術を学びに~
LIN YUHANさん (情報理工学部3回生)
LIU JIKANGさん(情報理工学部3回生)
LINさん(以下、林さん)私たちは2012年に中国の大連理工大学に入学しました。入学式で立命館大学との共同学位制度について説明があり、日本の先進的な情報技術・政治・文化を学びたいと思って留学を決心しました。今年の9月から立命館大学の情報理工学部で学んでいます。
LIUさん(以下、劉さん)僕は大連の出身で、親戚が日本の企業で働いていたり祖父母が日本語を話せたりと、小さい頃から日本になじみがありました。他国の文化を学んで、中国と外国の橋渡しをしたいと思い、留学を決めました。2007年に温家宝総理(当時)が立命館大学を訪れたこともあり、中国では立命館大学は有名で、人気もありますよ。
中国の大学は受講する授業があらかじめほぼ決まっているのに対し、日本の大学は授業を自ら選択できますし、少人数でそれぞれが発言したり、授業の雰囲気も明るいですね(笑)。サークルなどの活動やいろいろな学生との交流の機会が多いため、自分の専門以外にも興味を持つことができます。 短期間で2つの学位を取得しなければならないし、日本語で授業を受けるのは苦労もありますが、個性を伸ばせる日本の大学生活を楽しく感じています。

(林さん)現代社会では多様な分野の知識が求められるので、僕は歴史や哲学などの本も読んでいます。また、勉強だけでなく日本の文化や習慣も学んでいます。私は特に日本人の真面目さとサービスの優秀さに感嘆しました。また、新しい知識を自国化する技術も日本とドイツは優れているのではないかと思っています。
(劉さん)ロボットに興味がある私は、日本でロボットに関する知識を得て、人工知能ロボットを作りたいという目標があります。中国では基礎知識の習得が重視されていましたが、日本では研究室にロボットがあったり、授業がより専門的で具体的だと思います。先生はレポートやプレゼンの細かいところまで指導してくださるので、とても勉強になりますね。
Q将来の夢は何ですか?
(林さん)…今後は大学院に進学し、より深い知識を身に付けたいと思います。そして学んだ技術を、多くの人の生活を便利にするようなビジネスに活用したいと思います。
(劉さん)…欧米の大学院に進学し、より広い世界の先進技術を学びたいと思っています。そして中国の発展に寄与し、中日両国の協力のために力を注ぎたいと思います。

~取材を終えて~
学生広報スタッフ 申 承澈(経営学部3回生・韓国人留学生)
今回の取材で、中国の大学は朝8時から17時ごろまでほぼ空きコマがなく、高校では7時から21時まで授業があるのが一般的だと聞いて驚きました。科目もほぼ決められているため、学生が自らの関心を中心に勉強をすることが難しいということが分かりました。しかし林さんと劉さんは、専門分野だけでなく多方面のことに興味を持って勉強されていて、将来の計画を立てていることに刺激を受けました。
最近の韓国の大学は、学業の場ではなく就職活動の場になっている気がします。大学と並行して、英語や資格のための学校に通う人はとても多いです。英語の重要性がますます高まっているのは理解できますが、学生の個性が少なくなっているのも否定できません。お2人はニュースや国際情勢についても博識で、とても勉強になりました。日々ニュースや新聞などの情報を自分化することが重要だと思いました。
LIUさん(以下、劉さん)僕は大連の出身で、親戚が日本の企業で働いていたり祖父母が日本語を話せたりと、小さい頃から日本になじみがありました。他国の文化を学んで、中国と外国の橋渡しをしたいと思い、留学を決めました。2007年に温家宝総理(当時)が立命館大学を訪れたこともあり、中国では立命館大学は有名で、人気もありますよ。
中国の大学は受講する授業があらかじめほぼ決まっているのに対し、日本の大学は授業を自ら選択できますし、少人数でそれぞれが発言したり、授業の雰囲気も明るいですね(笑)。サークルなどの活動やいろいろな学生との交流の機会が多いため、自分の専門以外にも興味を持つことができます。 短期間で2つの学位を取得しなければならないし、日本語で授業を受けるのは苦労もありますが、個性を伸ばせる日本の大学生活を楽しく感じています。
(林さん)現代社会では多様な分野の知識が求められるので、僕は歴史や哲学などの本も読んでいます。また、勉強だけでなく日本の文化や習慣も学んでいます。私は特に日本人の真面目さとサービスの優秀さに感嘆しました。また、新しい知識を自国化する技術も日本とドイツは優れているのではないかと思っています。
(劉さん)ロボットに興味がある私は、日本でロボットに関する知識を得て、人工知能ロボットを作りたいという目標があります。中国では基礎知識の習得が重視されていましたが、日本では研究室にロボットがあったり、授業がより専門的で具体的だと思います。先生はレポートやプレゼンの細かいところまで指導してくださるので、とても勉強になりますね。
Q将来の夢は何ですか?
(林さん)…今後は大学院に進学し、より深い知識を身に付けたいと思います。そして学んだ技術を、多くの人の生活を便利にするようなビジネスに活用したいと思います。
(劉さん)…欧米の大学院に進学し、より広い世界の先進技術を学びたいと思っています。そして中国の発展に寄与し、中日両国の協力のために力を注ぎたいと思います。
~取材を終えて~
学生広報スタッフ 申 承澈(経営学部3回生・韓国人留学生)
今回の取材で、中国の大学は朝8時から17時ごろまでほぼ空きコマがなく、高校では7時から21時まで授業があるのが一般的だと聞いて驚きました。科目もほぼ決められているため、学生が自らの関心を中心に勉強をすることが難しいということが分かりました。しかし林さんと劉さんは、専門分野だけでなく多方面のことに興味を持って勉強されていて、将来の計画を立てていることに刺激を受けました。
最近の韓国の大学は、学業の場ではなく就職活動の場になっている気がします。大学と並行して、英語や資格のための学校に通う人はとても多いです。英語の重要性がますます高まっているのは理解できますが、学生の個性が少なくなっているのも否定できません。お2人はニュースや国際情勢についても博識で、とても勉強になりました。日々ニュースや新聞などの情報を自分化することが重要だと思いました。
- 取材・文
- 申 承澈(経営学部3回生)