楽しく地域貢献、楽しくボランティア
畑中歩夢さん(生命科学部2回生)
「ボラっちぇ」は2009年につくられた学生団体で、BKCを拠点に約25人で活動している。滋賀県北部の長浜市(旧余呉町)と東部の東近江市で、夏は側溝の泥上げ、冬は雪かきのボランティアを行っている。
今でこそ「ボラっちぇ」の代表を務める畑中さんだが、高校までは水泳に打ち込み、ボランティアには無縁だったという。「ボランティアというと、『しんどい、堅い、キャラに合わない』というイメージがありましたね」。
一方で、大学入学を機に「大学生ならではの活動をしたい」「そろそろ自分のことだけ考えていてはいけない」という気持ちも出てきた。ボランティアというと黙々と作業するイメージを持っていたが、1回の活動でイメージが変わった。「一緒に泊まってご飯を作ってミーティングをして……合宿みたいな雰囲気です」。作業中も「作業は7~8割、会話が2~3割くらい」と、楽しくすることを心がけている。「作業も大切ですが、地域の方との会話や交流はもっと大切。楽しくて、続けていけるボランティアを目指しています。」

旧余呉町は近畿以西で唯一の特別豪雪地帯に指定されており、積雪が3mを超えることも珍しくない。しかしいわゆる「限界集落」が点在し、平均年齢が75歳の集落もあるという。長浜市社会福祉協議会の仲立ちで、2010年にボラっちぇは初めて余呉で雪かきをしたが、する前は「素人が本当に役に立つのか」と懐疑的な住民も多かった。
しかし雪かきをした後には「素人でも若い力は頼りになる」と感じてもらえたのだそう。それから夏冬の年2回余呉に行くようになり、3年目からは東近江市も活動地域に加わった。

初めて雪かきをしたときの感想を、畑中さんは「自分の方が力はあるはずなのに、地元の方のほうが早くてさすがだと思いました」と話す。地元の方からは「楽しそうに作業してくれるから嬉しい」と言ってもらった。普段触れ合わない年代の方と話し、地元の方や社協の方など知り合いも増え、「この活動は自分のプラスになる、コミュニティが広がる」と感じているという。
最近では、帰るときに宿舎まで見送りに来てくれたり、「もっと来れないの?」と言われることもあり、5年間続けてきて、活動が地域に定着してきたと実感している。「これからも活動を続け、ボラっちぇの理念である『ボランティアのイメージをチェンジする』を、より多くの学生に感じてもらいたいと思います。」2年間で、活動する立場から、後輩たちに活動を繋げていく立場へと成長した。

今でこそ「ボラっちぇ」の代表を務める畑中さんだが、高校までは水泳に打ち込み、ボランティアには無縁だったという。「ボランティアというと、『しんどい、堅い、キャラに合わない』というイメージがありましたね」。
一方で、大学入学を機に「大学生ならではの活動をしたい」「そろそろ自分のことだけ考えていてはいけない」という気持ちも出てきた。ボランティアというと黙々と作業するイメージを持っていたが、1回の活動でイメージが変わった。「一緒に泊まってご飯を作ってミーティングをして……合宿みたいな雰囲気です」。作業中も「作業は7~8割、会話が2~3割くらい」と、楽しくすることを心がけている。「作業も大切ですが、地域の方との会話や交流はもっと大切。楽しくて、続けていけるボランティアを目指しています。」
旧余呉町は近畿以西で唯一の特別豪雪地帯に指定されており、積雪が3mを超えることも珍しくない。しかしいわゆる「限界集落」が点在し、平均年齢が75歳の集落もあるという。長浜市社会福祉協議会の仲立ちで、2010年にボラっちぇは初めて余呉で雪かきをしたが、する前は「素人が本当に役に立つのか」と懐疑的な住民も多かった。
しかし雪かきをした後には「素人でも若い力は頼りになる」と感じてもらえたのだそう。それから夏冬の年2回余呉に行くようになり、3年目からは東近江市も活動地域に加わった。
初めて雪かきをしたときの感想を、畑中さんは「自分の方が力はあるはずなのに、地元の方のほうが早くてさすがだと思いました」と話す。地元の方からは「楽しそうに作業してくれるから嬉しい」と言ってもらった。普段触れ合わない年代の方と話し、地元の方や社協の方など知り合いも増え、「この活動は自分のプラスになる、コミュニティが広がる」と感じているという。
最近では、帰るときに宿舎まで見送りに来てくれたり、「もっと来れないの?」と言われることもあり、5年間続けてきて、活動が地域に定着してきたと実感している。「これからも活動を続け、ボラっちぇの理念である『ボランティアのイメージをチェンジする』を、より多くの学生に感じてもらいたいと思います。」2年間で、活動する立場から、後輩たちに活動を繋げていく立場へと成長した。