悔しさをバネに!水泳での経験が今の私を作った
畑 梨衣奈さん(立命館守山中学校3年生)
2010年度全国中学校及び全国JOCジュニアオリンピック水泳競技大会に出場、 2010年度京都新聞ジュニアスポーツ賞受賞(近畿中学校選手権50m自由形1位)
水泳を始めたのは3歳から。ダンスやピアノ、英会話など様々な習い事をしていた中の1つでした。中学2年生になって、県の強化メンバーに選ばれ、今年の全国中学校水泳競技大会では得意の自由形で50m、100mの自由形に出場しました。
9月には国体に出場。憧れの入江陵介選手や寺川綾選手にも会いました。国体は県の代表チームとして出場するため、雰囲気がかなり違いました。同じ年齢でもレベルの高い選手と試合ができて、本当によかったと思います。ただ自分のレベルの差も実感しました。試合以外にも年に数回、各地で行われる強化合宿にも参加しています。昨年のグアム合宿では、環境の違う場所でいろんな選手と練習したことが、すごくいい経験になりました。
これまでの試合で印象に残っているのは、中学1年生の夏。100分の1秒差で毎年出場していたジュニアオリンピックに出場できず、とても悔しい思いをしました。
そこからスクールを移籍し、気持ちを切り替え、また練習に励みました。今は学校の授業が終わってから電車に乗って、毎日スクールに通っています。毎朝7時過ぎに家を出て、帰りは夜の10時頃。最初は体調を崩してしまいましたが、今はずいぶん慣れてきました。週末も練習があり、辛い時やたまには遊びたいと思う時もありますが、水泳をやめたいと思ったことは一度もありません。それは、頑張って結果を出せた時の達成感があるからです。
来年の夏には国体に個人種目で出場し、上位に入ることが目標です。またジャパンオープンには私と同じ年齢の選手も出ているので、早く追いつきたいです。最近は全国大会でも緊張することがなくなりました。あとは本番で実力を出せるようになりたいです。
私はこれまで水泳を続けてきたことで、心も体も強くなりました。今の私があるのは水泳のおかげだと思います。これからも大好きな水泳を続けながら、得意の英語の勉強も頑張って、将来の夢を探していきたいと思います。