大好きなカヌーでオリンピックを目指す
新岡浩陽さん(スポーツ健康科学部3回生)
「僕、運動オンチなんですよ。短距離走は遅く、野球でも打てず守れず。おまけにカナヅチで…」インタビューの冒頭に飛び出したのは、意外な言葉だった。意外な言葉はさらに続く。「自分がカヌーに向いていると思ったことは一度もないですね。」
地元の香川県はカヌーが盛んで、小学4年生から競技を始めた。初めて大会を見たとき、速さに圧倒されてカヌーの魅力に引き込まれた。高校2年生で初めて国体とインターハイに出場し、昨年はインカレで優勝。今年3月と5月の海外派遣選手選考会で日本代表チームのメンバーに選ばれた。

強さの秘密は、圧倒的な練習量だ。週6日の水上トレーニング、週7日の有酸素トレーニング、週4日の筋力トレーニングで体力や技術力を磨く。「朝、カヌーに乗ってから大学に来て、空きコマにまた乗って、授業を受けて、夕方も…と、1日3回乗艇するときもありますね。」練習場所の瀬田川までは自転車で片道30分。1日3往復となると大変だ。「カヌーのためなら、トレーニングも移動もそんなに苦にならないですね。とにかくカヌーが好きなんです。」
カヌーに向いていると思ったことはなくても、カヌーへの情熱は人一倍ある。「僕にとっては、嫌いなランニングもカヌーのため、勉強するのもカヌーのためです。単位を取らないと試合に出られないので(笑)。なぜそんなに好きなのか言葉で説明するのは難しいんですが、乗ってみてもらえればわかると思います。」調子のいいときは、水の上を飛んでいるような感覚になるのだという。「勝ったときに嬉しいのはもちろんですが、負けたときにも競い合った楽しさや上位の人から学ぶ嬉しさがありますね。『カヌーのために何でここまでやらないといけないの』と感じたときが引退のときだと思っています。2020年までは絶対にないですけど。」

2014年インカレ ペア表彰式 左:新岡さん 右:佐山建人さん
今の目標は、リオデジャネイロオリンピックに出場することだ。オリンピック予選を兼ねた今年8月の世界選手権、11月のアジア大陸予選には2人乗りで出場するので、前の選手とタイミングを合わせるため集中力や精神力が普段以上に求められる。「僕はナショナルチームでは一番若く、周りはほとんどが社会人なので、普段とは違う環境でいろいろなことを吸収したいと思います。」
選手としての最終目標は、オリンピックや世界選手権など、世界レベルの大会で金メダルを取ることだ。大好きなカヌーで世界一に輝く新岡さんを見てみたい。

地元の香川県はカヌーが盛んで、小学4年生から競技を始めた。初めて大会を見たとき、速さに圧倒されてカヌーの魅力に引き込まれた。高校2年生で初めて国体とインターハイに出場し、昨年はインカレで優勝。今年3月と5月の海外派遣選手選考会で日本代表チームのメンバーに選ばれた。
強さの秘密は、圧倒的な練習量だ。週6日の水上トレーニング、週7日の有酸素トレーニング、週4日の筋力トレーニングで体力や技術力を磨く。「朝、カヌーに乗ってから大学に来て、空きコマにまた乗って、授業を受けて、夕方も…と、1日3回乗艇するときもありますね。」練習場所の瀬田川までは自転車で片道30分。1日3往復となると大変だ。「カヌーのためなら、トレーニングも移動もそんなに苦にならないですね。とにかくカヌーが好きなんです。」
カヌーに向いていると思ったことはなくても、カヌーへの情熱は人一倍ある。「僕にとっては、嫌いなランニングもカヌーのため、勉強するのもカヌーのためです。単位を取らないと試合に出られないので(笑)。なぜそんなに好きなのか言葉で説明するのは難しいんですが、乗ってみてもらえればわかると思います。」調子のいいときは、水の上を飛んでいるような感覚になるのだという。「勝ったときに嬉しいのはもちろんですが、負けたときにも競い合った楽しさや上位の人から学ぶ嬉しさがありますね。『カヌーのために何でここまでやらないといけないの』と感じたときが引退のときだと思っています。2020年までは絶対にないですけど。」
2014年インカレ ペア表彰式 左:新岡さん 右:佐山建人さん
今の目標は、リオデジャネイロオリンピックに出場することだ。オリンピック予選を兼ねた今年8月の世界選手権、11月のアジア大陸予選には2人乗りで出場するので、前の選手とタイミングを合わせるため集中力や精神力が普段以上に求められる。「僕はナショナルチームでは一番若く、周りはほとんどが社会人なので、普段とは違う環境でいろいろなことを吸収したいと思います。」
選手としての最終目標は、オリンピックや世界選手権など、世界レベルの大会で金メダルを取ることだ。大好きなカヌーで世界一に輝く新岡さんを見てみたい。