サイバー犯罪被害防止をテーマに「アイデアソン」を開催
(写真左から)
池上祐基さん(情報理工学部3回生)
高岡伸明さん(情報理工学研究科修士課程1回生)
「SNSの投稿内容に、個人情報の有・無を検出して、警告を出すアプリ」。このアイデアが生まれたのは、昨年12月11日・12日に立命館大学びわこ・くさつキャンパスで行われた、サイバー犯罪被害防止をテーマにした「アイデアソンin立命館」でのこと。アイデアソンとは、アイデアとマラソンをかけ合わせた造語。特定のテーマに興味と知識を持ったプログラマーたちが、決められた期間内でいかに優れたアイデアと技術(プログラム)を生み出せるかを競う耐久イベント「ハッカソン」の準備として、企画のアイデアのみを出し合い、まとめていくイベントである。今回、企画・運営に携わったのは、情報理工学部3回生の池上祐基さんと情報理工研究科修士課程1回生の高岡伸明さんだ。
手口が巧妙化するサイバー犯罪。このような中、京都府警察本部サイバー犯罪対策課と情報理工学部の島川博光教授、ターウォンマット・ラック教授と法学部の宮脇正晴教授が研究会を立ち上げ、サイバー犯罪被害防止対策ソフトウェアについて協議されていた。「有志の学生で何かアクションをできないか」という先生方の意向で声をかけられた2人が中心となり、開催まで4カ月という短い期間の中、アイデアソンの企画・準備が進められた。
その場で結成されたチームでアイデアを出し合うことがアイデアソンの醍醐味の1つ。学年・興味分野を超えて集まった12名の立命館大学の学生がチームに別れ、各チームに京都府警の方が1人参加し、1チーム4名体制で開催した。冒頭、参加者の共通点を探すというアイスブレイクを実施した。このアイスブレイクをきっかけに、社会人と学生の壁がなくなり和やか雰囲気になり、意見交換もスムーズに行われる良いきっかけとなったそう。また、京都府警の方が参加されたことで、サイバー犯罪被害の深刻な問題を肌で感じることができたという。1泊2日という限られた時間の中、各チームアイデアを出し合い、プレゼンテーションを実施し、アイデアソンは無事に終了した。
「第三者の意見を聞くと、インスピレーションが触発され、知見が深まりました」と審査員として参加した2人はいう。高岡さんは現在、電力使用量が急激に高騰しないように、家庭での時間別電力使用を把握できるセンサーの開発に挑戦している。今回の刺激をもとに「今後はさらに研究を発展させていきたい」と意欲を新たにしていた。今年、規模を拡大した立命館ハッカソンを開催する予定で、できれば今回の反省を活かして参加したいという2人。池上さんは「運営側ではなく実践側で優秀賞を狙いたい。可能なら今まで自分が参加してきたハッカソンで関わってきた人たちの協力を得て、今までにない、ブラッシュアップした学生主催のハッカソンにしたい」と意気込みを語ってくれた。アイデアソンを機に学びや研究をさらに発展させていく2人。今後の彼らが世の中を変える新たなアイデアを生み出していくことに期待したい。
手口が巧妙化するサイバー犯罪。このような中、京都府警察本部サイバー犯罪対策課と情報理工学部の島川博光教授、ターウォンマット・ラック教授と法学部の宮脇正晴教授が研究会を立ち上げ、サイバー犯罪被害防止対策ソフトウェアについて協議されていた。「有志の学生で何かアクションをできないか」という先生方の意向で声をかけられた2人が中心となり、開催まで4カ月という短い期間の中、アイデアソンの企画・準備が進められた。
その場で結成されたチームでアイデアを出し合うことがアイデアソンの醍醐味の1つ。学年・興味分野を超えて集まった12名の立命館大学の学生がチームに別れ、各チームに京都府警の方が1人参加し、1チーム4名体制で開催した。冒頭、参加者の共通点を探すというアイスブレイクを実施した。このアイスブレイクをきっかけに、社会人と学生の壁がなくなり和やか雰囲気になり、意見交換もスムーズに行われる良いきっかけとなったそう。また、京都府警の方が参加されたことで、サイバー犯罪被害の深刻な問題を肌で感じることができたという。1泊2日という限られた時間の中、各チームアイデアを出し合い、プレゼンテーションを実施し、アイデアソンは無事に終了した。
「第三者の意見を聞くと、インスピレーションが触発され、知見が深まりました」と審査員として参加した2人はいう。高岡さんは現在、電力使用量が急激に高騰しないように、家庭での時間別電力使用を把握できるセンサーの開発に挑戦している。今回の刺激をもとに「今後はさらに研究を発展させていきたい」と意欲を新たにしていた。今年、規模を拡大した立命館ハッカソンを開催する予定で、できれば今回の反省を活かして参加したいという2人。池上さんは「運営側ではなく実践側で優秀賞を狙いたい。可能なら今まで自分が参加してきたハッカソンで関わってきた人たちの協力を得て、今までにない、ブラッシュアップした学生主催のハッカソンにしたい」と意気込みを語ってくれた。アイデアソンを機に学びや研究をさらに発展させていく2人。今後の彼らが世の中を変える新たなアイデアを生み出していくことに期待したい。