日本一への挑戦を経て ~立命館大学アメリカンフットボール部パンサーズ主将の思い~
田辺大介さん(経済学部4回生)
2016年1月3日に行われた、アメリカンフットボール日本選手権「プルデンシャル生命杯 第69回ライスボウル」社会人代表パナソニックインパルスと学生代表立命館パンサーズとの、日本一決定戦。結果、パンサーズは19-22で惜しくも敗れたが、「全力を尽くしたので、悔いはない」と主将の田辺さんはいう。
高校時代に出会ったアメリカンフットボール。緻密な戦術と、ボールを持っていない全ての選手の動きが入念に計算されたプレーに魅了され、すぐにのめり込んだ。大学では、練習内容、設備など高校時代とは桁違いの環境が整っており、ますますアメリカンフットボールへの熱が高まった。練習中から活気があり、好プレーするとチーム全体で盛り上がる。その雰囲気は、プレーする選手に喜びを与えてくれたそう。
2015年の春、主将に立候補した田辺さん。その年の春リーグでは、学生相手に立て続けに敗戦。自分たちが弱いということを改めて認識し、気が引き締まったと振り返る。変えなければいけないのは選手たちの意識、なにがなんでも勝つという執念をチーム全体で意識すること。そのためには、練習や基礎体力作りなど自分たちができることを、日本一のレベルでやるしかない。妥協することなく、厳しい練習を自らに課してきた。
高校時代は、目標も持たず目の前のことをやるという性格だったが、大学に進学し、また主将になってからは、考えて、考えて、行動するようになっていたそう。「選手一人ひとりの個性を見極め、それを引き出す。心に響くようなアドバイスを心がけました」と田辺さん。
学生の本分である学業においても気を緩めることなく、全力で取り組んできたパンサーズ。アメリカンフットボールと学業を両立するために「アメフト日本一」、「尊敬され支援されるチームになる」、「立命館大学生として成長する」 という3つのスローガンを掲げている。練習を理由に学業がおろそかにならないようにと、1、2限の前には、びわこ・くさつキャンパスの噴水前に集合し、みんなで授業に出席しているそう。「大学でアメフトに没頭していた4年間、体格、プレーはもちろん、物事の考え方、勉強への取り組み方など人間として1番成長しました」という田辺さんの眼差しは、達成感で満ちていた。
田辺さんの戦いは、5年ぶりの学生日本一という成績で幕が閉じた。「今は正直、ぬけがら状態です。後輩たちには、大変な時期もあると思うが後悔しないように行動してほしいと伝えたい。部活引退後は、もう、パンサーズの一員としてフィールドに立つことができないのだから」。田辺さんは今後、アメフトを続けるつもりはないという。今までスポーツ一筋だったので、スポーツ以外の何か新しい夢に出会えたらと、新しい自分に期待を膨らませていた。田辺さんが新たな第一歩を踏み出したことは間違いない。立命館で過ごした経験を活かして、今後、どんな世界で活躍してくれるのかを楽しみにしたい。
高校時代に出会ったアメリカンフットボール。緻密な戦術と、ボールを持っていない全ての選手の動きが入念に計算されたプレーに魅了され、すぐにのめり込んだ。大学では、練習内容、設備など高校時代とは桁違いの環境が整っており、ますますアメリカンフットボールへの熱が高まった。練習中から活気があり、好プレーするとチーム全体で盛り上がる。その雰囲気は、プレーする選手に喜びを与えてくれたそう。
2015年の春、主将に立候補した田辺さん。その年の春リーグでは、学生相手に立て続けに敗戦。自分たちが弱いということを改めて認識し、気が引き締まったと振り返る。変えなければいけないのは選手たちの意識、なにがなんでも勝つという執念をチーム全体で意識すること。そのためには、練習や基礎体力作りなど自分たちができることを、日本一のレベルでやるしかない。妥協することなく、厳しい練習を自らに課してきた。
高校時代は、目標も持たず目の前のことをやるという性格だったが、大学に進学し、また主将になってからは、考えて、考えて、行動するようになっていたそう。「選手一人ひとりの個性を見極め、それを引き出す。心に響くようなアドバイスを心がけました」と田辺さん。
学生の本分である学業においても気を緩めることなく、全力で取り組んできたパンサーズ。アメリカンフットボールと学業を両立するために「アメフト日本一」、「尊敬され支援されるチームになる」、「立命館大学生として成長する」 という3つのスローガンを掲げている。練習を理由に学業がおろそかにならないようにと、1、2限の前には、びわこ・くさつキャンパスの噴水前に集合し、みんなで授業に出席しているそう。「大学でアメフトに没頭していた4年間、体格、プレーはもちろん、物事の考え方、勉強への取り組み方など人間として1番成長しました」という田辺さんの眼差しは、達成感で満ちていた。
田辺さんの戦いは、5年ぶりの学生日本一という成績で幕が閉じた。「今は正直、ぬけがら状態です。後輩たちには、大変な時期もあると思うが後悔しないように行動してほしいと伝えたい。部活引退後は、もう、パンサーズの一員としてフィールドに立つことができないのだから」。田辺さんは今後、アメフトを続けるつもりはないという。今までスポーツ一筋だったので、スポーツ以外の何か新しい夢に出会えたらと、新しい自分に期待を膨らませていた。田辺さんが新たな第一歩を踏み出したことは間違いない。立命館で過ごした経験を活かして、今後、どんな世界で活躍してくれるのかを楽しみにしたい。