山浦 一保 教授

監督のリーダーシップを研究、勝つチームの秘訣を探る。
スポーツ選手にとって、人間関係やコミュニケーションを充実させることは非常に重要だ。監督やコーチ、チームメートとの関係は、選手のモチベーションや技術の向上に大きな影響を与える要因である。人間関係論やリーダーシップ論を研究する山浦一保教授は、とりわけ影響力の大きいスポーツチームの監督に注目する。
「監督がどのような指導を行えば、選手のモチベーションは高まり、『勝つチーム』がつくられるのか。監督を対象としたリーダーシップの研究を行い、それを明らかにしたいと思います。リーダーとは常に悩むもの。チームづくりの拠り所となるリーダーの在り方を示していきたいですね」。スポーツ健康科学部には、「スポーツ」と「健康」をキーワードに、文理を問わず幅広い学問領域の研究者が集まる。
「人間関係論やリーダーシップ論は、人の心の動きに迫る研究。人とのかかわりから生じ、チームの成果にも影響するやる気やストレスといった心理的現象を、身体や体内の状態の測定と合わせて理解することも必要だと考えています。いずれは自然科学系の研究者との共同研究に取り組み、チームプレーで『監督を科学』していけたらと期待しています」。
山浦 一保 教授

- 主な研究テーマ
- リーダーシップ、人間関係構築に関する心理学的研究
- KEYWORD
- リーダーシップ、集団力学(グループ・ダイナミックス)、上司-部下間の相互作用プロセス、キャリア発達
- 詳しいプロフィール
- 立命館大学研究者データベース 山浦 一保 教授