藤田 聡 教授

研究を現場で役立て、スポーツで高齢者を元気にする。
「老化とともに筋量が減少する原因のひとつは、運動不足と栄養障害です。どのような運動やサプリメントの摂取が、筋量の減少を防ぐために有効なのか。それを探るのが私の研究です」。これまでの研究で、エアロビクスなどの有酸素運動が加齢に伴う栄養障害の改善につながることや、アミノ酸の摂取が筋量の増加を刺激することを明らかにした。
「この研究の面白さは、メカニズムの解明にとどまらず、研究の成果を現場で応用できること。スポーツ健康科学部は、地域や企業と連携して、研究を社会に役立てることを重視します。私も自治体との連携で高齢者向けの運動教室を開催するなど、地域に根づいた運動プログラムを提供していきます」。現場で運動指導を行う際には、スポーツ科学や健康運動科学の知識だけでなく、コーチングやスポーツマネジメントなど、社会科学の知識も必要になる。
「びわこ・くさつキャンパスの強みを活かして、総合的・学際的な知識を持った学生を育てたいですね」。
藤田 聡 教授

- 主な研究テーマ
- 骨格筋タンパク質の代謝応答
- KEYWORD
- 骨格筋、栄養摂取、タンパク質、加齢、運動、筋収縮、エネルギー代謝、インスリン抵抗性
- 詳しいプロフィール
- 立命館大学研究者データベース 藤田 聡 教授