種子田 穣 教授

スポーツに経営学を。

NFLの成功モデルに学べ、日本のスポーツビジネスの未来。

日本では、「スポーツ」と「ビジネス」がなかなかうまく結びつかない。スポーツビジネスを専門にする種子田穣教授が、その理由を語る。

「そもそも日本のプロスポーツは、プロ野球に象徴されるように、利益を得るためではなく、企業のイメージアップとしての役割が大きかったからです」。つまり、日本のスポーツビジネスはまだまだ発展途上にあるといえる。「今後発展させていくには、海外のビジネスモデルから学ぶことも大切です。そのいい事例が、アメリカで最も成功しているNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)でしょう。スポーツにとって最も大切なのは、ゲームの質。そこで、チーム間の戦力を均衡させて、観客にとって試合が面白くなる仕組みを次々つくっているんです。

また、プロスポーツリーグではリーダーが重要な役割を果たします。リーダーの資質は学校教育など、いろいろな経験のなかから身についていきます。豊かな人間性とリーダーシップを備えた指導者を増やすこと、これも産業の発展に重要です」。スポーツ健康科学部では、こうした海外プロスポーツの成功事例を学べるほか、国内ではプロスポーツの現場で学ぶ機会も豊富だ。

「好きなスポーツを通じ、ビジネスやマネジメントに強くなるという目標を持って培った力は、将来どんな企業にも通用する力なのです」。

種子田 穣 教授

種子田 穣 教授
主な研究テーマ
プロスポーツについての事例研究
KEYWORD
プロスポーツビジネス、スポーツマネジメント、スポーツリーグマネジメント
詳しいプロフィール
立命館大学研究者データベース 種子田 穣 教授
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