【SX-CRANE】Connect & Networking Day に参加しました
研究代表者の佐伯和人教授
2026年5月29日、東京・X-NIHONBASHI TOWERにおいて、「SX-CRANE Connect & Networking Day」(JAXA宇宙戦略基金事業部主催)が開催されました。本会合には、宇宙戦略基金事業第一期および第二期においてSX拠点として採択された全国10拠点の代表機関・連携機関の研究者や関係者など、約100名が参加しました。
冒頭では、プログラムオフィサー(PO)の角南氏より、我が国の宇宙研究開発をさらに発展させるためには、各拠点が連携し、ネットワークを構築しながら日本全体で宇宙研究を盛り上げていくことが重要であるとのメッセージが示されました。その後、第二期採択拠点による拠点概要の紹介に続き、全国10拠点それぞれの活動状況や研究開発の進捗について報告が行われました。また、会場ではポスターセッションも実施され、研究者や技術者同士が活発に意見交換を行うなど、拠点間の交流とネットワーク形成が進められました。
研究分担者の出村裕英教授
ポスターインデクシングの様子、
向井千秋PO補佐らへ説明する佐伯教授、出村教授
月面フロンティアSX拠点からは、研究代表者の佐伯和人教授と、連携機関の一つである会津大学 研究分担者の出村裕英教授より、研究開発の進捗状況について紹介を行いました。特に参加者の関心を集めていたのが、会津大学が整備を進めている「レゴリス静電浮遊チャンバー(箱庭チャンバー)」です。この設備は、月面におけるレゴリス(粉塵)の静電気による飛散・付着現象を再現し、その対策技術を検証するための試験設備です。光学試験に対応した黒色塗装、世界最大級となる深さ56cm X 内寸120cmx160cmのレゴリス土槽を備え、2028年4月からの一般供用開始に向けて、月面環境を模擬した温度・電界制御設備の開発ならびに試験運用が進められています。
本会合を通じて、各拠点の研究開発状況や設備整備の進捗を共有するとともに、研究者間の新たなつながりや連携の可能性を広げる貴重な機会となりました。今後も月面フロンティアSX拠点では、他拠点との連携を深めながら、月・火星探査に資する研究基盤の構築と人材育成を推進してまいります。
<本事業は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)による宇宙戦略基金の委託事業として実施しています。>
参考リンク
宇宙戦略基金WebサイトよりSX-CRANE Connect & Networking Dayの開催レポート