月面フロンティアSX拠点
「月面探査・利用を産業化するための 宇宙機器開発・人材育成拠点」
概要
本拠点は、月・火星でのインフラ整備と産業利用の時代を見据え、月面・地下の探査技術、資源探査、地盤調査、現地環境再現、宇宙機器開発、人材育成を一体的に推進する人類が宇宙進出する時代に対応した総合拠点です。
宇宙資源学と地盤工学を融合し、月面レゴリスやダスト環境を再現できる試験装置・実証フィールド・シミュレータを整備することで、探査・資源採取・建設に必要な多様な機器開発を支援します。産学連携による技術高度化とともに、学生・企業技術者を対象とした教育プログラムを展開し、日本の宇宙産業力の強化に貢献します。
本拠点の研究開発項目
01 コアサンプラー/地下掘削・レゴリス採取
02ボアホールプローブ/地下計測
03 レゴリスTG-DTA/水資源・揮発性物質分析
04 月・火星面ダスティ環境再現技術開発/ダスティ環境再現
背景:探査から建設・資源利用へ
月面に基地や産業インフラを築くには、レゴリスの特性理解、基礎地盤の評価、資源分布の把握が不可欠です。しかし、日本では月面地盤や地下資源に関する専門人材や実証環境が不足しており、欧米に比べ開発の遅れが指摘されています。本拠点は、地盤調査・資源探査・建設技術を本格的に推進するために設立されました。
本拠点が創出する研究・開発環境
月・火星の地表・地下探査技術、水・金属元素などの資源探査技術、ダスト環境下で動作するロボット・計測器の開発に対応した包括的な環境を整備
月面条件を再現するダスト試験装置、真空・熱環境の試験設備、レゴリス試験フィールド、数値シミュレータを提供
産学官連携による、装置開発から実証、スタートアップ創出、教育までをつなぐ統合的な研究開発体制
国際的に競争力のあるDust Testing Facilitiesを備えた月面環境再現の中核拠点
強み・独自性
「かぐや」「はやぶさ2」「SLIM」「LUPEX」など、日本の主要探査ミッションに携わった研究者が参加し、宇宙探査装置開発・運用・成果の知見を活用
月面土木工学や力学特性を再現した新しい月レゴリスシミュラントの開発などですでに実績を上げている研究者が参加し、国際的に競争力のある装置開発をけん引
宇宙探査や地盤・資源探査を横断する専門性を集約しつつ先端企業・研究機関・自治体と連携した、装置開発〜環境再現〜実証試験までのワンストップ体制
全学的な支援ネットワークを活かし、
(1) 宇宙機器開発の加速
(2) 月面インフラ創成産業や、月面資源利用産業の基盤づくり
(3) 人材育成の体系化を総合的に推進
以上を総合的に推進し、月面探査・利用の産業化を支える研究開発・人材育成拠点の形成を目指す。