アドビ株式会社×立命館
アドビのツールを楽しく活用して
学生も、教職員も、もっとクリエイティブに!
「Adobe Creative Campus Day」開催
OUTLINE
2025年11月7日、大阪いばらきキャンパスで、「Adobe Creative Campus Day」が開催されました。
立命館とアドビ株式会社は、2023年に連携・協力協定を締結。2024年4月には、日本初の「Adobe Creative Campus」として、5万人の児童・生徒・学生・教職員に対してクリエイティブツールAdobe Expressを配布し、講演やワークショップの開催などを通して、学生や教職員のクリエイティブデジタルリテラシーを育成してきました。
「Adobe Creative Campus Day」は、これまでのようにターゲットを絞った単発の講座ではなく、学生も教職員も含むキャンパス全体で、アドビのクリエイティブツールを自らの活動の中で積極的に活かしていこう!という「お祭り」企画です。アドビ認定の学生リーダーであるAdobe Student Ambassadorも運営に参加してイベントを盛り上げました。
この日開催されたのは、アドビのクリエイティブツールを、具体的なシーンの中でどのように活用できるのかを実習形式で学べるセミナーです。学生向けだけでなく、教員が授業で活用できる動画制作スキルを学ぶセミナーにも多くの参加者がありました。同時に、申込不要ですぐに楽しめるポップアップイベントも開催。会場となったH棟のテラスゲートでは、Adobe Expressを活用したオリジナルキーホルダーづくりや写真の加工を思い思いに楽しむ姿が見られました。
EPISODE
EPISODE01
学生向けセミナーは、
Adobe Expressを使った
就活用自己PRスライド作成
学生向けのセミナーとして開催されたのは、「AI時代の“伝わる”就活術セミナー ~Adobe Expressで魅せるガクチカ~」。AIの進化により企業で求められるスキルは変化しています。特に、デジタルツールを活用する力と、自分の強みを効果的に伝える力は就職活動においても重要となっています。このセミナーは、Adobe Expressを使ってこの二つの力を身につけ、実際に活用できるように実習形式で学ぶものです。午前、午後、2回開催されたセミナーに参加した学生は、対面とオンラインを合わせて143名にのぼりました。
実習に先立ち、新卒採用の求人サイトを運営する株式会社ワンキャリアのマーケティング部大学渉外担当の伊東 有希氏より、就活の最新状況に関して「令和の就活はAIを使うのが当たり前」「就活の文章は体系化されているのでAIで代替可能な部分が多い」との解説がありました。その結果、企業の人事担当者に学生の個性が見えにくくなってきているため、エントリーシートに加え、自己PRによって「自分らしさ」を表現すること、その際に「何をどのように伝えるのかが重要になっている」との説明もありました。
続いて、アドビ株式会社プロジェクトマネジメント本部 部長 冨田 洋平氏による自己PRスライド作成の実習セミナーが行われました。自分を象徴する画像1点と自己PR文を合わせて1枚のスライドを作成するものです。作成に当たっては「誰に、なぜ見てもらうのかという目的を明確にし」「目的を表現するのに必要なテンプレートを選び」「デザインや文章を微調整する」とのポイントが示されました。具体的な操作方法についても説明があり、不明点がある学生は、その場で挙手し、アドビのスタッフやAdobe Student Ambassador※の学生と一緒に解決していました。生成AIの活用方法を学ぶ一環として、私服姿の自分の画像をスーツ姿に変える実演も行われました。
※学生の視点からアドビ製品の活用と、立命館学園全体のクリエイティブなデジタルリテラシー向上を推進する役割を担います。立命館大学と立命館アジア太平洋大学の学生らが日本で初めてアドビに認定されました。最後は、数人の学生が作成したスライドを発表し、講師のお二人がフィードバックを提供。独自性への評価、より具体的に、数字を盛り込むと説得力が増すこと、見出しとして印象的なキャッチコピーを入れると効果的であること、学生時代に経験したことのエピソードだけでなく、その時どのような課題意識を持ち、その後どのような行動を起こしたかなども盛り込むとよいなど、具体的、実践的なアドバイスが送られていました。
EPISODE02
教職員向けセミナーは、
Adobe Premiereでの授業用動画制作
講師にはアドビ本社から映像のプロを招聘
今回のイベントの大きな特徴は、教職員向けのセミナーも企画されたことでした。立命館大学では、授業時間割の変更にともなってビデオ・オン・デマンド授業の提供が必須となり、教職員から、動画制作のスキル習得に強いニーズがありました。そこで企画されたのが、映像のプロも使用する本格的な動画編集ツールAdobe Premiereによる動画作成セミナーでした。
講師は、アドビ米国本社のヤマギシ アツコ氏。ハリウッドで映画制作に携わるチームに所属し、普段はクリエーターを中心としたレクチャーをしている映像のプロです。イントロダクションとして、編集の基本となるシンプルな5つのステップについて解説が行われた後、ヤマギシ氏の用意した材料を使いながら、資料スライドを音声に合わせて編集する方法、音声の内容に合った動画や資料スライドを合わせていく方法など、授業用動画に特化した制作方法が紹介されました。


Adobe Premiereは誰もが動画制作の楽しさが味わえる間口の広さがある一方、プロのクリエイターにも使われる高度な編集機能を備えたツールです。ヤマギシ氏は、授業用動画の制作に必要なポイントを、分かりやすく、実際に作業しながら説明していきました。その中で、作業効率を格段に上げられるTIPSや、いきづまった時の解決法もふんだんに紹介されます。タイムライン、プロジェクトパネル、プログラムモニターといった作業画面についても、調理におけるまな板、冷蔵庫、お皿に例えてわかりやすく説明。ステップごとの説明の後には十分な作業時間がとられ、個別の質問に対応しました。ヤマギシ氏のていねいな説明に大きくうなずいている姿に、納得しながら確実に作業を進める様子がうかがえました。
セミナーの最後には、同じ材料を使ってヤマギシ氏自身が制作した動画が「参考例」として紹介されました。「毎日使っていただいているうちに、このような動画も簡単に作れるようになり、Premiereって簡単だな、使いやすいなと思っていただけると信じています」とのヤマギシ氏の言葉で実習は締めくくられました。
EPISODE03
テラスゲートでの
ポップアップイベントに長い列
「楽しい!」「今度はパソコンでやってみます」と大好評
セミナーとは別に、事前申込不要で誰でも自由に参加できるポップアップイベントがH棟 OIC Cafeteria前のシンボルプロムナードやTERRACE GATEで終日開催されました。1つは「立命館特別仕様!Expressフォトブース」。設置された漫画風背景のフォトブースでスマホ撮影した写真をAdobe Expressで思い思いに加工して楽しむものです。集中線を背に撮影した写真はそれだけでも漫画風ですが、テンプレートから「ゴゴゴ」「パチパチ」などのテキスト素材を選択してレイアウトすることによってさらに漫画らしくなり、楽しさも倍増します。授業の合間に立ち寄った学生や教職員がAdobe Student Ambassadorに説明を受け、楽しそうにグループで撮影し、わいわいと話しながら加工している様子が多く見られました。外国人留学生が漫画風の画像制作を積極的に楽しんでいる姿も印象的でした。
もう1つは、手持ちの画像をAdobe Expressのテンプレートで加工してプリントアウトし、オリジナルのキーホルダーをつくる「ExpressキーホルダーDIYブース」です。友達と撮った写真やペットの写真などを表面に、裏面には立命館オリジナルの画像を入れて自分だけのキーホルダーをつくっている人が多く「もう卒業なので、立命館のいい記念になりました」と喜んでいる姿が見られました。Adobe Expressを初めて使ったという学生は、「面白かったです。スマホではやりにくい部分があったので、今度パソコンで使ってみようと思います」と笑顔で話していました。


いずれも授業の移動・休憩時間には長蛇の列ができる人気ぶりで、学生だけでなく、教職員も楽し気に列に並ぶ姿が印象的でした。「Adobe Creative Campus Day」オリジナルパッケージのソフトキャンディ菓子も配布され、まさに「お祭り」の雰囲気。Adobe Student Ambassadorも、手すきの時には自分たちでも写真を撮ったり、キーホルダーをつくったりして楽しんでいました。
REFLECTION
プロジェクトを終えて、関わった方々の
振り返りをお聞きしました
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立命館大学 副学長 社会共創推進本部 本部長
三宅 雅人教授
アドビ株式会社との連携・協力協定以降、定例のミーティングの中で、立命館大学の学生・教職員に向けてどのように教育コンテンツを充実させていくかを話し合い、行動してきました。こうして作り上げてきた基盤を、今後はさらに発展的に活用してもらえるフェーズに移行していく時期に来ていると考え「Adobe Creative Campus Day」を企画しました。
目指したのは、学園ビジョンR2030に基づくイノベーション・創発性人材の育成、ITリテラシーの底上げ、そして、国際的な力量形成です。立命館大学ではAdobe Expressのアカウントを全学生に配布していますが、そのことがすべての学生に十分に浸透しているかといえばまだ不十分な面があります。そのため、まずは裾野を広げ、とにかく使ってもらう、使ったことのないソフトやこれまでの用途と違う使い方もしてもらう、そんなイベントを開催したいと思いました。
一方で、超一流の講師によるセミナーも開催しました。ハリウッドで映画制作に携わり、映像のプロとして世界的に活躍されているヤマギシ アツコ氏に直接指導いただくことで、教職員にとっても学生にとっても非常にプラスとなる、国際的な体験をしてもらえたのではないかと思います。クリエイティブなスキルを身につけようとする中で生じる初歩的な疑問、一人では解決に時間がかかるような課題に対しては、身近な学生であるAdobe Student Ambassadorが対応してくれていました。
今後も、クリエイティブスキルの向上を通して、学生一人ひとりが自分のやりたいことをスムーズに実現でき、先生方が動画制作のご負担を少しでも軽減していだけるようになると良いなと考えています。

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アドビ株式会社 教育事業本部 執行役員 本部長
小池 晴子氏
日本の大学で初めて開催した「Adobe Creative Campus Day」。クリエイティブの楽しさを、さまざまな形で多くの学生さんと教職員の方々に感じていただける「お祭り」になるといいなと考えて企画しました。ポップアップブースを回っていると、授業の後にグループでやってきて、ワイワイ楽しそうに作業されている様子を拝見でき、とてもうまくいったと感じています。先生方や職員の方も予想以上にたくさん来てくださって、「お祭り」にふさわしい雰囲気になったのではと思います。Adobe Student Ambassadorがキャンパスにすっかり定着している様子にも感銘を受けました。
学生さんのセミナーは「楽しい」に加えて、就職活動の追い風になるようなものを企画しました。AIの台頭で就職活動の在り方もどんどん変わってきていますので、生成AIやクリエイティブツールを自己PRに上手に活用いただければと考えています。先生方のセミナーは、授業で使われる動画制作への強いニーズにお応えした企画です。Premiere は敷居が高いと思われる先生方もいらっしゃると思いますが、こちらもAI機能の拡充により、例えば精度の高い文字起こし機能など、先生方にとっても「やりたいことができる便利なツール」です。今回のようなセミナーなどの機会で、先生方のニーズやお困りごとに少しでもお応えできればと思います。
今後も、三宅先生はじめ立命館の皆様との意見交換の中で生まれるさまざまなアイデアをどんどん形にし、より多くの学生・教職員の皆様のクリエイティブ・デジタルリテラシー向上にアドビのツールがお役に立てるよう努めて参ります。

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Adobe Strategic Development Manager Digital Video and Audio
ヤマギシ アツコ氏
受講してくださった先生方は、それぞれのご専門分野のプロであり、言葉のプロでいらっしゃいます。これまでの授業の中で、ご自身の声とホワイトボード上の文字やスライドによって伝えてこられたことを、いかにストレスなく動画として落とし込んでいただけるかにフォーカスし、基本のステップを踏んで、まずは書き出しをするというところまで到達していただくことを目標にしました。
不十分な面も多々あったと思いますが、「便利なんですね」「こんなことはできるの?」などの反応をいただけたことをありがたく感じています。アカデミー賞を目指す映像のプロとはまた違うAdobe Premiereの使い方、「ここさえおさえれば動画が書きだせる」という方法をお伝えすることによって、お忙しい中で動画制作をされるご負担の軽減につなげることが、私たちの任務の1つであるということを再認識させていただきました。

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アドビ株式会社 プロジェクトマネジメント本部 部長
冨田 洋平氏
参加した学生の皆さんにAdobe Expressを知ってもらい、うまく活用すれば就活に役立つエッセンスがあるかもしれないと感じてもらうこと、何か一つでも自分の将来につながるものを持って帰ってもらえるといいなと考えていました。私自身も採用を担当しているので、採用側がどのような目線で学生を見ているのかについてもお伝えできたのではないかと思います。
皆さんの様子を見ていると、好奇心が旺盛で、吸収するのもとても早いと感じました。Adobe Expressだけではなく、動画編集など他のソフトを活用する良いきっかけになれば思います。自己PR動画を制作して就活に臨む人が出るかもしれませんね。
始めてお会いしたAdobe Student Ambassadorの学生さんの積極性にも感心しました。午前のセミナーの後、「もっとこうすれば学生に喜ばれるのでは?」「ここをもっとわかりやすくした方がいいのでは?」というフィードバックをもらったんです。学生さんと近い目線からの気づきを伝えてくれて非常に助かりました。セミナー中にも献身的なサポートをしてくれましたし、このイベントをもっと良くしたいという気持ちを持ち、それを表現してくれたことに感謝しています。

VOICE
イベント参加者の声
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賀川 結伊さん(経営学部 3回生)
Adobe Expressの使い方を知りたくて学生向けセミナーに参加しました。背景が透過できたり、服装を変えたりといった機能があることもわかってとても面白かったです。就活の提出物のフォーマットや見出しのつけ方もわからなかったのですが、今日参加したことで、目を引くインパクトのあるスライドの作り方もわかりました。AIの時代だからこそ独自性が大事だということ、自分の魅力を伝えることの必要性などを採用側の視点から教えていただくことができ、大変勉強になりました。

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河岸 空知さん(政策科学研究科 博士前期課程 1回生)
アドビの講演やワークショップに参加したのは初めてです。Adobe Expressを学会でのポスター発表に使えるんじゃないかと考えたのが参加のきっかけでした。ていねいに教えていただけたので、1時間でとても良い経験をすることができました。もちろん就活にも使えると思いますし、それ以外にもさまざまな活動に活かせるのではないかと思っています。

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田中 楓美さん(政策科学研究科 博士前期課程 1回生)
自分の活動について発信していく際に、クリエイティブな画像編集ができたら強みになると思い、参加しました。Adobe Expressを使うこと自体が初めてだったので、自分の活動について発信していく際に、クリエイティブな画像編集ができたら強みになると思い、参加しました。Adobe Expressを使うこと自体が初めてだったので、どんな機能があるのかな?と探りながら自己PRスライド作成の体験をさせていただきました。これをきっけかに活用できたらいいなと思っています。これをきっけかに活用できたらいいなと思っています。

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楠 大輝さん(情報理工学部 1回生)
今回のワークショップを通じて、初めてAdobe Expressを利用しました。ワークショップに参加する前は、自分はうまくできるか不安でしたが、AI機能を用いることで簡単に自分の考えるものを形にでき、短時間のワークショップでしたが完成度の高い成果物を作ることができました。これからもAdobe Expressを上手に活用し、勉強や就活などにも役立ていきたいと思いました。

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金 相憲さん(政策科学部 4回生)
以前からアドビの製品を使っています。私のように画像や映像を学んだことがない人でも問題なく使えるよということを他の学生に伝えたくてAdobe Student Ambassadorのメンバーになりました。今日はポップアップイベントのキーホルダーの制作ブースでAdobe Expressの使い方などを伝えています。参加してくれた学生や教職員の方が、とても楽しんでくれている様子にやりがいを感じています。Adobe Student Ambassadorの活動を通して学部外の友人が増え、人間関係が広がりました。活動を通じて出会ったメンバーとの交流や、イベントでの経験は、卒業後、社会に出ても活かせると思います。

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田中 宏明氏(北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター博士研究員)
北海道大学も2024年10月に「Adobe Creative Campus」に加盟し、さまざまな取組みを始めたところです。今日はイベントの開催状況を参考にさせていただきたくて見学に参りました。どのような雰囲気の中、どのようなことをされているのか、学生さんや先生方がどのような困りごとをどのように解決されているのかを直接知ることができ、非常に良かったと思います。北海道大学でも、いずれこのような大きなイベントを開催できればと考えています。

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