キャンパスアジア・プログラムでの学び
目標とする人材像

東アジアグローバルリーダーの養成

東アジアグローバルリーダーとは、東アジアに関する人文学的な教養・知性を持って、国際的な組織・集団・社会の活動を円滑に進めてゆく人材を意味します。具体的には、以下の4つのモデルに当てはまる人材を養成します。

知識モデル 実践的な中国語・朝鮮語・日本語・英語の語学力を持ち、東アジアの文化・社会・歴史等に深い知識と理解を有する。
行動モデル 現地の状況を直接見聞きし、現地の人びとと直接交流し、人間・社会・歴史・生活を根底に据える人文学のバランスのある知性をもって、東アジアに横たわる諸問題をグローバルな視点で考察・分析し、解決に向けて行動・実践に移す。
コミュニケーションモデル 多様な言語、多様な文化背景を持った人びとが集まる国際的な環境・組織・社会のなかで、根拠にもとづいて自分の意見を発信し、異なる意見にも耳を傾け、異文化理解力と多文化調整力を発揮し、コミュニティの活動を円滑に推進していく。
キャリアモデル 東アジアを中心とした世界を舞台に活動する企業・公共機関・教育研究機関・NPO、身近なボランティア・サークル・地域社会のなかで多文化共生・多言語協働の環境づくりに積極的に参加し、貢献する。

修得する3つの力

  • 語学力

    東アジアで活躍するための基盤として、中国語と朝鮮語を同時学習し、実践的な運用能力を培います。また、新設されたAGコースに参加する学生は、国際色豊かなAPUで世界各国からの留学生とともに、英語で運営される専門科目を履修し実践的な英語力を養います。卒業時までにHSK、TOPIK5級以上の取得をめざします。

  • 東アジア人文学専門知識

    東アジアの人文学への深い理解のために、特化された専門科目群「東アジア人文学科目群」を、移動キャンパス時に現地の言葉で学びます。語学をツールに、東アジアをグローバルな視点から考察・分析できる専門的知識を修得します。これらの学びをふまえて、4年次に卒業論文と3カ国語で記された卒業論文要旨を執筆します。

  • 国際協働のための
    コミュニケーション能力

    国際協働で必要となる異文化理解と多文化間調整の能力は、2・3年次の移動キャンパス時の授業や宿舎生活の両面で養っていきます。
    授業では、3カ国の学生の混合チームを作り、ディベートやプロジェクト等に取組みます。
    宿舎では、多様な生活規範・様式が混在するなかで、中国や韓国の学生と共同生活をし、自主性やリーダーシップを養います。