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TOPICS & EVENTS

12.15

TOPIC

2017

大学の垣根を越えた学術交流(インターゼミナール)でゼミ研究の成果を競いあう

 129日、日本経済史を学ぶ細谷ゼミの2回生21名が香川大学経済学部山本ゼミとの間で開催された学術研究発表会に参加しました。学術交流は香川大学(香川県高松市)を会場に昨年度より始まったもので、今年が第二回目の開催になります。この試みは他大学の教員・学生との学術交流を通じてより広い視野から自分たちの研究成果を見つめ直し、さらなる発展・深化につなげることを目的として始められました。

 当日は細谷ゼミから3報告、山本ゼミから4報告、経済史や地域経済に関わる研究報告が行われ、それをもとに活発なディスカッションが繰り広げられました。細谷ゼミからは、「高度経済成長期の絹織物産業―「着物」の消費・生産から見えてくること―」、「都市問題という高度成長期の影―松下電器と門真市を例に―」、「地域における公営競技の歴史とその特徴―戦後復興期からバブル期にかけての競艇事業を中心に―」といった戦後日本の社会経済史に関わるテーマを選んだ3グループが発表の舞台に立ちました。普段の大学の教室とは異なる雰囲気のなか、緊張しつつも堂々と成果発表する学生たちの姿には1年間の苦労と成長の跡がとてもよく表れていました。ディスカッションでは、上回生を含む相手校の学生からの舌鋒鋭い質問・批判に対しても決してひるむことなく的確に応答するなど、内容の濃いやり取りが随所にみられました。

 発表後の授賞式では優秀者の表彰が行われ、立命館大側では4班の「地域における公営競技の歴史とその特徴」が見事受賞しました(香川大側では「日本における西洋楽器産業の生成と発展―鍵盤産業を中心に―」が受賞しました)。学生たちには、今回の学術交流を通じて学問の奥深さと面白さを実感することで、さらなる飛躍を遂げてくれることを期待しています。

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