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07.12

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2021

農業経済論にて、浅小井農園の代表取締役関澤征史郎氏をお招きし、特別講義をハイブリッド形式で実施しました!

 202172日(金)の農業経済論では、滋賀県の有数の施設園芸農家である浅小井農園の関澤征史郎氏(代表取締役)をお招きし、特別講義「新規就農によるトマト栽培と流通」を実施しました。210712sanosensei 2

 関澤氏は、本学のOBであり、銀行から転職して農家になり、また第三者承継で浅小井農園を引き継いでいます。特別講義では、そうした経緯から、現在のトマト栽培や流通での取り組みやそこにおける課題、今後の展開など幅広い内容をお話していただきました。

 対面で約50名、オンラインで約100名強の学生が特別講義には参加し、熱心に話を聞くとともに、活発に質問をしていました。210712sanosensei 3210712sanosensei 4

 受講した学生からは、

「買取や委託など農作物の販売方法によってkg単価が大きく変わっていること、市場に出荷すると利益がほとんどなくなる可能性があることに驚きました。農業の生産者はそれだけで生活するには厳しく、リスクを分散することが重要だと学べました。」

 「今回の講義では、第三者事業承継(M&A)における背景やGGAPJGAPAsia GAPといったGAPの種類と取り組みにおけるメリットデメリット、農業に関する内情、農業と金融とアグリビジネスを掛け合わせることによるリスク分散といった様々な内容について深く知ることができました。特に農業における電子決済の導入は面倒な側面もあることや、メディアによる情報発信効果の裏話など聞けて面白かったです。」

といった、生産者の生の声・現場のお話を聞くことで、普段の講義とはまた違った面白さを実感しておりました。

 また、その一方で、講義の参加者は34回生が中心ということもあり、

「私も現在、就職活動真っ最中であり、思うように進んでいませんが、その後の人生はどうなるか分からない、自分が動けばいつでも現状を変えられるのだと改めて感じ、勇気をもらいました。」

「関澤さんの異色の経歴に驚いた同時に、様々な業態を経験したからこそのアイデアや行動力があると感じた。常に自分のしたいことに向かって努力なさっていたので自分も自分のしたいことに向けて努力し続ける人生にしたいと感じました。」

といった声も多く挙げられていました。

  なお、626日(土)には、佐野ゼミと松原ゼミ(食マネジメント学部)の合同で浅小井農園のフィールド調査も実施し、実際にトマト栽培なども見学させていただきました。

 今後においてもこうしたフィールド調査や特別講義などを通じ、現場の声なども直接きける機会を設けていきたいと思っています。210712sanosensei 1210712sanosensei 5

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