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TOPICS & EVENTS

07.20

TOPIC

2022

ゲストスピーカーによる特別授業を実施しました。

78日、農業経済論にて浅小井農園株式会社、代表取締役社長の関澤征史郎氏をゲストスピーカーにお招きした特別授業を実施しました。浅小井農園では、滋賀県内の最大規模の施設園芸でトマトの栽培を行っており、「朝恋トマト」や「マッスルトマト」を全国に販売しています。甘みの中にも酸味があり、とても食べやすく美味しいトマトです。また、JGAPの取得、統合環境制御システムによるスマート農業で安心・安全な農業を行っています。220720sanozemi 1

本日の講義では農業と第三者承継、SDGsJGAPをテーマにお話をいただきました。

第三者承継とは第三者が農園を引き継ぐことであり、浅小井農園は第三者承継によって引き継がれた農園です。第三者承継のメリットとして初期費用がかなり抑えられることが挙げられました。特にビニールハウスの建設を今行うと45000万円かかるそうです。第三者承継は新規就農者が少ないことから珍しく、多くのメディアでも取り上げられるほど先進的な事例の1つで、そうした経緯を直接お聞きすることができ大変面白かったです。

また、浅小井農園では地域の方からてんぷら油を回収して業者に持ち込んで、バイオディーゼル燃料に精製してハウスの暖房機燃料として利用しています。この暖房機によって実ったトマトをお客様に購入してもらうことで資源の循環を実現した取り組みなどもされており、次世代農業経営を考える上での様々な視点を提供していただきました。 220720sanozemi 2

また、私の所属しているゼミでは今年3月に浅小井農園にインターンとして2週間農業体験をさせていただきました。大変な作業が多かったですが、GAPへの取り組みやスマート農業による管理システムが随所に見られ、私たちのような農業初心者でもわかりやすく学ぶ事ができました。GAPが世の中に浸透して安心・安全な農業が広がればいいなと思います。220720sanozemi 3
文責:経済学部3回生 山際稜多郎

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