留学生をサポートして教えられたこと

　幼少時、海外旅行で親の知人であるカナダ人宅に滞在した際、様々な人種の人たちが友人同士で意見を論じ合っているのを目にしました。考えが同じだったときには喜び、違ったときには自分の考えを主張しながらも、互いを理解しようとしているように見えました。その時、私は彼らの話を十分に理解する力が無くもどかしい思いをし、実践的な英語を身につけたいと強く思いました。

　大学入学後はほぼ毎日のように授業で英語に接する機会がありました。また、週2回の学内のTOEFL講座にも通いました。その甲斐があり、昨年の夏休みにはカナダの友人と政治や経済についてディスカッションすることができました。

　私は留学生をサポートするボランティア団体のTISA（Tutors for International Students Assembly）に所属し、日本人学生と留学生が交流するイベントの企画・運営に携わっています。留学生と様々な話をする機会がありますが、彼らが日頃より政治や経済、国際社会に関心を持ち、自分の意見を持っていることに感心します。日本人学生よりも行動力・発信力に優れています。

　留学生と交流することで、私もいっそう英語力を高め、専門的知識や論理的な思考力を身につけ、海外で自分の考えを十分に相手に伝えられるようになりたいとの思いが強まりました。将来は、日本の優れた商品や高い技術力を世界に広める仕事に就きたいと思っています。