経済学部就職活動支援企画『メントレ』第4弾〈学びと実践編〉を開催しました！

　2024年1月6日（土）・7日（日）の2日間、全国で活躍中のたくさんの本学部OB・OGを講師に迎え、3回生向けの経済学部就職活動応援企画（通称『メントレ』）第4弾〈学びと実践編〉を実施しました。
　これは一種の面接指導です。ですが、単なる面接練習ではありません。非常に充実した、伝統ある企画です。

　この『メントレ』は、大学教育の一環として就職活動に挑戦することを学生に勧めるために、経済学部同窓会の支援のもと、2013年度に創設されました。
「なぜ学ぶのかを考えることは、自分を考えることであり、それは、なぜ働くのかを考えることにつながる」、というコンセプトで行われるこの企画は、学部が単独で実施するキャリア指導としては全国でも類を見ないものです。今年度で11年目を迎えます。
今回は、今年度に数回にわたり行われてきた企画の総集編として、2日間にわたる、本番さながらの模擬面接が何時間にもわたり繰り返されるイベントでした。今年度は全国から面接官・アドバイザー役に61名のOB・OGを迎え、50名ほどの3回生らが挑戦しました。

　1日目。新春の引き締まった空気の中、普段の大学キャンパスでありながら緊張気味に会場に集まった3回生は、最初にマイナビから迎えた講師による面接時のマナー講座を受け、各グループに分かれました。そこで、OB・OG講師陣と対面し、和やかな自己紹介が始まります。世代も立場も違いますが、同じ立命経済の仲間です。そのような安心感と共に、よそよそしい遠慮はせず、真剣な指導をしよう／受けようという緊張感もみなぎります。早速、ESや面接の指導に移りました。

3回生は、この日のために、数ヶ月前から様々な準備を重ねてきています。中には既に就職活動での経験を積んだ学生も少なくありません。そのような学生でも、じっくりと長時間にわたって面接を重ねるうちに、自己分析の不十分さが明らかになってきます。講師陣からは厳しい指導行われました。

夕方まで続いた指導の後、3回生らは一晩かけてESを書き直し、2日目に臨みます。

2日目は朝から始まります。午前中は昨日に引き続き、面接練習やESのフィードバックが繰り返されますが、2日目ともなるとOB・OGと学生との間で腹を割ったやり取りも始まります。和気藹々とした昼食時間もあり、社会に出て働くことや人生の描き方などまで話し合うことができました。メントレのコンセプトを体感するような貴重なひとときです。

午後に入ると、グループが入れ替わり、別の講師陣らによる面接を受けることで実戦力を磨きます。また、代表学生による代表面接等が全員の集まる中で実施されます。

そして夕方、すべてのOB・OGが臨席して3回生の就活の成功に向けて結団式が行われ、充実した企画が幕を閉じました。参加した3回生も、そしてOB・OGも、共に全力を出し切った2日間でした。

これほど熱心で充実した就活指導を、同じ大学の現役･同窓生間の交流という形で受けられるのは、この企画をおいて全国でもないでしょう。

参加した3回生は、先輩の親身かつ厳しく、そして温かい思いに満ちたやり取りの中で、就職への不安や疑問、面接への苦手意識を解き、また、より良い志望就職先を見つけるためのヒントを得ることができました。

　経済学部と先輩方は、学生の皆さんを応援しています。この2日間で経験したことを胸に、これから臨む就職活動を最後までやり抜いてください。成功を祈っています。そして、正月の2日間にわたりご協力下さったOB・OGの皆さん、本当にありがとうございます。皆さんの一層のご活躍を願っています。