全学協議会での議論は、実際のキャンパス作りに大いに取り入れられています。ここでは、その中からいくつかの事例を紹介します。
Case #02
成長支援型奨学金の導入
知識や能力、考え方、他者とつながる力を大学で身に付け、もっと成長したい。授業はもちろん、授業外での活動や集団での学びも重要なので、こうした活動への支援を!
大学としても応援します!活動の結果への評価だけでなく、過程を評価する奨学金制度も創設しましょう。
成長支援型奨学金の創設
- 実施年度= 2011年
- TAG= #活動支援 #課外活動
2011年度全学協議会において、学生(学友会)からの指摘を踏まえ、2012年度から新たに運用する奨学金制度について、以下の基本視点を確認しました。
- 正課・正課外の枠を超えた総合的な学習者支援を行う
- 「個人」と「集団」の2つの側面から支援する
- 「経済支援」と「成長支援(育英)」の2つの側面から支援する
- 結果への支援だけではなくこれからの目標、目的にむかうチャレンジのプロセスを支援する
具体的には、経済的事情によって学びと成長にチャレンジする機会が失われることがないよう、奨学金全体における経済支援型奨学金の比重を高め、経済支援:成長支援(育英)を約5:5 としました(従来は2:8)。成長支援(育英)型奨学金については、学生一人ひとりが自分の目標にむかってチャレンジすることを応援するとともに、志を同じくする仲間と学び活動することが、周囲の学生に知的かつ文化的に刺激を与え、さらなる学びにつながるという考え方に基づいた制度の枠組みを設けました。