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2016/06/07 先端スポーツ健康科学特論Ⅰにおいて、国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官の高橋修一先生にご講演いただきました。



 博士課程後期課程では、スポーツと関連を持ちながら、人文社会科学系の研究や自然科学系の研究が行われているが、その中での必修講義に、高橋修一先生をお迎えした。
 当該の講義に、スペシャルゲストとして、国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官の高橋修一先生にお出で頂いた。また、高橋先生は、スポーツ庁政策課教科調査官、という肩書きもお持ちである。
 当日は、「スポーツ庁の概要及び我が国の教育関係予算について」というタイトルでご講義頂いた。

  スポーツ庁は、文化庁と同様に、文部科学省の外局として設置されたスポーツ関連に特化した行政機関である。これまで、スポーツの振興等スポーツに関連する 内容は、文部科学省が関わってきた。しかしながら、その他の省庁も、スポーツに関連した内容を取り扱ってきている。例えば、経済産業省では、フィットネス 産業やスポーツ用品業なども含めたサービス産業を扱っているし、観光庁では、スポーツツーリズムの推進を扱っている。その他、外務省ではスポーツを通じた 国際交流などを扱っている。このように、スポーツに関わって、多くの省庁が扱ってきたが、それらを一元化して、スポーツ庁が扱おう、としている。もちろ ん、スポーツ庁は、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会も扱うが、そのためだけにスポーツ庁ができたのではない。そして、スポーツ庁で は、小学校、中学校、そして、高等学校における保健や体育の内容も扱っている。

 ご講演後、博士課程後期課程の大学院生から、様々な質問があったが、それらに対して、大変丁寧にご回答頂いた。高橋先生は、中学校、高等学校の体育に関する内容について責任を担っておられる方で、なかなか、聞けない話をお聞きすることができた。
 また、お出で頂き、お話を聞きたいと思う講演であった。