研究科長挨拶

スポーツ健康科学分野において、高度な実践力とリーダーシップを備えた人材を育成します

大学院に進学すると、研究領域に特化した専門知識やスキルは獲得できるものの、視野が狭くなると勘違いされている面がありますが、そんなことは全くありません。大学院で獲得できる力量は、高度な専門性だけでなく、急激に変化する社会で生じる様々な現象を多面的な角度から適切に評価し、物事の本質を客観的かつ論理的に見極める力が身につきます。

そのため大学院修了者は、研究開発分野の仕事だけにとどまらず、企画、人材開発など多岐にわたる分野で活躍しています。そうして最終的には部局や組織を統轄する管理職に登用されることにつながるのは、幅広い視野を持ち、組織の成果や望ましい社会の姿を見極めることができるからに他なりません。また、本研究科で身につけた研究力と実践力(発信力)は、解決すべき課題を民間企業や行政機関の多様な取り組み、また地域社会の人々の生活と密接に結びつけ、企業の製品開発、行政システムへの貢献、イキイキと働ける職場環境への改善、地域のコミュニティと健康づくりのサポートなど、『未来を切り拓き、望ましい社会を築き上げること』に大きく貢献します。

立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科は、多方面から人々の健康と幸福に貢献することができる“ 人財” を育てています。そのため専門領域の先鋭化だけでなく、自然科学と人文・社会科学から成る文理融合の英知を武器に、「スポーツ健康科学」にかかわる様々な課題に対して最適解を見出し、それを遂行する力量を備えるための教育、研究を行います。博士課程前期課程では、アカデミックの世界に飛び込んだ皆さんの可能性に光を当て、同じ志を持つ院生や教職員と切磋琢磨しながら、その可能性を磨き上げて下さい。博士課程後期課程では、前期課程で見出した可能性を武器にして、新しい未来を拓く研究に邁進して下さい。

我々は、希望に燃えた皆さんが、確かなビジョンを持ってスポーツ健康科学の新しい扉を開くことを願っています。

(2018年4月1日)