研究科長挨拶

Imagination is more important than knowledge. Knowledge is limited. Imagination encircles the world.
空想(想像力)は、知識より重要である。知識には、限界がある。想像力は、世界を包み込む。

これは、理論物理学者のアルベルト・アインシュタインが残した言葉です。我々が学びを進める中で、知識を獲得することは、確かに重要ではあるものの、それには限界があるため、イマジネーションを繰り広げることの方がもっと重要であると、彼は主張しています。

皆さんは、これまでにスポーツ健康科学に限らず、様々な領域における教養や知識、またスキルといったある一定の「型」を身につけてきたことでしょう。そのような「型」に基づき、世の中に存在する、いや世の中に現存しないものも含め、「ヒト・ひと・人」にかかわる多様な自然現象や社会現象に対する洞察力をより一層養う修養の場が大学院であり、とりわけ、捉えた現象に対して、自ら「問いを立て、思考を巡らし、解を導く」という行為を繰り返すことが求められます。時には、これまで身につけた「型」から離れることや、研究者としての「個」を確立するために、より一層、自律と自立が求められます。「真理を探究する」という行為は、華やかなものではなく、暗闇から微かな光を探し求めるような地道な行為の繰り返しです。ただ、知的好奇心という人間本来の欲求を満たす行為は、なんとも表現しづらい「ワクワク感」と成長をもたらします。

我々スポーツ健康科学研究科では、人々の健康と幸福、また世界の平和に貢献しうるスポーツ健康科学のフロンティアを切り拓こうとする志のある人を求めています。豊かなイマジネーションを武器に、既存の枠組みや既成概念を打ち破り、失敗を恐れず、常識を覆すようなことに果敢にチャレンジして下さい。

「挑戦をもっと自由に」、「スポーツ健康科学をもっと自由に」、そして我々とともにスポーツ健康科学のフロンティアメイカーとなりましょう。“ImaginationとCreation(創造)”を大切に…。

スポーツ健康科学研究科 研究科長 長積 仁