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2019/5/24 本研究科助教・大塚光雄先生の研究が「Sports Biomechanics」に原著論文として掲載されました.


助教・大塚光雄先生が,本校スポーツ健康科学部研究科教授・伊坂忠夫先生,同校総合科学技術研究機構准教授・栗原俊之先生,ドイツ体育大学ケルンWolfgang Potthast氏,同Steffen Willwacher氏,同Jan-Peter Goldman氏との共同研究の上,その研究内容がSports Biomechanicsに原著論文として掲載されました.この研究では,現在,陸上競技のフィールドで広く使われている反応時間の測定方法の妥当性を検証することを目的としました.その結果,足裏にかかる力だけでなく,手にかかる力を測定する方法やハイスピードカメラのみで動作を撮影し,特殊なデータ処理をする方法の方が,従来の測定方法よりも正確に反応時間を測定することができることが明らかとなりました.この結果は,短距離走におけるフライングスタートの検出方法の新しい在り方を検討する上で重要であり,今後,フィールドでの応用が期待されます.

 

Otsuka M., Potthast W., Willwacher S., Goldman J.P., Kurihara T., Isaka T. (2019 Validity of block start performance without arm forces or by kinematics-only methods. Sports Biomechanics 18(3): 229-244. https://doi.org/10.1080/14763141.2019.1593497