- 尾上 靖宏助教
- Yasuhiro Onoue
- 生命情報学科
- 研究室生体分子ネットワーク研究室
- 専門分野生化学、蛋白質科学
- 担当科目基礎生化学実験、生物学基礎実験、分子生物学実験
- Q1研究の内容を教えてください。
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バクテリアの概日リズムについて研究しています。バクテリアの中には、我々と同じように体内時計を持つものがいます。しかしながらバクテリアとヒトではその仕組みが完全に異なります。このシステムを調べることによって、体内時計の多様性や進化について理解できると考えています。研究成果が直接何かの役に立つことはありませんが、きっと我々人類の世界観を変え、明るい未来の創造の一助になると信じています。
- Q2研究に興味を持ったきっかけを教えてください。
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研究というより科学に興味を持ったきっかけは、高校生の時に本屋で立ち読みしたNewtonという科学雑誌です。量子力学や素粒子論といった理論物理学にロマンを感じました。物理学科に進学しましたが、正直なところ理論物理学には付いていけませんでした。流行りに乗っかって、実験系のバイオ寄りの研究に鞍替えしました。
これまで研究を続きてきたのは、成果を論理的にまとめたり、新しいアイデアを考えたりすることが性に合っていたのと、人付き合いが嫌いな私でも研究なら「仕事」として続けていけるかなと勘違いしたことです。 - Q3高校生へメッセージをお願いします。
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人生の岐路における決断、選択には、正解はありません。このページをご覧の高校生の方は、どこの大学へ?どの学部、学科に進学するか?悩んでおられるかと察します。その際には、あなたの直感に従ってください。それは、学問に対する興味から湧き出てくるかもしれないですし、給与の良い会社に就職できそうという欲望がきっかけかもしれません。何れにせよ、学業や課外活動等を通して、そういった直感を鍛えることが人生を豊かにしてくれるのではないかと思います。
それから、あなたの選択について人に説明する時に直感は必要ありません。むしろ不必要です。他人の直感ほど、つまらなくて分かりにくいものはありません。 - おすすめの書籍
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科学は冒険!―科学者の成功と失敗、喜びと苦しみ/ピエール=ジル・ド・ジェンヌ、ジャック・パドス