専攻紹介

文学が花開いた京都で学び、
時代を切り拓く新研究にも挑戦。

日本文学専修では、上代の古事記・万葉集から近現代の小説、古代の日本語から今日の共通語・方言、そして日本の文学作品および日本語の研究を通して、日本人がもつ豊かな想像力の解明を目指します。

文学も言語も時代によって変化し、それぞれの特徴をもちながら、総体として日本の文学・語学が形成されてきました。もちろん、決して閉ざされた日本のなかだけで生起したのではなく、諸外国との交流や異文化との接触のなかで、大きな成果を上げてきたことは言うまでもありません。日本文学作品を生みだした作者、その作者を取り巻く時代環境、文学思潮や地理的な環境などをも視野に入れながら多様な研究を模索します。

また、海外にあって誕生した日本文学や日本語に翻訳された作品、さらには日本という特定の地域にとどまらず、海外諸国との関わりや文化的な相互影響なども幅広く考察していきます。

日本文学専攻では、こうした姿勢で日本文化を見つめ直し、日本人の生き方についても探求し、我々が抱えているさまざまな課題に対応していくための「人間のあり様」を研究します。

沿革

1900年(明治33) 京都法政学校の創立
1927年(昭和2) 専門部に文学部国語漢文科を開設
1934年(昭和9) 「立命館文学」創刊
1941年(昭和16) 法文学部として文学科国文学科を開設
1948年(昭和23) 文学部文学科日本文学専攻を開設
1952年(昭和27) 大学院文学研究科修士課程日本文学専攻を開設
1954年(昭和29) 日本文学会設立、「論究日本文学」創刊
1972年(昭和47) 大学院文学研究科博士課程日本文学専攻を開設
1978年(昭和53) 衣笠移転
1979年(昭和54) 新制度の大学院(博士課程前期課程、後期課程)を開設
2012年(平成24) 文学部日本文学研究学域(日本文学専攻・日本文化情報学専攻)を開設