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辞書引き

「?」と思ったらすぐに調べ、更に付箋を貼りつけることを小学生全員がやっています。これによって、語彙の獲得だけでなく、自ら学ぼうとする学習態度の育成や、言語に対する鋭敏な感覚を育むことができるなど、大きな効果が期待できます。また、付箋が増えるのが楽しいので、どんどん辞書を引くといったように、子供にとってゲーム感覚であり、さらに成果がカタチになってあらわれることは、継続した学習を行なうためのヤル気を持続させる効果もあります。また、立命館小学校の指導では国語辞典での付箋付けを行なっていますが、英語の辞書にも自主的に付箋を貼る子供が出てくるなど、さっそく自主的な学習意欲が発揮されていました。

百ます計算

立命館小学校副校長、隂山英男先生が実践、提唱され、最近メディアでも大きく取り上げられています。簡単な計算を繰り返し行なうことで脳の前頭前野が活発化され、計算力のアップだけでなく、集中力の向上など学習全体に好影響を与えることがわかっています。最近はゲーム機器でも百ます計算のソフトがでるなど、子供だけでなく、大人の脳にも良い影響を与えるようです。立命館小学校では、朝のモジュールタイムという30分間で「読み・書き・計算」を行い、1日の授業のウォーミングアップとしています。反復学習で脳が鍛えられた子供は、百ます計算なら先生よりも早いタイムで解くことができるなど、子供の可能性を感じさせられます。みなさんも是非小学生に挑戦してみてください!

まずは1年生向け、49ます計算(足し算)を1分で解いてみよう!
次は2年生向け、100ます計算(足し算)(引き算)に2分で挑戦!
→49ます計算(足し算)1分
→100ます計算(足し算)2分
→100ます計算(引き算)2分
各ハウスのハウスバッヂ

ハウス制度

学年を超えた縦割りのグループ。立命館小学校では、年少者をかわいがり、年上を敬い、弱き者を助ける、「徳育」の一環としてハウス制度を取り入れています。人間関係の育みが社会的な課題となっているなか、小学校から異年齢の集団で生活することは多感な時期に大きなプラスとなります。11月にはフラッグフットボール大会、年明けにはハウス対抗駅伝、来春には新入生の歓迎の意味も込めた遠足など、ハウス行事と呼ばれるイベントが多いのが立命館小学校の特徴です。1年から6年まで全員がそろうと、1ハウス120人の単位が形成され、そのハウスの中にもファミリーと呼ばれる30人のグループ、更にその下に、「B・S(ブラザー&シスター)」と呼ばれる6人で1つの最小グループができるなど、学校全体で異年齢との交流を深めることができます。少子化の現代において学校内で兄弟姉妹ができるようだと、生徒・保護者からも好評です。

 
取材・文 辻 健太郎(経済学部3回生)
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