ゲームは、僕にとって“なくてはならない存在”
下田昂平さん(情報理工学部2回生)第7回「ふりーむ!ゲームコンテスト」で入賞!
僕が制作した「金次郎、追え」というゲームは、とにかく「楽しめる」という要素を意識してつくったものです。父がサラリーマンであったことからインスピレーションがわき、「サラリーマン金次郎」に見立てたキャラクターが、勤務に遅れないよう必死になって逃した電車を追いかけるという、ギャグ要素を含めたアクションゲームです。クリア条件がなく、どこまでもやりこめることも、魅力の1つだと思っています。
今回初めてコンテストに出場しましたが、実は自信をもっていました。
昨年の前期から出場するつもりで構想を練り、楽しみながら完成させたので、今回「ふりーむ賞」をいただけたときは、とても嬉しかったです。
記憶に残る限りで、僕が最初にプレイしたゲームは、「スーパーマリオ(任天堂)」でした。シンプルなゲームですが、深くやりこめて、しかも面白いんですね。
そこから僕はゲームの面白さを知り、さまざまなジャンルのゲームをプレイしました。高校時代には、少しだけC言語(※プログラミング言語の種類の一つ。プログラミング言語とは、ゲーム制作時などに使うアルファベットと数字をアルゴリズムに従って羅列させた特殊な言語)をかじり、大学では、「RIG∔∔」というプロジェクト団体に所属して、本格的なゲーム制作に関わっています。制作側に携わると、それまでプレイしていたゲームに対する見方も変わり、グラフィックやストーリーだけでなく、演出やシステムの面白さ、プログラムの内容、作る際に求められる様々な雑学・知識にも目が向くようになりました。
プロジェクト団体や講義を通して、プログラミングを学ぶ内に、技術も磨かれてきています。難しい応用も反映できるようになりましたし、制作中に発生するバグ(不具合)もかなり減りましたね。作品がテストプレイで思い通りに動いた時は、すごく感動しました。
「ゲーム」は面白いものです。僕は面白くて仕方がないですね。あの小さなカセットやディスクに大きな力が凝縮されているのは、すごいと思います。ゲームは、プレイの面白さだけではなく、制作に携わった人たちの想いや、メッセージを伝えてくれるものでもあります。グラフィックや、ストーリー、プログラム、音楽など、それぞれの要素から僕らはあらゆることを考えさせられたり、教わったりできるのです。これからもゲームの面白さを極めていきたいですし、いつか自分の想いを伝えられるようなゲームをつくりたいと思っています。その目標に向かって、これからたくさんの技術を学んでいくつもりです。学部内はもちろんのこと、プロジェクト団体でも積極的に活動を行い、いずれはC言語やC++、JAVAといったプログラミング言語なども習得していきたいと思っています。
あらためて、「ゲーム」は僕にとって「やりがい」であり、「必要不可欠な存在」ですね。