情報技術もコミュニケーションも大切にしています!
平井佐和さん(情報理工学部4回生) 写真:左野中 奈津美さん(経営学部2回生) 写真:右
RAINBOWスタッフ(BKC)BKCぴあらで、初めての講習会を開催!
平井佐和さん(情報理工学部4回生) 写真:左
野中 奈津美さん(経営学部2回生) 写真:右
(平井さん)
RAINBOWスタッフは、職員と学生の中間に立ち、情報環境を担う役割をしています。おもに学内のマルチメディアルームでユーザー対応をしたり、各情報教室の機器管理や備品の補充を行ったり、IT関連の講習会の講師を行ったりもしています。
また、スタッフはそれぞれ育成班・プロジェクト班に有志で参加し、スタッフがスタッフを指導しています。私たちの技術は、これまでスタッフ同士の学び合いを目的とした講習会でしか伝えていませんでしたが、「せっかく学んだ技術を他の学生へ還元できないだろうか」と思っていました。そんな時、職員さんから、「学生同士による主体的で創造的な新しい学びのスタイルを促進する」という「ぴあら」のコンセプトを活かし、PC操作が苦手な学生をサポートする企画を実施するため、BKCぴあらで講習会をしませんかというお話をいただき、初めて一般学生に向けた講習会を行うことになりました。
(野中さん)
講習会は2日間。RAINBOWスタッフから4人の講師とサポートスタッフが選ばれ、ワード活用講座を行うことになりました。対象が1、2回生で、実施が6月だったので、時期的にもレポート作成に役立つ内容に絞りました。たとえば、目次のつけ方や画像挿入の仕方、ヘッダーフッターの入れ方など日常的によく使うもの、覚えていたら便利なショートカットキーの使い方などです。当日はどんな質問が来るのか、時間内にどこまで進めるのかを想定しながら、平井さんや資料作りが得意な先輩と準備を進めていきました。
私自身、講師をするのも教壇に立つのも初めてだったので、当日の進行をどうしようか悩みました。慣れていないと画像を挿入する作業でも焦るので、あらかじめ、作業フォルダを作った方が時間を短縮できるのかも、といろんな事を考えましたね。また全責任がかかっている事に対するプレッシャーもあり、先輩を相手にリハーサルを行いました。
当日は同じ作業をしていても、ペースが違ったり、人によって違う結果になったり、予想外の質問がきたりと、最初はとまどいましたが、徐々に質問も増え、みんなで共有しながら進めていくことができました。スライドは86枚ありましたが、作業するものを1つのフォルダにまとめていたのでスムーズに進み、ちょうど予定していた時間に終われましたね。また講習後も、受講生のみなさんが質問にきてくれて、とても嬉しかったですね。アンケートでも、「わかりやすかった」とか「エクセル、パワーポイントの講習もしてほしいです」といった意見がたくさんあったことを教えていただき、みんな満足してくれていたのかなと思いましたね。
(平井さん)
野中さんが、事前にまとめてくれたデータフォルダに、すごく助けられました。そのデータを受講生に渡し、作業してもらうだけだったので、スムーズに講習会が終えられたと思っています。私はサブチーフの1人として、図書館や情報基盤課の職員さんと打ち合わせをする立場でしたが、内容をどこまで講習会に盛り込むか、ラインを考えるのに悩みました。レポート時期にマルチメディアルームに来た質問で多かったもの、難しくなく覚えておいたら役立つものなどを選別する作業が大変でしたね。でも、野中さんと資料を作ってくれた子が、一番大変だったとおもいます。
普段、業務に携わっていると、RAINBOWスタッフは、他の学生のみなさんと触れる機会が少なく、存在をあまり知られてないのではないかと感じる時があります。今回のような講習会で、私たちの技術を少しでも還元することができて、よかったと思っています。
-講習会やスタッフ活動を通して、学んだことを教えて下さい。
(野中さん)
講習をしていて驚いたのは、資料にまとめられているような質問が次々にでてきたことです。先読みして作られているなと思いました。在学生が知りたい情報がしっかりまとめられていたんじゃないかなと思います。また講師をやったおかげで、人前で話す度胸もつきましたね。普段の業務の中で、利用者相談は、1対1なので、目を見て話せばわかるんですが、今回は複数の人に対して発信していく難しさと、こうしたら伝わるのではという方法を学べたかなと思います。
(平井さん)
講習会の準備をしながら、どうすればもっと多くの人に私たちの活動を知ってもらえるかということを考えていました。講習会に来てもらえると、私たちの活動のことを知ってもらえます。その講習会に来てもらうには、どう広報すればいいのか、どんな宣伝ポスターを作ればいいのかも悩みましたね。どういう情報をポスターに求めるのか、職員さんや先輩にアドバイスをもらいながら作り上げました。
また普段はスタッフとして人に接したり、コミュニケーションをとる時に、どうしたら気軽に相談に来て、疑問を解決してもらえるのかなという事をよく考えます。わからない事に対し、ただ説明をしただけではわかりにくかったり、嫌な思いをされたりするかもしれません。そのため、手順を伝えるときに実演しながら説明をしたり、できるだけ目線をあわせてコミュニケーションをとりながら説明をしたりと、気をつけるようにしています。
普段のコミュニケーションで気をつけていることも、RAINBOWスタッフとして、どう応用できるかというのを常に考え、心がけるようにしています。
―お2人はピアエデュケーションについて、どう思われますか?
(平井さん)
考え方に対してはすごくいい考え方だと思います。人に何かを伝えたり教えたりするのって、教えられる側だけにメリットがあるわけでなく、自分の中での気づきもあります。お互い学べる環境にありますし、その過程で成長もできます。それがピアエデュケーションのいいところだと思っています。
(野中さん)
本当にその通りだと思います。教えて初めて自分の身になることが多いんですね。説明しながら伝えている時に、自分の得意分野、苦手分野に気づく時もあります。また信頼関係も大事かなと思います。友人と勉強する時も教えてもらう知識は、ある程度、信頼性がないと伝わらないものなんですよね。同様に私たちスタッフにも信頼性が求められているんだなと感じますし、普段の業務など全てのことに対して意識もしています。スタッフだから信用して聞いてくださっている面もあるので、その思いに応えたいと思います。
(平井さん)
その分、期待を裏切れないんですね。ユーザーさんが、せっかく頼ってきてくださったのにわからないという事があってはいけないと思っています。自分に至らないところがあるなら勉強しないといけないし、わからないことも、その場で終わらせずに、自分で調べる力を身につけないといけないと思います。またスタッフ同士の支えあいや、他のスタッフに相談できる環境作りも、RAINBOWスタッフには必要な要素だと思っています。
―今後の目標を教えて下さい。
(平井さん)
野中さんたちが頑張ってくれたのもあり、初めての講習会は成功したと思ってますし、この流れを今後もつなげていきたいですね。そして、もっと広い範囲で還元する場を定着させるために、私はこの1年間で、その土台作りをすべきだと思っています。また学部、回生を問わず、みんなが意見を出し合える場を作りたいですね。
(野中さん)
今後もさまざまな講習会を行う予定なので、他の生徒さんにも興味をもってもらいたいです。人が集まり、それがピアエデュケーションへと繋がればいいなと思います。またこの経験を活かし、後輩たちを支えられる立場になりたいと思います。いつか私も講習会の企画づくりに挑戦してみたいと思っています。
■■RAINBOWスタッフ講習会(BKC)のお知らせ■■
■基本情報処理技術者試験(FE)合格を目指す勉強会
9月14日(金)13:00より 第4回FE勉強会(データベース)
9月21日(金)13:00より 第5回FE勉強会
※いずれも1時間程度
【開催場所】アクロスウィング2階(BKC)ぴあら
■無線LAN講習会
自分のパソコンを無線LANに接続できる!
10月初旬に開催予定(詳細企画中)
※すべて予約不要です。お気軽にお越し下さい!
■■RAINBOWスタッフ(BKC)秋の研修生募集のお知らせ■■
応募締め切り:10月4日(木)17:00まで
※9月27日(木)~10月3日(水)までの間、業務説明会も行います!
(BKCのみ)
募集要項は、RAINBOWサービスカウンターに置いています。
(BKCはマルチメディアルーム、ぴあら内のサービスカウンターに置いてあります)
○立命館統合情報システムホームページ