時代を支える次代の力
飯田 晃さん(法学部5回生)写真:右
和田龍助さん(法学部3回生)写真:左
時代祭応援プロジェクトに参加
時代祭・維新勤王隊列 担当
毎年10月22日に執り行われる、京都・三大祭の一つ、時代祭は、明治時代に始まった、平安遷都を祝うお祭りです。明治維新時代から延暦時代へさかのぼって、文物の変遷を再現し、時代風俗の行列が京都の街を行進します。葵祭や祇園祭に比べ、歴史は浅いですが、京都市民に深く愛される、地域に根ざした一大行事です。私たちは、その時代祭をサポートする、サービスラーニング科目「シチズンシップ・スタディーズ」の“時代祭応援プロジェクト”に、受講生とともにサポーターとして参加しています。
プログラムでは、5月の事前学習に始まり、時代祭に向けた衣装や道具の準備、運営の手助け、当日の列への参加の他、時代祭の広報活動も行います。時代祭を主に支えているのは、京都市内のそれぞれの地域にある「平安講社」という市民組織です。私たちは、朱雀地域を拠点とする「平安講社 第八社」の活動に携わっています。近年は高齢化が進み、若い力が不足していることから、私たちのような学生が地域に加わり、地域の方々とふれあいながら、当日の盛り上がりをつくりあげます。歴史ある祭りを次の世代に伝えていくということは、とてもやりがいのある活動です。活動の中では、平安神宮の倉庫などの普段入ることのできない場所で作業をしたりと、祭りの裏側を知ることもできます。
時代祭の当日は、列に入って旗を持ったり、祭りに参加する隊士のサポートをする役割を果たします。もちろん、列に加わり練り歩くことも、すごく楽しいです。沿道にいる見物客のみなさんから起こる割れんばかりの拍手や、祭りへの参加を終えた隊が地域へ戻るときの、「お疲れ!」「お帰り!」という地域のみなさんの声を聞くと、時代祭が京都の人々から、いかに愛されているかを実感することができます。同時に、そんな祭りを地域の方々と共につくりあげるプロジェクトに参加できていることを誇りに思いました。
京都で学んでいるのに、その京都、ひいては日本の良さにも繋がる、素晴らしい文化を知らずに暮らすのは、とても“もったいない”と思っています。特に時代祭は、京都や日本文化だけでなく、その長い歴史を肌で感じることができる行事です。だからこそ、一人でも多くの人にこの時代祭に興味を持ってもらいたいと思いますし、このプログラムに参加する学生が増えれば、もっと時代祭を盛り上げていく次代の力が育っていくと考えます。私たちは、活動を通して、“自分から動く”“自分で考える”ということ、また、自分には“何ができるのか”ということについて、深く考えました。世代を超えた人々と付き合い、未来を見据えながら、自分なりの役割を果たすことができるこのプロジェクトを通じて、他ではできないような経験がたくさんできたと感じています。
■■ 時代祭 ■■
開催日:10月22日(月)
巡行予定時刻
12:00 京都御所 出発
12:50 烏丸御池
13:30 三条河原町
14:30 平安神宮
プログラムでは、5月の事前学習に始まり、時代祭に向けた衣装や道具の準備、運営の手助け、当日の列への参加の他、時代祭の広報活動も行います。時代祭を主に支えているのは、京都市内のそれぞれの地域にある「平安講社」という市民組織です。私たちは、朱雀地域を拠点とする「平安講社 第八社」の活動に携わっています。近年は高齢化が進み、若い力が不足していることから、私たちのような学生が地域に加わり、地域の方々とふれあいながら、当日の盛り上がりをつくりあげます。歴史ある祭りを次の世代に伝えていくということは、とてもやりがいのある活動です。活動の中では、平安神宮の倉庫などの普段入ることのできない場所で作業をしたりと、祭りの裏側を知ることもできます。
時代祭の当日は、列に入って旗を持ったり、祭りに参加する隊士のサポートをする役割を果たします。もちろん、列に加わり練り歩くことも、すごく楽しいです。沿道にいる見物客のみなさんから起こる割れんばかりの拍手や、祭りへの参加を終えた隊が地域へ戻るときの、「お疲れ!」「お帰り!」という地域のみなさんの声を聞くと、時代祭が京都の人々から、いかに愛されているかを実感することができます。同時に、そんな祭りを地域の方々と共につくりあげるプロジェクトに参加できていることを誇りに思いました。
京都で学んでいるのに、その京都、ひいては日本の良さにも繋がる、素晴らしい文化を知らずに暮らすのは、とても“もったいない”と思っています。特に時代祭は、京都や日本文化だけでなく、その長い歴史を肌で感じることができる行事です。だからこそ、一人でも多くの人にこの時代祭に興味を持ってもらいたいと思いますし、このプログラムに参加する学生が増えれば、もっと時代祭を盛り上げていく次代の力が育っていくと考えます。私たちは、活動を通して、“自分から動く”“自分で考える”ということ、また、自分には“何ができるのか”ということについて、深く考えました。世代を超えた人々と付き合い、未来を見据えながら、自分なりの役割を果たすことができるこのプロジェクトを通じて、他ではできないような経験がたくさんできたと感じています。
■■ 時代祭 ■■
開催日:10月22日(月)
巡行予定時刻
12:00 京都御所 出発
12:50 烏丸御池
13:30 三条河原町
14:30 平安神宮
- 取材・文
- 川本夏実(文学部3回生)