ユニークでオシャレなエコ活動を!
(上段右)野﨑洋子さん(理工学部3回生)、佐竹 孝さん(理工学部3回生):Reco.lab代表宮崎恭之介さん(生命科学部2回生)
(下段右)野口章宏さん(理工学部3回生)、松嵜(ざき)佑樹さん(生命科学部2回生)
エコライフデザインサークルReco.labのみなさん
(上段右)野﨑洋子さん(理工学部3回生)、佐竹 孝さん(理工学部3回生):Reco.lab代表
宮崎恭之介さん(生命科学部2回生)
(下段右)野口章宏さん(理工学部3回生)、松嵜(ざき)佑樹さん(生命科学部2回生)
Reco.labは、「クリエイティブに楽しくオシャレに自然を守る」を理念にし、大学付近の住民のみなさんや学生のみなさんの環境に対する意識改革を目的とした活動を続けています。今年は地域のみなさんに向けた「廃材プロジェクト」と、「グリーンカーテン」を学内で作るという2つのプロジェクトを行いました。
廃材プロジェクトの内容の1つである「廃材教室」は、滋賀県草津市の青山プロムナードという住宅街で、月に一度行われるお祭りの時に開催しました。家を取り壊した時にでた木材や毛糸といった、さまざまな廃材を使い、月替わりで子どもたちにルームプレートやコースター、万年カレンダー等を作成してもらいました。廃材は、工務店やメンバーの親戚の方からいただいたものを使い、僕たちの方で事前に下処理をしておきます。
子どもたちには、絵を描いてもらったり、簡単な作業をしてもらうだけ。環境に関する資料も配布して説明するなど、楽しみながら学んでもらえる場になるように工夫しました。また子どもたちが、一生懸命取りくむ姿を見れたことに対し、保護者の方に感謝をされたり、「他にもこんなものが作れるよ」とアドバイスをいただいたりもしました。そういったアドバイスも新鮮でしたし、「廃材」といってもさまざまな種類がある事に、僕たち自身が一番驚かされましたね。
また10月13日(土)には、BKCの学生団体cubusが行った「ごみプレ」という環境授業の中でも、地域の子どもたちにルームプレート作りを体験してもらいました。
活動を通じ、木材だけではなく、工房で出たガラスや鉄の廃材を使った工作をしても面白いのではと、思っています。
グリーンカーテンプロジェクトは、2009年に「にわわ・くさつ」という学生団体が行っていた事業を私たちが引き継いだものです。夏場に建物の窓際にゴーヤを植え、緑のカーテンを作りだすことで、建物内の室内温度を下げる働きがあるため、草津市でも熱心に推進されているプロジェクトの1つです。僕たちも夏の間に、BKCのユニオンスクエア前とコアステーションの裏手に設置したプランターで白ゴーヤを栽培しました。その結果、たくさんの白ゴーヤが収穫できたので、学園祭では、模擬店をだし、野菜チップスとして、みなさんに味わっていただきたいと思っています。(11月4日のみ販売)
-活動を振り返った感想や、活動に対する思いを伺いました。
野﨑さん:
Reco.labは、ユニークで個性的な活動をしていて、自分たちのやりたい事ができるサークルです。過去に取り組んだ菜の花プロジェクト(※1)や、今回の「ゴーヤプロジェクト」にも関われたことは、自分にとってもいい経験になりました。
松嵜さん:
もともと環境に興味がありました。Reco.labでは、学生の間にいろんな事を体験できるのがいいなと思っています。高校生までとは違い、自主的に動くことができ、身近なテーマに焦点をあてた活動ができるのもこのサークルの魅力だと思います。
宮崎さん:
「環境活動」と聞くと、「ごみ拾い」というイメージが強いかもしれませんが、ここでは環境に対する意識改革やシステム改革も目標の一つにしているため、それに即したプロジェクトを行うことができます。そういった仕組みがあることに入部してから驚きましたし、過去の事例を見ても、活動的だなと思いますね。
野口さん:
Reco.labは「デザイン」でエコ活動に付加価値を与えるところが新しいと思います。
僕は入部するまで、貧困など大きな問題に取り組みたいと思っていましたが、活動を通して、身近なところから意識を変えることができるとわかり、考え方も変わりましたね。
佐竹さん:
今年のプロジェクトを通じ、反省する部分もありましたが、人脈の基盤はつくれたと思います。地域活動は自分たちの力だけでは行えないため、地域や大学の協力は必要ですし、立ち上げたプロジェクトを形にしていく過程は、とても勉強になりました。
Reco.labでは、毎年12月になると代表が変わり、プロジェクトも全て一新されます。
その理由は、「環境」というテーマに沿いながら、時代と世代にあったテーマを追求するためと、僕たち自身が活動に慣れて怠慢にならないよう、常に新しい事に挑戦していきたいと思っているから。後輩たちには、過去の反省を活かしながら、ずっと活動を続けていってもらいたいと思いますね。
―今後の予定を教えてください。
12月に行われる第10回全国大学生環境活動コンテスト(ecocon)への準備と出場ですね。あとはまだまだ人数が少ないので、もっとメンバーを増やし、短期・長期に関わらずいろんなプロジェクトに挑戦していける体制を整えたいです。また他大学の環境サークルと、関わる機会があまりないので、いつか一緒にイベントをしてみたいと思いますね。
■■■■ Reco.labからのお知らせ ■■■■
11月3日(土)、4日(日)に行われるBKCの学園祭で
1年間の活動成果や、身近でできる環境活動について展示を行います。
地域の方も一般の方も、気軽にぜひ会場へお越しください。
【展示場所・時間】
アドセミナリオ 406教室 10:00~18:00
【関連サイト】
(※1)RSWEB「+Rな人」