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小川さやか先生(立命館大学大学院先端総合学術研究科教授)が「第51回大宅壮一ノンフィクション賞」を受賞
2020年6月11日(木)、「第51回大宅壮一ノンフィクション賞」の選考会が開催され、小川さやか・立命館大学大学院先端総合学術研究科教授の著書『チョンキンマンションのボスは知っているーアングラ経済の人類学』(春秋社、2019年7月)が受賞しました。
この賞は、公益財団法人日本文学振興会が主催し、各年のすぐれたルポルタージュ・旅行記・ドキュメンタリーなどのノンフィクション作品を表彰するものです。本書は、香港社会に生きるタンザニア人コミュニティを参与観察という手法で調査し、香港に移住するタンザニア人の半生、既存の制度に期待しない人々によるセーフティネット・信用システム・シェアリング経済など、可能性に満ちた社会を描いています。
なお、小川教授は、同書にて「第8回河合隼雄学芸賞」も受賞しています。
<参考>
https://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/ohya/index.html
この賞は、公益財団法人日本文学振興会が主催し、各年のすぐれたルポルタージュ・旅行記・ドキュメンタリーなどのノンフィクション作品を表彰するものです。本書は、香港社会に生きるタンザニア人コミュニティを参与観察という手法で調査し、香港に移住するタンザニア人の半生、既存の制度に期待しない人々によるセーフティネット・信用システム・シェアリング経済など、可能性に満ちた社会を描いています。
なお、小川教授は、同書にて「第8回河合隼雄学芸賞」も受賞しています。
<参考>
https://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/ohya/index.html
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小川さやか教授 からのコメント
人類学の民族誌がノンフィクション賞をいただけるなんて、大宅賞の底の深さに驚き、そしてたいへん光栄に思っています。栄誉ある賞を受賞したことを励みにして、文化人類学そしてアフリカ研究の魅力をこれからも伝えていけたらうれしく思います。本書で描き出そうとしたのは、確固たる信用や安定したコミュニティがないからこそ成り立つ、生き生きとした社会と経済のありかたです。これからも多様な世界にもぐって調査研究に邁進していきたいと思います。