学部長メッセージ 教員紹介
未来のサイエンス&エンジニアリングを担う最高水準の技術者や研究者を育成します
科学技術が飛躍的な進歩を遂げた今日、その最先端の現場では専門化、細分化が進むと同時に、広範囲にわたる科学領域の複合化が急激に進展しています。これからの科学技術者に求められるもの、それは自らの専門領域に関する高度な理論と技術に加え、理工学全般に対する深い造詣、さらにはそれらの知識を統合し、何が問題であるかという課題設定能力およびその課題を解決するためのマネジメント能力ということができるでしょう。
立命館大学大学院理工学研究科では、既存の学問体系にとらわれない専攻構成に基づき、多種多様なプロジェクトを推進しています。そこでは、さまざまな分野の研究者が結集し、既存の概念を打ち破る独創的なサイエンス&テクノロジーの研究が展開されています。大学院生も国内有数の設備環境をフルに活用し、学外のトップレベルの研究者とも交流しながら、最高水準の科学技術者と呼ぶにふさわしい未来対応の能力を培っています。
国内有数の設備環境
超伝導シンクロトロン放射光源発生装置など、最先端の研究機器を配した研究所・研究センター群を設けています。文部省選定の「ハイテク・リサーチセンター」、「学術フロンティア共同研究センター」など、国内最高水準の設備環境を整備して研究活動のより一層の高度化と活性化を推進しています。
理工学の総合・調和をめざす独自の専攻構成
従来のような特定の学問分野との1対1に対応したシステムではなく、理工学を総合的に学ぶことのできる学際的な独自の教育・研究システムを整備。多様な学問分野が複合的に関連する現代的な研究課題にも柔軟に対応します。
学外機関、企業との強力な連携
国や自治体、企業、民間研究所等との連携を強化。総合理工学研究機構を中心に活発な産官学研究交流活動を展開し、現代科学の最前線で求められる高度な能力を育成しています。
科学技術の最前線で求められる能力育成
――新しい発想のもとに編成された教育・研究システム
理工学研究科では、最先端科学技術の研究活動を推進する、独自の教育・研究システムを整備しています。博士課程前期課程においては、「数理科学」、「物質理工学」、「環境社会工学」、「情報システム学」の学際的な4専攻を設置。博士課程後期課程には「総合理工学専攻」の1専攻を設置しています。また、5年一貫制博士課程「フロンティア理工学専攻」では、特に斬新で先端的なテーマをプロジェクトとして立ち上げ、1回生からこのプロジェクトに参加し課程博士学位の早期取得をめざします。従来の学問的枠組みを越えた専攻編成を実現することにより、多様な学問分野が複合的に関わり発展している現代的な研究活動にも柔軟に対応します。こうした充実した教育・研究システムに加え、最新の研究機器を整備した設備環境と強力な学外ネットワークを通して、日々刻々と進歩する科学技術に即応しうる高度職業人および研究者を育成しています。
強力な学外ネットワーク
理工学研究科は産官学の連携による研究交流に積極的に取り組んでいます。総合理工学研究機構のもとに、社会的ニーズの高い分野ごとに学科を越えて研究メンバーが集う7つの研究センター(ロボテイクス・ FA、材料・生産技術、ソフトウェア、環境総合、電子技術、建設マネジメント、およびエコ・テクノロジー)を設立し、産業界や官公庁との研究交流を積極的に推進しています。それらには企業や国、地方自治体が直面する研究課題が多数寄せられています。これらの実績が評価され、文部省・通産省から支援を受け、ハイテク・リサーチセンター、学術フロンティア共同研究センター、産学連携ラボラトリーの産学交流研究施設を相次いで建設することができました。さらに、1997年度より連携大学院制度を導入し、複数の研究機関と先端科学分野の研究テーマに取り組んでいます。
海外での研究を体験するプログラム
――国際化時代の研究者に求められる資質を育む

【ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)へのプログラム】
ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)理学部および工学部との学部間協定に基づき、1年以内のカナダでの研究活動を本研究科の単位として認定する制度です。1998年度から派遣が始まり、毎年本研究科の院生が留学し研究を行っています。

【海外実習】
外国の企業・大学・研究所等において研究を行う制度です。海外実習は、立命館大学での授業や研究に支障がないよう夏季・春季休暇を利用することを原則とし、その成果は本研究科の単位として認定されます。制度が発足して以降、毎年多くの学生がアメリカ、イギリス、カナダ、ドイツ、スウェーデン、パプアニューギニア、中国、その他様々な大学・企業で実習を行ってきました。

【大学院学生の1年間交換留学協定を提携】
交換留学協定にもとづき、相手校の授業料を免除された形での留学が可能です。交換留学協定は、授業の履修が主たる内容です。交換留学協定を締結している外国の大学は主に次のような大学です。詳しくはBKC国際課でご相談ください。

オクラホマ大学(アメリカ)、ピッツバーグ大学(アメリカ)、ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)、メルボルン大学(オーストラリア)、マコーリー大学(オーストラリア)、ビクトリア大学(ニュージーランド)、チューリンゲン大学(ドイツ)、フィリピン国立大学(フィリピン)、国立台湾師範大学(台湾)、延世大学(韓国)、高麗大学(韓国)、梨花女子大学(韓国)、他

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