環境システム工学の新カリキュラム

エコを学んで地球を救う! 学際的・国際的な視野から問題解決能力を育む 充実したカリキュラム

教育目標

様々な事象が絡み合う環境問題の解決には複合的な力が必要となります。このため、自然科学と社会科学に関わる幅広い教養の習得をベースに、環境システム工学分野に関わる専門的な知識を身につけることを目標としています。また、これら知識の習得に合わせて、主体的に問題を解決する能力、専門的な情報を分かりやすく伝えるコミュニケーション能力、新しい環境を創造・提案する能力を磨いていきます。
このような考えのもと、環境システム工学科では、以下の能力を高めることを教育目標に掲げています。

Study Canada Program
「海外環境スタディ・カナダプログラム」City Farmerにて
    【2016年度以降入学生】
  • (A) 科学技術や歴史・文化を社会的な連関のなかで捉えられる諸科学の素養
  • (B) 理工系基礎科学ならびに情報科学に関する学力と情報処理能力
  • (C) 環境システム工学分野の専門分野に関する基礎的素養
    • (C-1) 地域や広域の環境質を観察し、環境改善に関わる基礎的技術を理解する能力(環境工学分野)
    • (C-2) 環境問題の動向を理解(把握)し、計画的に改善する能力(社会システム工学分野)
    • (C-3) (環境を支える)社会基盤の仕組みを理解し、維持管理する能力(建設保全工学分野)
  • (D) 国内外の環境改善・管理を行うため、主体的に問題を解決する技術者としての能力
  • (E) 経済学を含む環境複合領域を総合的に理解し考察する能力
  • 【2012~2015年度入学生】
  • 科学技術や歴史・文化を社会的な連関の中で捉えられる諸科学の素養
  • 理工系基礎科学ならびに情報科学に関する学力と情報処理能力
  • 環境システム工学分野の基礎知識を十分に身につけ、主体的に問題解決を行なう能力
  • 最新の科学技術動向を理解し,それを説明できる十分なコミュニケーション能力
  • 環境問題を解析し,環境の改善・管理を行い,新しい環境を創造する能力
  • 環境複合領域を総合的に理解し考察する能力

カリキュラム

環境問題解決のプロになる!

環境問題を解決するためには,経済・社会システムとの調和は不可欠です.環境システム工学科では,工学的基礎に加え,経済学の素養をなどを身につけた上で,幅広い視野から持続可能な社会を創成する人材を育成するプログラムを展開しています.
環境問題の解決に向け、環境工学、社会システム工学、建設保全工学のアプローチから、より高い専門性を身につけることができます.

エンジニアリングデザイン力と国際力 デザイン系の実習と留学・海外経験 学術的な基板 工業系基礎と環境経済学の図

「どんな授業があるの?」 の疑問にお答えします!

1回生では「環境システム工学」のイロハを広く学び,2回生では専門の基礎的知識を学びます.3回生の内に,専門性を高め,4回生にはその知識をフルで活用し,実社会の課題解決に向けた卒業研究に取り組みます.
座学の授業に対応する形で数多くの演習・実習系の授業を用意しているため,「生きた知識」と「考える力」が身につきます!

専門を学ぶ土台を築く科目

  • 数学・物理・化学・生物 環境システム工学科で学ぶすべての科目の基礎となる数学・物理・化学・生物などを学びます。
  • 技術者倫理 近代社会の形成に果たした科学技術の役割は偉大であった。しかし、一方でこの科学技術が人間の快適な生活を阻害している面も無視できない。とくに、技術は身近であるため、個人に対しても利便性と不利益性を持っており、生命や健康に影響が及ぶことも多い。 本講義では、技術に焦点を絞り、技術者の倫理を論じるとともに、事例を多くあげて、経過と問題点、解決の方法について講述する
  • 環境基礎数学 環境システム工学の分野で起こる様々な現象を解明するための道具として、線形代数、微分方程式、偏微分方程式、フーリエ解析、ベクトル解析について学びます。環境システム工学の分野における具体的な数理的取り扱いに関わる演習問題を交えながら講述します。
  • 情報処理 コンピュータの基礎的な取り扱いができるよう,Windowsパソコンによる演習を行います.この演習では,情報の収集,加工,再生,そして伝達という一連の流れを学びます.
  • 計画理論 本講義では、客観的に総合計画策定論議を行うためのシステム工学的方法論のモデル分析への適用方法と、その基礎理論としての確率統計解析理論・数理計画理論、さらには、基盤施設整備プロジェクトマネジメントシステム概念、等々を体系的に講術します。
  • 情報科学Ⅰ コンピュータやインターネットなどの情報処理技術全般に関する基本的な内容について概説します. 具体的には,コンピュータ内部での情報の表現,符号化,情報量やコンピュータの動作原理および情報ネットワークについて説明します.
  • 環境統計学 自然環境・社会環境を問わず、世の中の現象は偶然変動を含んでいます。統計学は、そのような偶然変動を含むデータから有用な情報を抽出し解釈する方法を提供します。本講義では実際の環境データを例に挙げて、代表値の求め方や推定・検定など、統計学的な視点に基づく結果の整理や解釈の手法の基礎を学習します。
  • 情報科学Ⅱ ITと呼ばれているものの本質や意味、関連する技術、社会に及ぼす影響等について講義する。コンピュータ・システム、コンピュータ・ネットワークにより情報処理、情報通信の高度化を図る方法について、詳述するとともに、産業、ロジスティクスの高度化とグローバル化への効果、将来への期待等について考えます。
  • 情報科学Ⅲ 近年、電子計算機の普及に伴って情報科学の応用分野において数値計算が用いられていて、数値計算専用のソフトも市販されています。専用ソフトを利用すれば中身を理解しなくても一応の数値計算が出来るようになっています。しかし、中身を理解した上で利用するか否かでは、利用効率面や応用面で大きく差が出てきます。本科目では、連立方程式、補間法、常微分方程式など代表的な数値計算の手法を演習を交えて講義します。

実習・演習を通して「知識」を「経験」にする科目

  • 海外環境スタディ(カナダ マレーシア 中国 ベトナムなど) 環境先進国カナダや発展著しい中国・ベトナム・マレーシアなどをフィールドに、実際に訪問して環境問題やその対策などを学びます。
  • 環境デザイン
    実習
    “琵琶湖”をテーマにした船上実習や“持続可能性”をテーマにグループワークなどを行い、環境への理解を深めます。
  • CG/CAD演習 本演習は、環境を表現・設計するための基本的な、レタッチとドローイングについての2次元グラフィックスと、3次元CADについてのコンピュータ操作の習得とします。加えて、クラウドコンピューティングの基本的なスキルを学び、受講者同士がコミュニケーションとコラボレーションを行います。最終目標は、2次元CGや3次元CADを用いた地域環境コンテンツの制作を通じた、環境を管理・創造する能力の習得です。
  • 情報処理演習 コンピュータの基礎的な取り扱いができるよう,Windowsパソコンによる演習を行う. この演習では,情報の収集,加工,再生,そして伝達という一連の流れを学ぶ.
  • データ
    処理演習 表計算ソフトによるデータ処理、グラフ作成、実際の環境データを用いた統計分析の演習に加え、クラウド・コンピューティング、Web表現に関する入門的な技術の修得についての演習を行います。使用するアプリケーションソフトは、MS-Excelと、WebサービスのGoogle Apps、滋賀咲くブログを用いる。コンピュータを使う上で必要な情報倫理についても演習の中で説明します。7週ずつ2つのメニューに加えて、最終週にプレゼンテーションの全15週の演習を行います。
  • 環境管理
    調査実習Ⅰ
    講義科目で得た知識をベースに、環境分析実験や土質・水理学実験、材料実験、地域計画実習を通じて実務につながる技術を習得します。
  • 環境管理
    調査実習II
    講義科目で得た知識をベースに、環境分析実験や土質・水理学実験、材料実験、地域計画実習を通じて実務につながる技術を習得します。
  • 環境システム専門演習 本科目は、環境システム工学科の全専任教員が担当する小集団科目です。環境システム工学に係る広範囲の専門知識を習得し、実践体験します。
  • 環境管理演習 主に1,2回生で学習した環境管理の基礎となる関連講義の内容理解を深め,環境管理に必要な基礎的能力や環境技術倫理観を養います。物理学,化学,生物学,生態学,地球科学の知識を環境管理にどのように応用するのか,問題の設定手法および解析手法について,基礎的な事例問題を演習することによって修得します。各自に仮想の街を割り当て,将来の人口予測,浄水場設計,水道配管設計の演習を通じて,自らソリューションを求めるために必要な,自主性や継続的に問題解決に取り組む能力も修得します。
  • 施設設計演習 前半は、上下水道計画(環境管理I)および水処理工学(環境管理II)で講義された環境管理関連施設について,実務的に計画・設計する手法を習得することを目標とします。後半は、施設設計の基盤となる鉄筋コンクリートの基礎を修得し、設計可能な実力を身につけます。
  • 測量学実習 環境分野において、特に、地域計画や環境調査、緑地・公園設計に至るまで幅広いスケール(地図情報レベル)の情報を取得し、シームレスな統合を実現したライブラリを構築できる能力を有する技術者の育成を目指して、地図学・測地学の伝統的概念と技法を現代のITにより技術革新された空間情報工学として位置づけなおした測量学実習として理論と現場を体系的に学ぶことを目的としています。

環境システム工学に関わる専門性を磨く科目

建設保全光学系を極める科目

  • エコマテリアル 建設系構造物に使用される材料(セメント、混和材料、骨材、コンクリート、鋼材、高分子材料、アスファルトなど)の基礎的性能を学ぶとともに、環境問題との関連や循環型社会構築のために材料製造時における関連産業が取り組んでいる現状について紹介します。
  • 水理学Ⅰ・Ⅱ 河川・海岸・海洋にまたがる水域環境や治水、利水に関連する問題を扱う時、水の流れおよび輸送現象を理解することは不可欠です。本講義ではその基礎となる水の運動を流体力学との関連で体系的に講述します。流体運動の基礎理論から実用的解法への展開をできる限り平易な数学的取り扱いによって説明するとともに、実際問題に関する多くの事例を示しながら、水理現象の物理的意味が十分に理解できることに重点をおいた講義を行います。さらに、水理環境技術者の社会的役割についても講述します。
  • 環境水理学 環境水理は、水循環の自然原理に基づく環境評価・環境保全の技術です。公共用水域の流れは、その移流・拡散・混合作用によって物質を輸送します。この授業では、こうした水の循環過程や流れの発生機構、流動形態、混合過程について学習することにより、水環境中での化学・生物現象について理解します。水環境についての理工学的な解析・評価法を講述し、これらを適用していく能力を身につけるため、適宜、演習を行います。
  • 構造力学Ⅰ・Ⅱ 構造力学Ⅰでは、まずその応力とひずみについて学びます。その知識を利用すると、はりその他の骨組み構造の外力による弾性変形を計算することができます。構造力学Ⅱでは、はりのたわみ、不静定はり、柱の理論、金属の疲労、さらにはコンクリート構造学を習得します。
  • 土質力学 地盤を構成する土の力学特性の理解とそれに基づく盛土や基礎などの地盤構造物の設計,ならびに地すべりや液状化などの地盤災害などの諸問題の数理的な取り扱い方法を習得します.講義の前半では,地質学から見た土の成因,土の分類と物理特性,土の締固め特性,土中における水の動き,粘土の圧密現象と地盤の沈下予測,土の強度と破壊の数理的な取り扱いについて説明します.後半では,前半の知識を利用して実際の地盤の挙動を解析する手法について解説します。
  • 環境システム力学演習Ⅰ・Ⅱ 水理学、構造力学、土質力学の講義で学んだ事項を演習を通じて確実にします。
  • 環境地盤工学 環境地盤工学分野における汚染制御技術の実例として、廃棄物と環境地盤振動および地盤沈下に関する課題を取り上げ、汚染現象と制御方法の基礎を説明します。環境地盤振動に関しては、振動規制法、人体への影響、家屋内での振動影響、環境アセスメントにおける評価法、振動測定法および対策法等について触れます。地盤沈下に関しては、大阪駅、関西空港などの実例を紹介する。廃棄物に関しては、廃棄物の処理・処分、地下水汚染の現状とメカニズム、調査方法、対策技術等を紹介します。
  • 測量学 測量(surveying)とは、互いに異なる点の相対的位置関係を求めるものです。一般的には、これらの諸点の位置関係を基準として、平面上に地図を作成したり、土地の面積や体積などを求めるものです。そのためには、測量機器、測量方法についての知識が必要です。本講義では、これらのための基礎的事項について述べます。また、講義のみでは理解しにくい内容もあるので、適宜演習も行います。

社会システム光学系を極める科目

  • 都市計画 全人口の90%が都市に居住しているわが国では、都市生活や活動を営む上で数多くの課題を抱えており、都市計画が果たす役割は極めて大きいといえます。本科目では、わが国の都市計画制度・手法の基本的な仕組みを習得し、良好な市街地空間形成についての理解を深めることを目的とします。具体的には、都市計画の理念、都市計画の思潮と歴史、都市計画の体系と方法論、土地利用計画、都市交通、緑地・景観、市街地開発計画等について学びます。
  • 都市交通計画 道路、鉄道等から構成される交通システムは、都市活動を支える重要な社会基盤です。本講義では、交通現象の把握・分析の方法、需要推定の考え方等、工学的視点から交通現象を扱うに当たっての基礎について述べるとともに、種々の交通システムの計画について講述します。これによって、交通計画ならびに交通工学に関する基礎的な素養を修得することを目標とします。交通に関する基本的な事項を効率的に講述する必要から教科書を用いて講義を進めるが、世界の諸都市における交通計画の工夫をはじめとして、適宜、最新の実例を紹介して理解を深めます。
  • ランドスケープ計画 本科目では、①都市及び建築の計画における各時代の前提として緑地の計画が如何に構想され実現されてきたかについて日本と欧米の都市における歴史的に重要な都市及び緑地計画の事例やその考え方を通して学びます。また②具体的な都市空間のデザインと緑地計画の表裏一体の関係を都市計画法や都市緑地法などの制度による緑地の創生方法を通して学びます。さらに、環境共生と人口減少に特徴づけられる今後の我が国の居住空間を構想するために重要な生態学的観点を踏まえた都市緑地の計画手法を先進的な事例を通して学びます。
  • まちづくり最前線 近年、社会イノベーションを試行する若者が増えている。彼らは、イシュー(課題)が起こっている現場に学び、ICT等のテクノロジー、デザイン、ファンドレイジング等の能力を磨いています。そこで、現場のまちづくりの最前線の現場から学んで、持続可能な地域づくりを行うソーシャルビジネスの提案をまとめます。
  • 空間情報工学 地域の歴史資源を掘り起こして将来のまちづくりを検討するために、3Dや動画等を組み込んだデジタル地図を使います。
  • 食料経済論 日本のおける食糧調達体制の現状、世界的な食糧需給状況とその背景、食糧の質をめぐる今日的課題等のテーマについて、経済学的視点から順次考察をすすめることをつうじて、ナショナルな視点とグローバルな視点の両面から、より望ましい食糧システムの姿を探っていきます。
  • 都市地域 マネジメント 講義前半では,都市・地域マネジメントにおけるモデル分析アプローチの意義とその方法論を解説するとともに、諸々の都市問題の生成メカニズムへの理解を踏まえた上で、それらに対する効果的な解決方策について実例を交えて紹介します。講義後半では、地域マネジメントの観点から、国土・地域・都市・地区等、様々な空間レベルにおける社会開発・基盤整備計画・事業化問題の重要性、都市・地域問題を効果的に解決するための都市開発・整備計画のシステム論的方法論について、適宜具体例を交えながら講述します。
  • 環境経済 評価論 日本の公害経験や、環境問題の経済学的特性の理解などを踏まえて、環境問題と経済の関わりを幅広く概観します。その上で、経済学の視点から外部不経済性としての環境問題を把握するとともに、コースの定理の考え方を学びます。また、環境の価値について経済学の考え方をフォローした上で、直接規制と経済的手段の代表としての環境税を対比させつつ、経済学的に導かれる環境問題に対する政策手段の基礎を学びます。
  • 資源・廃棄物 管理 持続可能な資源・廃棄物の管理は持続可能な社会の構築に向けた重要な課題の1つです。これまで資源管理と廃棄物管理は別々に行われてきましたが、近年の「都市鉱山」の議論に見られるように両者を統合的に取り扱っていくことが求められるようになってきています。また、企業活動においても、その企業自身の活動だけでなく、サプライチェーンの上流から下流に渡る社会的責任についての要求が高まっています。本特殊講義では、資源の採取から廃棄物の処分までを視野に、資源・廃棄物管理の意義とその概要について学ます。
  • 環境評価 システム ライフサイクルアセスメント(LCA)とマテリアルフロー分析(MFA)を中心に、先進的な環境評価システムについて学びます。ISO国際規格として標準化されている環境マネジメントシステムや環境パフォーマンス評価、さらに、マクロ・ミクロの環境会計にも触れながら、ライフサイクル的な環境評価の概念および低炭素社会や循環型社会の形成に向けた環境政策の考え方を習得します。
  • 環境・開発論 本講義は環境と開発の対立による問題を対象として,おもに社会科学的なミクロ・マクロの観点から解説と議論を進めます。その際,理論と現実・制度の関係や乖離にも視座を広げます。
  • 建築環境工学

環境工学系を極める科目

  • 地球環境 システム 地球上では様々な人間活動と自然現象が相互に関連し微妙なバランスを保ってきましたが,近年そのバランスが急激に崩れ,その結果として深刻な環境問題が発生しています.このような地球環境問題は多岐に渡っていますが,本講義では温暖化や環境汚染あるいはその波及による二次的な影響について,最新情報に基づいた事実関係の把握と原因・メカニズムの科学的理解を目指します.また,我々が行ってきた環境保全政策の歴史と現在の取組みについて学習し,循環型社会構築に向けた目標とそれを実現する具体的な管理政策・適応技術等の提案を目標とします.
  • 上下水道計画 環境を良好に管理するために都市には多くの施設が設けられていますが、ここでは、とくに重要なライフライン施設である上水道、下水道について、その事業の概要、計画、設計の概要について説明するとともに、施設計画の基礎事項については計算を主とする演習を行います。上水道施設のシステム、下水道施設のシステムの概要を理解し、その機能の概略を理解することを目標とします。
  • 水処理工学 生活に不可欠な水に関わる様々な処理プロセスや処理方法、メカニズムといった水処理技術について広く学びます。
  • 大気環境管理 環境工学に関する一連の授業の1つとして、大気環境の汚染とその防止に係る内容を採り上げて講義します。授業では、主要な大気汚染物質、低層大気の構造と大気汚染との関係、大気拡散による周辺環境への影響評価、吸着・吸収現象の基礎理論、主要な大気汚染防止技術、悪臭の評価と防止、大気汚染に関する法体系、等の内容を通じて、大気環境保全を考察する上で必要な基礎的な理論および技術を講義します。
  • 生態工学 自然を保全し、生き物と人間が共存・共生するためには、何が必要か。生態系の仕組み、生態系の物質循環、生態系の改変・人為的影響、生態系保全の社会的仕組み、生態系保全・復元の技術、生態系活用技術などについて教授します。
  • 環境基礎科学 環境工学に関連する諸現象の正確な理解や水処理プロセスの学習のためには,物理,化学,生物,地学の基礎的な素養が必要とされます。この個々の基礎科学の原理の理解が背景となって,それらが総合された自然環境を学習することが可能となります。本科目では,多様化専門化している基礎科学の課題の中で,化学,生物,地学を中心とする複数の自然科学について,環境工学に必要な原理・知識に焦点をあてた講義を行ないます。また環境に対面する技術者の入門時において,今後の環境倫理観,技術者倫理観を獲得するための動機付けも,授業の目標のひとつです。
  • 環境指標 環境指標では、環境に関わる現象を観察・把握し解析するために、そして環境を管理していくために用いられる環境指標について学びます。環境保全のための指標として多くの水質項目が用いられるが、その科学的意味、工学的意義を習得し、それを通じて技術者が有すべき倫理観を養います。物理的、化学的、生物学的、生態学的な水質および他の指標を学びながら、それぞれの環境との関係を深く理解します。また、各指標の測定方法とその原理について理解します。
  • 水環境学 河川、湖沼、海洋など、水環境に関する現象、その機構、その評価等に関して解説を行います。
  • 環境衛生学 衛生とは、ヒトの生命を衛(まも)ることです。環境衛生学は化学的、物理的、生物的環境因子が生態系にどのような影響を与えるかを知ることによって、ヒトの健康を保護し、生活環境の保全に役立てるための基礎科学です。このうち本講義では、人間活動によって環境中に放出された化学物質の生体への吸収、分布、代謝および排泄に関する基礎科学を学習し、その生体影響の評価手法や制御技術を理解します。加えて、有害微生物の性質、環境中での挙動、制御技術についても理解します。それらの知識を踏まえ、関連する法規制などの概念を理解することによって、環境化学物質および有害微生物に対するリスク評価の考え方を修得します。

Pick Up 専門科目

1回生向け科目 / 環境デザイン実習

1回生向け科目 / 環境デザイン実習

“琵琶湖”をテーマにした船上実習や“持続可能性”をテーマにグループワークなどを行い、環境への理解を深めます。

学生の声

淡水湖で唯一,人が常住する島である沖島で琵琶湖と共に暮らす人々の様子を知ることができ,とても興味深かったです.琵琶湖深層水は意外にも冷たく,おいしく頂きました。

実習系科目 / 環境管理調査実習Ⅰ・Ⅱ

実習系科目 / 環境管理調査実習Ⅰ・Ⅱ

講義科目で得た知識をベースに、環境分析実験や土質・水理学実験、材料実験、地域計画実習を通じて実務につながる技術を習得します。

学生の声

実験を自分の手で行うことで、授業の理解度が飛躍的に上がりました。また、研究室配属や卒業後の進路を考える参考にもなりました。

環境工学系科目 / 水処理工学

環境工学系科目 / 水処理工学

生活に不可欠な水に関わる様々な処理プロセスや処理方法、メカニズムといった水処理技術について広く学びます。

学生の声

水処理技術の基礎についてしっかりと学ぶことができ、何も考えずに流していた水が、様々な処理を行うことによって排水されていると知りました。

建設工学系科目 / エコマテリアル

建設保全工学系科目 / エコマテリアル

建設系構造物に使用される材料(セメント、混和材料、骨材、コンクリート、鋼材、高分子材料、アスファルトなど)の基礎的性能を学ぶとともに、環境問題との関連や循環型社会構築のために材料製造時における関連産業が取り組んでいる現状について紹介します(写真はセメント工場見学会の様子)。

学生の声

セメントや鋼材など、社会を支えている基盤材料について学びました。特に授業の一環で見学したセメント工場では、大規模な製造工程を生で見ることができ、建設系技術者を目指すきっかけになりました。

社会システム工学系科目 / 空間情報工学

社会システム工学系科目 / 空間情報工学

地域の歴史資源を掘り起こして将来のまちづくりを検討するために、3Dや動画等を組み込んだデジタル地図を使います。

学生の声

ローカル情報は、使い方次第で有用に使え、かつ広い範囲で伝えられることを知りました。これからの地域発展の実践に生かしたいです。

特殊講義 / 海外環境スタディ

特殊講義 / 海外環境スタディ

環境先進国カナダや発展著しい中国・ベトナム・マレーシアなどをフィールドに、実際に訪問して環境問題やその対策などを学びます。

学生の声

私は平成24年度の海外環境スタディプログラム・カナダに参加し,日本とバンクーバーでの環境対策への取り組み方の違いを学習する機会を得ました.特にUBC(ブリティッシュコロンビア大学)との連携のプログラムでは,キャンパス内で取り組まれている交通プロジェクトやキャンパスサスティナビリティのプロジェクトは日本にはない特別かつ壮大なもので,現地で話を聞く以外に学習の機会がなく,とても有意義でした!

学外体験学習

APU連携セミナー

APU連携セミナー

立命館アジア太平洋大学(APU)と共同で環境モデル都市・北九州市の取組みを現地にて学習します。

学生の声

世界から注目される最先端の環境政策を学びながら、APUの留学生の多様な価値観にも触れる良い機会になりました。

エコプロダクツ展への出展

エコプロダクツ展への出展

活動紹介:環境システム工学科では例年月に実施されているエコプロダクツ展(東京ビックサイト)に出展し、日頃の学習成果を発信しています。

学生の声

一般の方々に対し、自分が学習していることを簡潔に紹介することは、自分自身の頭の中が整理され、今後学習を進めていく上で大切な基盤になったと思います。