2019年5月末~6月頭にかけて、「レポートの書き方講座【前編】~『ロジカル・ライティング』を学ぼう~」、「レポートの書き方講座【後編】~書き方の基本的な構造を学ぼう~」を図書館と共催で開催しました。各回の前半は、経済学部・映像学部・理工学部でライティング科目を担当されている中島梓先生にお越しいただき、レポートの書き方について学びました。各回後半では各キャンパスのレファレンス・ライブラリアンの方から、レポート作成に役立つ情報収集の方法について、丁寧に教えていただきました。
(【前編】衣笠 5/30、BKC 5/27、OIC 5/29/【後編】衣笠 6/6、BKC 6/3、OIC 6/5)
【前編】では、コミュニケーションペーパーに書く内容のポイントとして、「パラグラフ・ライティング」と論点の絞り方・能動的に考えるための方法を学習しました。コミュニケーションペーパーで教員がどんなことを知りたいのか、論理的かつ説得力のある書き方とはどういったものなのかを体験的に考えていきました。また、レファレンス・ライブラリアンからは、コミュニケーションペーパーを書くためのネタ集めに最適な、新書や新聞の検索方法について説明していただきました。
【後編】では、レポートの基本の構成と引用の仕方・参考文献リストの書き方について学びました。講座の冒頭で、学問的な誠実さを持ってレポート作成に取り組むこと、そのためには型やルールを知り、準備をしっかりと行うことが必要であることを確認しました。また、「序論・本論・結論」のそれぞれに必要な内容や、引用部の明示の方法、参考文献リストの書き方についてもワークを通して学習しました。最後に、レファレンス・ライブラリアンから「孫引き」の禁止や論文検索の方法について実際の画面を見ながら教えていただきました。
中島先生はセミナーの中で、コミュニケーションペーパーもレポートにも、必ず読み手がいること、読み手に伝わるように書く必要があることを言われました。また、短い文章でも長い文章でも、基本の型に沿って、書くときのコツを意識して書けば、伝わりやすい文章が誰にでも書けると述べられました。
【前編】の参加者アンケートには「今まで、コミュニケーションペーパーは感想を書くだけだと思っていました。なので、今回の講義により、何が必要とされているのか分かって良かったです!明日から活用させて頂きます!」や、「いつも受動的になって聞いてしまう講義を能動的な態度に変える方法を教わりました。非常にためになりました」など、新たな気づきや学びにつながったとの意見が寄せられました。
また、【後編】の参加者アンケートには「レポートをどう書き始めようか、今まで悩みがちでしたが、これからは今日の内容を活用させて頂きます!」や「レポートを書く時に文献の探し方や引用の仕方など今日学んだことを生かしてきちんと誠実な論文を書くようにしたいです」、「レポートの作り方、正しい引用の仕方などを今まで見よう見まねで作っていたので、正しいやり方を知れたのが良かったです」などの感想が寄せられました。
SSPでは、ご参加いただいた方のアンケート内容を踏まえ、今後も大学生活に役立つ各種セミナーを開催していきます。ぜひお気軽にご参加ください。
※今後の企画につきましては随時HP https://www.ritsumei.ac.jp/ssp/news/やmanaba+Rにてご案内いたします。