2019年9月24、25日の二日間、朱雀キャンパスにてSSPピア・サポーターの合同研修を開催しました。
今回の研修では初めて3キャンパスのピア・サポーターが集まり、各日40人弱のピア・サポーターが
参加した企画となりました。
セミナーではキャンパス混合のチームを組み、以下の3つの目的から2日間様々なワークを行いました。
1)所属キャンパスのピア・サポーター間のチームビルディング形成
2)自身のコミュニケーション、対人影響力の探求
3)各キャンパス ピア・サポーター全体との交流
研修では2日間をかけて各日4~5つのワークに取り組みました。
各ワーク後には講師のフィードバックや個人およびチームでの振り返りがあり、ワークで取り組んだ
内容を、チームビルディング力や対人コミュニケーション力に反映させることができました。
そしてワークでは自身のことを知るための自己診断ワークや、チーム内で意見を一致させる
合意形成スキルを高めるワークを行いました。
1日目に行った自己診断ワークでは自分自身の学習スタイル、ライフポジションの2種のワークを
行いました。
自身の特徴を他のピア・サポーターと比較することで、自身と他者の相違点を確認すると共に、
自身と他者の対人影響力について考えるきっかけとなったのではないかと思います。
そして自己診断をもとに、サポーター同士で5名程度のチームを組みました。
回生や所属キャンパスなど多様なメンバーによるチームを組むために初対面のサポーターとも
積極的に会話をしていました。
合意形成スキルを高めるワークでは、特定の状況下でチームタスクを達成する際の合意形成スキルを
高めるワークを行いました。
個人とチームでのワークの結果を比較することで、チームでワークに取り組むことによる
影響力(グループダイナミクス)を実感することができました。
2日目のワークでは効果的な対人コミュニケーションや合意形成スキルのためのワークを行いました。
各チームでそれぞれのメンバーへの長所やアドバイスをメッセージとして贈り合い、2日間のチーム
メンバーとのコミュニケーションを振り返りました。
「同じキャンパスメンバーでも今回の研修を通して新たな一面を発見した、これからもどんどん交流を
深めていきたい」、という声や、「別キャンパスメンバーには互いのキャンパスで活動を盛り上げて
いこう」、といった声も上がっていました。
そして研修を締めくくる最後のワークではピア・サポーターが各キャンパスに戻り、これから
ピア・サポーターとしての活動をどのよう良くしていきたいかということをテーマにチームで
話し合いました。
その後、模造紙に図を用いながら話し合った内容をまとめ、皆の前で発表を行ないました。
2日間の研修を終え、ピア・サポーターからはアンケートを通じて「自分が知らなかった自分を知る
ことができた」、「自分の特性はわかっていたつもりで、でもその特性がグループにもいい影響を
与えることもあると知れた」、といった自分自身の特徴を改めて知り、チームの中でどのような
役割につながるかを考えるきっかけとなった、という感想があがっていました。
加えて、「他のキャンパスのピア・サポーターと共にワークができたことが非常に大きいと思います。
初対面の人から客観的な意見をもらえたのはよかったと思います」といった、他キャンパスの
ピア・サポーターとの交流との深めたことで、俯瞰的に自身や自キャンパスのピア・サポーター
団体を見つめ直すきっかけとなったという感想もありました。
また、今後の活動における目標としては「ピア・サポーター同士のコミュニケーションを大切にして、
いい組織づくりをすること」、「積極性をもち、意見を述べる。発信力を意識して取り組みたいです」、
「一人ではできない、思いつかないようなことをキャンパスのメンバーの力を掛け合わせてやって
いきたい。」といった、組織力を高めることによる支援の質の向上を目指した感想が多く見受けられ
ました。
3キャンパス合同で初めて開催した研修は丸2日間を使った長丁場となりましたが、次回の開催を
すでに楽しみにしてくれているサポーターも多く、研修では自己理解とチームビルディングに
向き合う充実した時間を過ごしてくれた様子。
研修で学んだことをこれからのピア・サポーターとしての活動実践にどんどん活かしていってもらい
たいと思います。
コーディネーター一同、これからのピア・サポーターの活躍に期待しています!