2019年12月20日（金）BKCにて、成長支援企画「Student Success Seminar（以下、SSS）」最終回の『ONE for ALL, ALL for ONE チーム力増強セミナー』を開催しました。
この企画は、学生時代はもちろん、社会に出てからも役立つ実践的なチームビルディングの考え方を学ぶことが目的で、メンバー個々人が個性や強みを活かして、リーダーシップを発揮することの重要性について、体験ゲームを通じて学習しました。
当日は、杏林大学 外国語学部 観光交流文化学科でキャリアデザイン、インターンシップ、航空産業論等の科目を担われている真野 靖久教授にお越しいただきました。
真野先生はセミナーの中で『チーム』とは、「多様性を受容し、協働を通じてメンバー間の相乗効果を生む集合体」であるとし、「メンバーがそれぞれの役割を持ちながら共通の目的に向かって力を尽くし、お互いの特性を活かすことで“相乗効果”を生むこと」が協働であると説かれました。
またリーダーシップについて、「組織における公式なリーダーに限定されるものではなく、全ての人がそれぞれの強みを発揮して、担うものである。解決に必要な周囲の人々を巻き込み、引っ張っていく存在である」とお話いただきました。
参加者はリーダーシップやチームビルディングの理論を学んだ後、これらを体感してもらうため、グループに分かれて、体験ゲーム（不規則で断片的な情報が各人に渡され、それをメンバー間で口頭のみで共有して、地図上に現在地から目的地までの正しいルートを記すといった内容）を行いました。
言葉だけでコミュニケーションを取ることの難しさはもちろん、ゲーム開始後、自然発生的にリーダーの役割をしたメンバーが出現したことや役割分担（リーダーに加えて、タイムキーパーや書記、発表者等）を予め決めておいた方がより協働が上手くいったなど、参加者にとって気づきの多い場となりました。
2020年度も学生の皆様方が正課・正課外活動を問わず、そこで直面している課題の解決につながるもの、今後、伸ばしていきたい素養など皆様方のニーズや学生実態を踏まえ、SSSを企画して参ります。今年度、多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。2020年度もよろしくお願いいたします。