立命館大学では、2005年の「クボタ・ショック」以来、アスベスト災害に関する学際的・国際的な研究プロジェクトを立ち上げ、国内外のアスベスト被害の実態と公的施策等の調査・研究を行っています。
 アスベスト災害は、史上最悪の産業公害であり、人類が世界規模で直面する緊急課題の一つと言えます。アスベストによる健康被害は、曝露してから発病するまでに15年、長い場合は40年以上もかかるといわれます。またアスベストは、生産・流通・消費・廃棄といったすべての経済過程で被害が発生し、しかも長期間分解されずに被害をもたらし続ける「複合型ストック災害」です。日本をはじめとした先進国では、アスベストによる健康被害が顕在化する中で、その被害救済・補償が求められ、新たな被害防止のためにストックされたアスベストの処理の徹底が求められています。
将来的には、アスベストに留まらず、土壌汚染など様々なタイプの複合型ストック災害が起こると予想されます。本プロジェクトでは、政治学、行政学、財政学、経済学、法律学、建築学、医学など多様な領域から学際的にアプローチし、被害を未然に防ぎ、被害をこうむった人を救済する仕組みの確立するために研究に取り組んでいます。

※本研究プロジェクトはこれまで以下の研究費を受けています。
平成18年度文部科学省科学研究費・基盤研究B(18310036)研究代表者:小幡範雄
平成21年度文部科学省科学研究費・基盤研究A(21241014)研究代表者:小幡範雄
2013年度 住友財団環境研究助成・一般研究(133321) 研究代表者:森 裕之
平成26年度文部科学省科学研究費・基盤研究B(26281064)研究代表者:小幡範雄
平成27年度文部科学省科学研究費・基盤研究A(15H01757)研究代表者:森 裕之
平成28年度文部科学省科学研究費・若手研究B(16K16242)研究代表者:南慎二郎
平成30年度文部科学省科学研究費・基盤研究C(18K11766)研究代表者:南慎二郎

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『政策科学』26巻1号(2018年10月)での研究成果発信
研究成果発信として、3つの論文を掲載し、2019年1月に本学の機関リポジトリにて電子版が登録されましたのでお知らせいたします。各論文のPDFファイルのリンクについては研究成果・2018年度内です。

 

活動内容

2019/1/30

2018年度・研究成果について更新しました。

2018/6/1

2018年6月より研究プロジェクトの場所が少し変わります。同キャンパス同建物ですが、B棟4階第4プロジェクト室から、B棟5階地域情報研究所内へと移りました。

2017/12/25-26

長らく更新が滞っておりまして申し訳ありません。掲載内容が過去の時点のままで部分的だった部分は順次整理し、成果発信を中心に今後まとめていきます(細かな修正は告知なしで行うことがございます)。
およそ5年ぶりに、本研究プロジェクトでの成果発信として、2017年7月に『別冊政策科学 アスベスト特集号』2017年度版の発刊を行いました。通巻で5号に当たります。2017年12月に本学の機関リポジトリにて電子版が登録されました。詳しくはこちら
大学紀要の発刊に伴い、2015年度「自治体におけるアスベスト対策ならびに災害時対策の実態把握アンケート」の結果とその検討を含む論文を公表いたしました。PDF版はこちら
大学紀要の発刊に伴い、2014年度実施の震災アスベストアンケート調査(阪神淡路大震災20周年事業)の結果とその検討を含む論文を公表いたしました。詳しくはこちら

2016/2/26

2015年度「自治体におけるアスベスト対策ならびに災害時対策の実態把握アンケート」を実施いたします。電子フォーム版はこちらです。●

2015/2/27

2015年3月7~8日に開催予定のアスベスト国際会議について、プログラムの公開を行いました。 日本語版English information of international conference in March 2015 is here.

2015/1/5

来る1月12日に本プロジェクトも参画しております震災アスベスト研究会主催で「震災とアスベストリスクを考えるシンポジウム」を神戸市勤労会館で開催します。詳しくはこちら(ひょうご労働安全衛生センターHP)

2014/11/28

8月より実施しておりました震災アスベストアンケート調査について、回答受付は終了させて頂きました。2,400を超える多くの回答をお寄せ頂きましてありがとうございます。集計結果については12月中旬にプレスリリース、来年1月12日開催の震災アスベストシンポジウム(於神戸市勤労会館)にて報告予定となります。

2014/9/30

震災アスベストアンケート調査について、郵送分を含めて多くの方にご協力頂いておりまして感謝いたします。当初は本日までの回答受付としておりましたが、2014年10月末までに延長いたします。特にボランティアの方の回答をお待ちしております。

2014/8/3

更新が滞っておりまして申し訳ありません。阪神淡路大震災20周年事業として震災アスベストアンケート調査を実施中(2014年9月末まで回答受付予定)です。詳しくはこちら

2014/1/27

地方自治体の老朽施設解体に際して新しく地方債の措置が実施されるのに鑑みての、関係省庁、全国の都道府県・政令指定都市に向けて勧告「地方自治体の老朽施設解体に係るアスベスト防災の実施等について」を発信しました。文書PDFはこちら

2014/1/18

ひょうご労働安全衛生センターとの共催により「震災とアスベストを考えるシンポジウム」を開催しました。 →内容はこちら

2013/11/2~11/3

第11回アジア・太平洋・NGO環境会議(APNEC11、於:大韓民国全州)でのアスベストセッションの開催しました。(本プロジェクトからの参加・報告者:森裕之、石原一彦、村山武彦、南慎二郎)

2013/3

大学紀要『別冊政策科学 アスベスト・原子力災害 特集号 2012年度版』が発刊されました。目次等はこちら

2013/1/12

ひょうご労働安全衛生センターとの共同での主催によるシンポジウム「震災とアスベスト-1.17から3.11へ」を開催しました。 →案内チラシはこちら

2012/9/15

環境経済・政策学会2012年大会にて企画セッションを実施しました。プログラムや報告資料等は震災アスベストのページを参照ください。

2012/3~4

大学紀要『別冊政策科学 アスベスト問題特集号 2011年度版』、英文ジャーナルJournal of Policy Science Vol.6 (SPECIAL ISSUE: Asbestos Problems and Policies: Learning from International Perspectives)が発刊されました。目次等はこちら

2012/2/25

公開シンポジウム「災害時におけるアスベスト問題と健康被害 ~東日本大震災を中心に~」を仙台市戦災復興記念館にて開催しました。 →詳細はこちら

2011/11/26~11/27

Asian Professional Networks on Asbestos and Related Issues 2011(APNARI2011、於:韓国ソウル)への参加 →プログラムや報告資料など、詳しくはこちら(Korea Reserch Center for Asbestos-Related DiseasesのHP)

2011/11/19~11/21

第10回アジア・太平洋・NGO環境会議(APNEC10、於:台北)でのアスベストセッションの実施 →プログラムや資料はこちら(公式サイト)

2011/11/03

旧アスベスト工場等周辺における住民の健康リスクを考えるシンポジウム →中止・延期となりました。詳細はこちら

2011/10/22~10/25

第四回東日本大震災被災地調査

2011/9/23

環境経済・政策学会2011年大会にて企画パネルディスカッション「アジアのアスベスト」の実施(報告者…韓国:南慎二郎、台湾:森 裕之、香港:平岡和久、バングラデシュ:石原一彦)
「環境責任」セッションにて「震災時におけるアスベスト災害とその対策 -東日本大震災でのアスベスト被害防止に向けての検討-」報告(報告者:南慎二郎)

2011/08/12

「震災アスベスト緊急対策についての勧告その2」を被災自治体・政府機関等に発信

2011/07/31~08/03

第三回東日本大震災被災地調査

2011/05/07~10

第二回東日本大震災被災地調査

2011/04/23~25

第一回東日本大震災被災地調査(東京労働安全衛生センターらと共同)

2011/03/21

「震災アスベスト緊急対策について」を被災自治体・政府機関等に発信

2011/03

ベトナム調査

2011/03

ドイツ調査

2011/02

インド調査

2011/01/17

シンポジウム「終わりなきアスベスト災害―震災大国日本におけるストックアスベスト対策の確立に向けて―」主催

2010/12/04~05

アジア・アスベスト問題国際学術会議主催

2010/09/03

北欧アスベストワークショップの実施

2010/05/12

アスベスト問題研究会にてランチョン拡大研究会を開催。テーマ「建物に使われているアスベストの件さ、対策、除去、廃棄の実態」

2010/02

アジア調査(インドネシア、マレーシア、タイ、その他)を実施

2010/01/17

立命館大学シンポジウム「潜むアスベスト被害の危険性」~阪神・淡路大震災と9.11ニューヨークWTC崩壊の教訓~を開催

2009/11/22

日本環境会議30周年記念尼崎大会の第2分科会「アスベスト被害の実態と補償・救済」に参加

2009/11/21

国際ワークショップ開催「日韓のアスベスト研究の現状とアジアのアスベスト問題について」

2009/10

建設労働者の疫学調査のため、全国にある建設労働組合ならびに建設国民健康保険組合に協力依頼

※2009年10月以降の掲載

サイト公開開始日:2011年10月31日 最終更新日:2019年1月30日

※諸事情により研究活動・成果の記録が全て反映されていない場合がございます。どうぞご了解ください。

 

お問合せ先line

〒567-8570
  大阪府茨木市岩倉町2-150 B棟5階地域情報研究所内

  立命館アスベスト研究プロジェクト

事務局E-mail: nannkuro●(●にはアットマーク(@)を半角英数で入れてください)fc.ritsumei.ac.jp
  事務局担当:南慎二郎(立命館大学OIC総合研究機構・プロジェクト研究員)