ゼミ概要

ゼミの研究領域

マーケティング戦略と流通チャネルの実証分析

我々消費者がモノやサービスを手にするまでには、製造業者、卸売業者、小売業者など、 様々な企業がかかわっています。そのような流通チャネルの中で、企業が、競合他社に打ち勝つには、 どのようなマーケティング戦略を採ればよいのでしょうか?ゼミでは、マーケティングや流通の理論はもちろん、 経済学・心理学・社会学などの諸理論を用いながら、この疑問に取り組みます。 さらには、様々な理論的観点から問題を検討するだけではなく、企業へのヒアリング調査・アンケート調査、 新聞・雑誌記事の収集、消費者実験でデータを収集し、統計ソフトを使用した実証分析を行います。


ゼミのモットー

To Be Insighful

石井ゼミでは、知性と洞察力をもったインサイトフルネスを身に付けてください。 知性とは、決して、マーケティングや流通に関する専門知識のことを指すわけではありません。 様々な情報を精査できること、あれゆる角度から検討できること、 相手の立場に立って客観視できること、道筋を立てて思考できること、 どれも知性に当てはまります。皆さんは、これから、「研究テーマは何にするか」、 「ゼミと就活どっちを優先すべきか」、「どのように働くか」、 「誰を結婚パートナーにするか」等々、人生において、自分の意思で選ばないといけないことが、 沢山待ち構えています。知性を身に付けて本質を見抜けるようになれば、 あらゆる物事に対して、思慮深く妥当な意思決定を行えるようになります。 ゼミでの研究や勉強は、知性を磨く良きツールです。主体的に考え学ぶ姿勢をもってください。

To Be Social

石井ゼミでは、社会性と関係力をもったソーシャルネスを身に付けてください。 多くの人は、両親、兄弟姉妹、友人、恋人、同僚、上司、後輩など、 様々な人間関係をもっています。結婚すれば、結婚パートナー、子供、美父母など、 さらに関係は多様化していきます。そして、詰まるところ、人の悩みも喜びも、 誰かとの関係と関連しています。社会性を身に付けて人の機微が解るようになれば、 他者と良好な関係を維持・構築できるようになります。 ゼミでしかできない社会経験(人間関係、組織運営、企業見学、社会人との交流など)は、 社会性を磨く良きツールです。積極的に組織や他者とコミュニケーションをとってください。


活動概要

研究プロジェクト

3回生では、4-5人でグループをつくり、グループ研究を行ってもらいます。 また、4回生では、卒業研究として、個人で研究活動に取り組みます。 研究テーマは、上述したような、マーケティング戦略や流通チャネルにかかわることであれば、 幅広く扱えます。そして、最後には、グループ論文ないし卒業論文として 得られた研究成果をとりまとめ、さらには、学内外の研究報告会でプレゼンします。 執筆テーマの選定、リサーチクエッションの設定、先行研究の確認、 仮説の案出、データの収集、分析の実施、論文の執筆など、ゴールまでの道のりは長く険しいですが、 それを乗り越えることによって、論理力や思考力を養い、研究活動を仲間と力を合わせて 行うことで、社会性を磨くことができます。ゼミ活動のメインプロジェクトになります。

文献の輪読

マーケティングに関する著書や論文はもちろんのこと、研究や論文の書き方に関する書籍、 経済学・心理学・社会学などの関連領域に関する書籍を、全員で講読します。 はじめは読み慣れない構成や、難しい言葉の数々に苦戦しますが、 最終的には、全員が、日本や海外で行われている最先端の論文を読めるようになります。

ケースメソッドとケース分析

マーケティングの理論を、実際の現象に適用し、ひいては、ビジネスの現場で活かせるようになるためには、 理論について学ぶだけではなく、それを使ってみるということが重要です。ゼミでは、実際のビジネスにおける事例 (ケース)を、理論を学ぶための方法(メソッド)として活用するという活動を行っています。 具体的には、実際にあったビジネス上の課題に対する解決案を検討するという トレーニングを行っています。また、ビジネスケースについて書かれた経済記事を取り上げて、理論的に分析したり、 他のケースを比較検討したりすることによって、マーケティングに関する知識を身に付けると共に、 調査力と分析力を高める「ケース分析」も行っています。

ビジネスコンテスト

研究を行う上で、最も重要なスキルは、問題を発見し、それを解決するアイディアを生み出すことです。 そのためのトレーニングの一貫として、ビジネスコンテストへの出場を行っています。 ビジネスコンテストは、全国で様々な団体が企画・運営しています。どのビジネスコンテストに参加するか、 どのような形で参加するかは、毎年異なっており、ゼミ生同士の話し合いで決定します。

ゼミ運営

研究を行う上で、最も重要なスキルは、問題を発見し、それを解決するアイディアを生み出すことです。 そのためのトレーニングの一貫として、ビジネスコンテストへの出場を行っています。 ビジネスコンテストは、全国で様々な団体が企画・運営しています。どのビジネスコンテストに参加するか、 どのような形で参加するかは、毎年異なっており、ゼミ生同士の話し合いで決定します。