11.14


2025

中国でホームステイ!?

本多 勇一郎(8期生)

中国でホームステイ!?

本多 勇一郎(8期生)

こんにちはキャンパスアジア8期生の本多勇一郎です。
11 月に入り2 回目の中国留学も折り返し地点に達しました。今学期は大学の授業が始まる前に、中国人の友人の故郷の潮汕に5 日間ほど滞在したので、そこでの体験記を綴っていこうと思います。
blog251114-1ところで皆さんは潮汕を聞いたことがありますか。潮汕は広東省の東部に位置する地域で潮州市、汕头市、揭阳市,汕尾市の総称で、私たちの留学している同じ広東省の広州市とは異なる文化を持ちます。
blog251114-2blog251114-3潮汕に住んでいる人々のことを潮汕人と言いますが、彼らは中国では日本で言う近江商人や大阪商人のように商売が得意であると言われています。
blog251114-4潮汕人は広州人と同じようにお茶が好きな人が多いと知りました。私の地元がお茶で有名であるため、地元のお茶を紹介して現地の中国人の人たちとお茶の話で盛り上がりました。中国のお茶は日本のお茶とは異なり、長時間発酵させてから飲みます。そのため中国では発酵時間が長い10 年物や20 年物のお茶が好まれます。潮汕では三か所の家を巡りましたがどちらも茶器が整備されていてお茶への愛を感じました。
blog251114-5ここで私が一番興味深かったのは中国ではお茶を作る際に茶葉を洗う習慣があることです。そのため茶葉を洗ったお湯を流す台があって衝撃的でした。私の実家では最初に淹れたお茶を一番煎じと言って大切に飲むため、カルチャーショックを受けました。宿泊先で日本と中国のそれぞれの方法で互いにお茶を点てあって日本と中国のお茶の作り方を比較してみました。宿泊先の方から「日本のお茶はなぜこのように底に沈殿があるのか。中国ではお茶の沈殿は苦すぎて飲めず、お客様に出す際はこのような淀みは取り除くのが普通だ。」と言われました。私の地元ではお茶の沈殿は、お茶の旨味の成分だからと好んで飲んでいたので、これこそ現地に行って感じられる文化差異だと思いました。
また宿泊先では様々な潮汕料理を頂きました。潮汕料理は肉や魚の団子や練り物が多いように感じました。また海が近いために海鮮料理も豊富です。潮汕料理は写真のように食材が豊富で、どれもあっさりしていて辛くなく、日本人の口にも合う味付けになっています。大学の近くにも潮汕料理は多くあるため、良く食べに出かけます。
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blog251114-7潮汕には少し前の中国の建物が残っており、近未来的な広州の街とは違った懐かしいような趣を感じました。また自然も豊富でバナナやヤシなどの南国特有の自然を見られて、良い体験ができたと思います。招待してくれた中国人の友人には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。残りの中国留学も悔いが残らないように楽しんでいきたいです。
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