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私はAO入試で映像学部に入学しました:新入生インタビュー ♯3 近藤 明日香さんの場合 <絵コンテ作画型>

2019.06.04

私はAO入試で映像学部に入学しました:新入生インタビュー 

♯3 近藤 明日香さんの場合 <絵コンテ作画型>

映像学部の受験を考えている皆さん。
受験方式の中で一般入試については、予備校や塾、書籍などで情報を得ることができ、傾向を知って対策を練ることが可能ですが、AO入試は募集定員も一般入試ほど多くなく、情報が出回っていないため、非常に対策が練りにくい方式だという声をよく耳にします。

学部としても、そういった方々に少しでも学部や入試をしっかり理解した状態で受験に臨んでいただくために、AO入試で合格した新入生へのインタビューをおこない、先輩の声を通じて皆さんに対策を練るための一助としていただければと考えています。2020年度のAO入試募集要項公開(6月下旬予定)を前に、しっかりと予習してみてください!

「映像学部でとことん作りたい」―そんな熱意と意欲のある挑戦者に是非読んでいただき、試験であなたらしさを存分に発揮してもらいたいと思います!

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私は自他共に認める「直感型」です。そして、こうと決めたらそこに向けて真っ直ぐ進む「直進型」でもあります。

幼い頃からディズニー映画が大好きです。最近のアニメーション技術、映像技術は急速に発展していて、映画が描く世界観もどんどん進化しているように思います。自分もそんな映像の世界で、エンドロールに名前を連ねるくらいの仕事、必ずしもクリエイターに絞るわけではなく、作品をプロデュースするようなこともできたら・・・漠然とそんな思いから映像系のことを学べる大学を探し始めました。

私が通っていた高校は美術系の高校で、周りも美大や芸大に行くという子が多かったのですが、そんな私の思いを聞いた先生が「立命館大学に映像学部という学部があるよ」と教えてくれました。

「芸術」のみに特化した美大・芸大とは違い、映像学部はものづくりに加えて商業的なことや映像技術に関しても学べると知り、私の直感が働きました。絶対にここしかない!そう感じました。

塾に通い、一般入試対策をしていましたが、このままの受験対策で確実に映像学部に入れるのか不安がありました。そんな矢先AO入試要項が公開され、見てみるとここでも直感が働きました。「これに賭けたい!」-そう思った私は、通っていた塾をスパっと辞め、AO入試対策一本に絞ることにしました。親もよく許してくれたと思います。「自分の悔いのないようにしたらいいよ」といつも背中を押してくれて、心強い味方です。

一次試験については、課題文章対策を担任の先生に手伝ってもらいながら集中して取り組みました。自分の頭の中のアイデアをアウトプットするのは好きな作業です。高校の先生から、
「アイデアを形にするためには、頭の中で考えているだけではダメ。初めは粗くても手を動かすこと。手を動かさないと何も始まらない。」
と言われたことがあります。

これは言われてからずっと自分の大事な教訓として心がけていて、何か発想する時はとにかく手を動かし、おぼろげでも自分の中にあるものを書いて書いてそれを見ながら考えることを繰り返しました。テーマを自分で決めて、ストーリーを書き、毎朝担任の先生にそれを提出して、夕方添削結果が返ってくる。こんなことを1ヶ月ぐらいしました。

また、二次試験の絵コンテ対策としては、母に毎日テーマと条件設定(何分以内に、○○を使って、など)を出してもらい、描き溜めてそれを元に今度は高校の先生に面接してもらいました。担任の先生もですが、教頭先生にも協力いただいて、何回か模擬面接をおこないました。でも、何というか、面接は本当に練習でうまくいかなくて、うまいこと話そうと思えば思うほど早口になったり、詰まったりして、余計に緊張するという具合で落ち込みました。

これはもう本番に向けて気持ちを切り替えなければ!と思い考えた結果、
・ウソはつかず、とにかく素直に話すこと
・その場を楽しむこと
・失敗しても気持ちを切り替えること

という結論に至り、これで本番は今までやった面接の中でも一番うまくいきました。

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近藤さんがおこなった文章課題対策や絵コンテ対策、そして応募した動画コンテストの原画・動画など

実は高校3年生始まってすぐに、とある女子大が主催する動画コンテストに応募していて、そこで3分間のストーリーを考えて映像にするということをやりました。私が応募したのは「アニメ・マンガ部門」で、100枚以上手書きで絵を描いて、それをカメラで撮影し、それらをつなげてコマ撮りアニメに仕上げました。その時に3分という限られた尺で何を伝えるか展開はどうするか、声がない動画にしたので絵だけでいかに見せるか言葉なしに気持ちをどう伝えるかということを考えました。当時はAO入試を意識していませんでしたが、この応募経験が振り返るとかなり入試対策として役に立ったと感じています。応募結果はAO入試の後でしたが、なんと金賞を受賞しました。

本音を言うと、二次試験本番の絵コンテは自分的にはうまくいきませんでした。ストーリーを考えるのにすごく時間がかかり、過去作の中でも一番悪いできばえでした。あらかじめどんなテーマが来てもいいようにテンプレートのストーリーをいくつか考えておけばよかったなと今となっては思います。

合格発表日、学校の休み時間に合格を知った時は人目もはばからず飛び上がって喜びました。家族や先生方の協力なしには得られなかった合格だったと思います。

入学して1ヵ月半。まだ大学生活には全然慣れません。入学前におぼろげながらやりたいなと思っていたことは、一旦白紙に戻し、もう一度いろんな授業を受けて、経験を積み、刺激を受けながら一からやりたいことを探そうと今は思っています。

自分の直感を信じて頑張りたいと思います!

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AO入試が感性や創造性を見る試験であることから、付け焼刃の対策よりも普段からどのように情報をインプットし、自身の考えをアウトプットしているかということが非常に重要になってきます。近藤さんのように、試験対策をおこなう前から「手を動かす」ことや「作品を作り、その過程で自身と向き合う」経験をしてきたことはAO入試にとって高いアドバンテージになったと思われます。夏に開催するオープンキャンパスではネットに載っていない在学生の普段のものの見方や考え方を聞くこともでき、受験生の皆さんにとって貴重な機会になることは間違いないと思います。

今年も8月3日(土)・4日(日)に開催されます。とても熱い2日間になりますが、是非衣笠キャンパスに足をお運びください! →今年のオープンキャンパス情報はコチラ ※2019年度特別サイトは6月下旬より公開開始

そして、AO入試を考えているアナタ、映像学部が気になっているアナタには、以下の日程で説明会も開催します!この機会を活用し、AO入試に関する情報をまず整理し、オープンキャンパスで在学生の先輩や先生を質問攻めにしてみてはいかがでしょうか!?

【映像学部が参加する入試説明会・イベント】

6月23日(日)キャンパス見学会 @京都・衣笠キャンパス 13:00~16:00<事前予約制です!>
※立命館大学入試情報サイトのキャンパス見学会ページでは、映像学部参加について記載はありませんが、全体企画の後に映像学部説明会を開催いたします!

7月14日(日)AO入試説明会 @名古屋・ミッドランドホール 14:00~16:00(13:30~受付)

7月15日(月・祝)AO入試説明会 @東京・秋葉原 UDX CONFERENCE6階 14:00~16:00(13:30~受付)

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