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私はAO選抜入試で映像学部に入学しました: 新入生インタビュー #2 津川 侑汰さんの場合〈映像撮影型〉

2021.07.05

私はAO選抜入試で映像学部に入学しました:
新入生インタビュー
#2 津川 侑汰さんの場合〈映像撮影型〉


映像学部映像学部の受験を考えている皆さん。

受験方式の中で一般入試については、予備校や塾、書籍などで情報を得ることができ、傾向を知って対策を練ることが可能ですが、AO入試は募集定員も一般入試ほど多くなく、情報が出回っていないため、非常に対策が練りにくい方式だという声をよく耳にします。

学部としても、そういった方々に少しでも学部や入試をしっかり理解した状態で受験に臨んでいただくために、AO入試で合格した新入生へのインタビューをおこない、先輩の声を通じて皆さんに対策を練るための一助としていただければと考えています。


「映像学部でとことん作りたい!」―そんな熱意と意欲のある挑戦者に是非読んでいただき、試験であなたらしさを存分に発揮してもらいたいと思います!

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「映画だけでなくゲームやCGなど様々な分野を横断的に学べることが映像学部の魅力」

映像に興味を持ち始めたのは中学生の時です。きっかけは中学校・高校の6年間、生徒広報組織に所属していたときと、学校祭の模擬店のCM制作を担当していたときでした。
高校生になり、1年生から進路について考える機会があったので、オープンキャンパスに参加するなど大学について調べ始めました。はじめは理系の学部にも興味があり調べていましたが、両親から映像学部があると聞き調べてみると、自分の一番やりたいことが学べる場所だと確信しました。
また、高校生の時にSNSを使って地元の魅力を発信するなど地域貢献にも感心が高まっていて、広告や広報のような分野についても学べる映像学部の授業「広告映像実習」などにも興味を持ちました。その他にも一般教養はもちろん、ゲームやCGなど様々な分野を横断的に学べることに魅力を感じました


『試験対策は様々なケースを想定して練習しつつ、試験全体の一連の流れに慣れることが大切』

AO入試は高校1年生の頃から意識していましたが、本格的に対策をはじめたのは高校3年の7月頃からで、早い方ではありませんでした。1次選考の提出書類の課題テーマが公開されてから対策をはじめました。

エントリーシートでは、映像に関する自身の体験として、中学生の時に学校祭の模擬店のCMを作った経験を中心に書きました。
課題文書は、出題されたテーマにもとづき物語を創作するものだったので、すぐに図書館に駆けつけ、テーマに関連する本を5~6冊借りてきました。とくに、本の「あとがき」には作者が伝えたい内容が凝縮されていることが多いと思っていたので重点的に読みました。

また、映像学部のオープンキャンパスのAO入試相談会に参加したのですが、先輩からAOの体験談と対策について伺った内容を大いに参考にしました。先輩から「視覚的に書く」というアドバイスをいただいていたので、伝えたい言葉をそのままの単語で書くのではなく、その情景が想像できる視覚的な情報を言葉にして表現する練習をしました。例えば、『暑い』と書くのではなく『セミが街路樹で鳴いている』という表現にするなどです。
物語を書き進めていくと、前半は順調に書けていましたが、原稿用紙の指定の文字数にまとめるため、起承転結の「結」の段階で時間がかかるなどで悩むこともありましたが、とにかく何度も書き直して書き上げました。

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二次選考の内容は、入試当日にお題が出されてそれに合わせて写真を撮り、写真の解説文を書きプレゼンをするものでしたので、高校の先生に抽象的なお題を出してもらい写真を撮り説明をする練習を何度も繰り返し、20回ほど練習したと思います。
繰り返し練習し、時間内に一連の流れに慣れていくことは重要だと思いました。また、お題や撮影場所はいろんなケースを想定して練習しており、そのことが試験当日に生かされたと思います。
また、撮影については専門的なことはそれまであまり知りませんでしたが、構図ことや余白の使い方などを勉強しました。試験当日は、自分ならではの撮り方を思いつき、個性的な撮り方を実践しました。

面接は緊張しました。元々、緊張しやすい性格ということもありますが、入試の面接となると尚更で、練習を始めたはじめのころはなかなかうまく答えることができませんでした。深い質問をされたときは何も答えられず黙ってしまうこともありました。
とにかく回数を重ねて練習し、面接自体に慣れていくことで、試験当日は、自分の言葉で説明することを意識して説明することができたと思います。

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『少しずつでも早めに行動し、当日は時間まで全力を出し切る』


現実的な話になってしまいますが、映像学部のAO入試は他大学と比べると倍率がかなり高いです。できることなら、一般入試の勉強を平行して行い、対策することが望ましいと思います。私自身も予備校に通うなどして、AO入試に全力で取り組みつつ一般入試のための勉強もしていました。

映像学部のAO入試の受験を検討している受験生の方は、AO入試を受験すると決めたのであれば、少しずつでもいいので早め早めの行動をお勧めします。私は書類選考の文書課題は、早めに取り組んだものの考える時間が長くなってしまい、けっきょく提出期限直前になってしまいました。焦らないで済むように早めの行動と時間管理は基本的なことですが大切だと思います。一方で、2次試験の当日は、やってきたことを全て出し切るよう試験時間終了のぎりぎりまで考え続けました。最後まであきらめずに全力を出し切ったことが良い結果につながったのだと思います。

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インタビューを通して、津川さんは、試験対策も様々なパターンを想定し、一連の流れに慣れるまで繰り返し練習したことで、様々なことを多角的に見ることができるようになっていったのではないかと思います。そのことで自身の個性を引き出すことにつながり、試験にも生かされたのではないかと思いました。

さて、AO選抜入試の体験談は今後も続々と掲載していく予定ですので、関心がある方もそうでない方も、ぜひ引き続き映像学部ホームページをチェックしてください!

また、「2021年度 オープンキャンパス」に関するお知らせです!
今年は、昨年実施できなかった対面形式でのオープンキャンパスを8月1日(日)に開催予定です!

映像学部では対面形式の企画に加え、オンラインでの「ライブ配信」形式の企画を盛りだくさん予定しています!
京都のキャンパスまで来られない方々も、ぜひこのライブ配信企画にご参加ください。
詳細は追って本サイト(映像学部ホームページ)で公開予定です!

8月1日(日)は、みなさまぜひオープンキャンパスをご予定ください!

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