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私はAO入試で映像学部に入学しました: 新入生インタビュー #4 小澤 信太郎さんの場合〈映像撮影型〉

2022.07.19

私はAO入試で映像学部に入学しました:
新入生インタビュー
#4 小澤 信太郎さんの場合〈映像撮影型〉


映像学部映像学部の受験を考えている皆さん。

受験方式の中で一般入試については、予備校や塾、書籍などで情報を得ることができ、傾向を知って対策を練ることが可能ですが、AO入試は募集定員も一般入試ほど多くなく、情報が出回っていないため、非常に対策が練りにくい方式だという声をよく耳にします。

学部としても、そういった方々に少しでも学部や入試をしっかり理解した状態で受験に臨んでいただくために、AO入試で合格した新入生へのインタビューをおこない、先輩の声を通じて皆さんに対策を練るための一助としていただければと考えています。

「映像学部でとことん作りたい!」
―そんな熱意と意欲のある挑戦者に是非読んでいただき、試験であなたらしさを存分に発揮してもらいたいと思います!


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『面接官の教授に衝撃を受け、この人の授業を受けたいと思い立命館に決めました!』
 もともと美術大学へ進学が希望だったこともあり、高校生の時に画家の方が開講している絵画表現研究室に通っていました。そこでは毎週テーマを与えられ、それに沿って作品を作るということをしていました。そこには自分より上手い人はたくさんいましたし、自分ならではの作品が作れていないことに悶々としていた時がありました。そんな時にレゴブロックを使ったストップモーション・アニメーションを撮り、それを講義で発表したら、いい評価をいただくことができました。その作品でやっと自分を表現することができたと感じました。そこから映像に興味を持ち映像の道に進もうと決めました。
 はじめは美術大学が第一志望で対策を進めていました。実は立命館のAO試験を受け終わるまではその美術大学が受かったらそちらに進学するつもりでした。
気持ちが大きく揺れたのは、AO入試の面接で面接官をしていただいたある教授の質問でした。自分が思っていたより鋭い質問をされ、それに衝撃を受けました。このような衝撃を受けたのは、とても尊敬している画家の先生以来で、その時「この教授の授業を受けたい!」と思いました。
 試験が終わってすぐに親に相談し、延泊をしてもいいから立命館を見学して(1週間後に美術大学の2次試験が控えていることもあり)どちらに行きたいか決めるよう言われました。
AO入試の翌日もう一度大学を訪れ、在学生に話しかけると映像学部の学生に繋げてくれました。その方もいきなり来た高校生の話を熱心に聞いてくれて私が興味を持っている分野を学んでいる先輩方をどんどん紹介してくれて色んな話を聞くことができました。先輩方の優しさと親身になってくれるところにも惹かれ、合格発表前でしたが美術大学の受験をやめ、立命館に進学することを決心しました。

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『さまざまな「視点」を意識して取り組みました』

 第1次選考の提出書類は、「自分はなぜ映像を撮るのか」、「なぜプロになりたいのか」というところを大事にし、それを伝える記載を意識しました。具体的には、スマホでキレイな写真が撮れる現代に、「なぜ映像を撮る仕事」を目指すのかなどを、自分の考えをしっかりと明確にし、記載しました。また、AO入試を受ける重みも感じていました。「映画が好き」や「映像を撮ることが好き」だけでは「一般入試で映像学部に入ればいい」と思われる気がしたので、「映像」を自分の中で咀嚼し、考えを整理していました。
 課題(物語制作)は、友人の実際の話で参考になる話があったので参考にさせてもらいました。原作者や、友人の実際の話に関連できる内容を調べ、試行錯誤しながら物語を作成しました。作成した物語は、通っていた画家の先生の繋がりで知り合ったデザイナーの先生と学校の書道の先生に添削していただきながら修正をしました。書道の先生には文章の書き方についても教えていただき、「羅生門」など昔の文学作品を参考にしながら、表現についても学びました。一度添削していただいた時にまだ何か足りないと言われたので自分でいろいろ調べてやっと辿り着いたものを物語に追加し、提出しました。
 第二次試験については面接の練習はそこまでしなかったですが、撮影の練習は公園などで視点を考えて写真を撮る練習をしました。背が高い人の目線・背が低い人の目線・アリの目線や鳥の目線など、見る人やものによって見え方はそれぞれ違うので、それになったように角度を変えて撮るなど、「視点」を大事にして撮る練習をしていました。
 

 進学を考える時には、自分が学びたいことが学べる大学をよく調べることをオススメします。私は美術大学と悩んでいましたが立命館にしてよかったと思っています。総合大学の良さでもある実習だけでなく「なぜ映像を撮るのか」や「映像の歴史」も深く学べるところがいいところです。
入学して3か月程経ちましたが、映像について深く学べるこの環境が本当に楽しいです。撮影は一人ではできないので色んな人を巻き込んでこれからどんどんやっていきたいと思います。

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 インタビューを通して、小澤さんは「なぜ映像を学びたいのか」を自身でよく理解していることが伝わりました。また、「行動力」がとてもあり、突き進みたい道にむかって真っすぐ歩んでいることが分かりました。

 さて、AO選抜入試の体験談は今後も続々と掲載していく予定ですので、関心がある方もそうでない方も、ぜひ引き続き映像学部ホームページをチェックしてください!

 また、「2022年度 オープンキャンパス」に関するお知らせです!
今年は、オープンキャンパスを8月6日(土)・8月7日(日)に2日間開催予定です!

 映像学部では対面形式の企画に加え、オンラインでの「ライブ配信」形式の企画を予定しています!
京都のキャンパスまで来られない方々も、ぜひこのライブ配信企画にご参加ください。

8月6日(土)・8月7日(日)は、みなさまぜひオープンキャンパスをご予定ください!

オープンキャンパス2022

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