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私はAO選抜入試で映像学部に入学しました: 新入生インタビュー #2 鷲野 太郎さんの場合〈映像撮影型〉

2023.6.27

私はAO選抜入試で映像学部に入学しました:
 新入生インタビュー
#2 鷲野 太郎さんの場合〈映像撮影型


映像学部の受験を考えている皆さん。

受験方式の中で一般入試については、予備校や塾、書籍などで情報を得ることができ、傾向を知って対策を練ることが可能ですが、AO入試は募集定員も一般入試ほど多くなく、情報が出回っていないため、非常に対策が練りにくい方式だという声をよく耳にします。

学部としても、そういった方々に少しでも学部や入試をしっかり理解した状態で受験に臨んでいただくために、AO入試で合格した新入生へのインタビューをおこない、先輩の声を通じて皆さんに対策を練るための一助としていただければと考えています。

映像学部でとことん作りたい!」―そんな熱意と意欲のある挑戦者に是非読んでいただき、試験であなたらしさを存分に発揮してもらいたいと思います!

※なお2024年度AO選抜入試の形式や詳細については必ず入試要項を確認してください。また下記の体験談はあくまでも2023年度AO選抜入試についての体験談となっています。


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『映像学部を知って、こんなに面白そうな学部があるなら、絶対に行きたいと思った』

 映像学部を知ったきっかけは高校での大学説明会でした。映像学部は他とは違う、特殊な学部だと聞いて興味を持ち、「キャンパス見学会」や「オープンキャンパス」に参加しました。在学生がとても歓迎してくれたのを覚えています。実際に大学を訪問し、模擬講義や先輩の話を聞き、映画や映像に関する幅広いことが学べることがわかりました。「とにかく面白そう!」と思い、映像学部に行きたいと思いました。

 小さいときからバイオリンを弾いていました。家族全員楽器をやっていて、家族で出場した音楽コンクールで、文部科学大臣賞を受賞したことがあります。これがきっかけとなって演奏依頼があり、プラネタリウムで星空の映像をバックに演奏しました。演奏中、プラネタリウム施設の方が音楽に合わせて投影する映像や色を変えてくれました。音楽を映像と組み合わせることで面白いものができる!この経験が映像に興味を持ったきっかけの一つでした。
 高校では合唱部に所属し、部長をしていました。映像に関わった経験といえば、部活の紹介動画を作ったり、合唱のステージで場面に合わせた映像を流したりしていたことぐらいでした。映像に特別に詳しかったわけではなく、本格的に作った経験もありませんでした。毎年、新入生に向けた部活紹介の動画を作る企画がありましたが、いつもは歌っている映像だけであまり面白くないと思っていました。私が部長になった年は、動画編集ができる友人にも協力してもらい、CMのパロディなど、凝った動画を作りました。この時に初めて、動画制作に関わったと思います。


『AO入試の対策は要項が出てすぐに始めた。合唱部の活動や一般入試の対策も並行していた。』

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 AO入試対策は、要項が出てすぐに物語制作にとりかかりました。高校3年は、授業、部活、一般入試対策、AO入試対策、塾での勉強を同時並行でやっていましたが、AO入試対策を優先して行いました。また、夏休みはAO入試の第1次選考対策に専念しました。  
 第1次選考の物語制作については、まずは題材について知り、自分の引き出しを増やそうと思いました。題材の原作を色々な図書館から借りて読みました。物語は、学校の先生、家族、親戚のおじさん、友人、合唱部の部員など色々な人に読んでもらい、意見を言ってもらいながら、何度も書き直しました。物語の添削をしてもらうと、様々な意見をもらえる一方で、人によって意見が違うことに悩みましたが、それは審査する人も同じだと思いました。最終的に決めるのは自分で、誰か一人にでも刺さってほしい、面白いと思ってくれたらいいな、という気持ちで書きました。
物語の一場面を表す写真を撮る設問では、様々な素材での撮影を試しましたが、結局は自分で工作をしました。「映像作品化することを前提に」という題だったので、一目で何を表現しているかがわかる必要があると考えたからです。色が持つ効果を勉強し、構図を考えて撮影しました。
 エントリーシートは、これまで映像制作に本格的に関わった経験はなかったため、これまでやってきた合唱や演奏活動から、映像に興味を持ち、映像学部を目指すようになったきっかけについて振り返って書きました。大学での学びについては、公表されている学部の情報をよく読み、自分の興味にマッチしている部分を考えながら記載しました。
 第2次選考については、第1次選考と同時で対策は初めていましたが、本格的に始めたのは第1次選考の合格発表が終わってからでした。毎日家族や親戚にテーマを出してもらい、学校から帰るまでに写真を撮り、物語を作って読んでもらい、添削してもらいました。
 面接は、ひたすら実践練習を重ねました。


『第2次選考はとにかくオリジナリティを出した。面接では、自分自身や作品について、はっきり言葉で説明できると良い』

 試験当日は緊張しました。限られた条件下でも、できる限りオリジナリティを出すようにしました。オリジナリティを出したことで、面接でも伝えたいポイントを言葉で説明することができました。
人と話すことは得意で、練習もしていたので、面接はあっという間で楽しかったです。
 面接は、「ここをこだわった」「大学ではこういうことをしたい」というのをアピール出来るチャンスです。練習していたおかげで、全て自信をもって伝えることができました。自信を持って言えたら上手くいくと思います。たとえ頭が真っ白になったとしても、「これだけは言おう」というのを考えておくと良いと思います。


『映像学部での学びは大学の中だけにとどまらない。入試対策は周囲の人を頼って巻き込んで、多くの知識やアイデアに触れてほしい』

 入学してみると、思っていた以上に専門的で難しい授業が多く、様々なことが学べています。先輩の撮影に連れて行ってもらったり、現場で助手をしたりして、大学が提供している場から派生したところでも、学べる機会が多くあります。ぜひ、映像学部に入って実際に学んでほしいと思います!
 受験勉強の時は、周囲と比べて自分だけ違うことをしていて焦る気持ちもありましたが、それ以上に、面白い入試だと思っていたので、受験しました。AO入試を受けるのであれば、悩む時間があったら日頃からアイデアを集めて書き留めておくといいと思います。とにかく対策は早く始めて、たくさん人に頼って巻き込んで、多くの知識やアイデアに触れるといいと思います。その中で、自分の考えも失わないことが大事です
 これまで映像を専門的にやっていなくても、時間をみつけて対策し、映像学部で学びたいという熱意を伝えることがとても大事だと思います。AO入試を受験する皆さんには、受けると決めたら迷わずに貫いてほしいです。

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2023年度のAOインタビューは以上となります!
今後も授業紹介や、映像学部に関する情報を公開していきますので、ぜひCHECKしてください。

また、「2023年度 オープンキャンパス」に関するお知らせです!
今年は、オープンキャンパスを8月5日(土)・8月6日(日)に2日間開催予定です!

映像学部では対面形式の企画に加え、オンラインでの「ライブ配信」形式の企画を予定しています!
京都のキャンパスまで来られない方々も、ぜひこのライブ配信企画にご参加ください。
詳細は追って本サイト(映像学部ホームページ)で公開予定です!

8月5日(土)・8月6日(日)は、みなさまぜひオープンキャンパスをご予定ください!

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