Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。

コンピテンシー
エピソード
2回生のとき、公務行政学習の際に私が数人の同じグループの人たちと公共課題について取り組んでいた際に、自分では思いつかなかった視点から意見の提案をされ、その提案をもとに新たな意見を取り入れることができました。
Innovation
アルバイトの塾講師をしていた時に、学習に悩みを抱えている生徒や不登校の生徒を中心に担当しました。生徒と交流する中で、彼らは他人に肯定された経験が少ないことに気づいて、専門家の意見を参考に情報を提供しました。小さな成功経験を重ね一緒に喜ぶことで、彼らの肯定感を促し、モチベーションを向上させることができ、学校の成績も改善しました。なかでも生徒から感謝の言葉をかけられた時に共感する力が身についたと感じました。
Empathy
私は大学入学当時から複数のアルバイトを掛け持ちながら、サークル活動や研究にも打ち込んできました。限られた時間の中で、効率よくタスクをこなすために、スケジュール管理や優先順位付けを徹底しました。これらの経験を通して、マルチタスク能力が自然と身についたと感じています。特に、試験前夜には、複数の教科を同時に復習しながら、友人からの相談に乗るなど、限られた時間の中で最大限の成果を出すために工夫を重ねていました。
Multitasking
大学に入ってから、心理学統計法と知覚心理学に強い興味を持ち、より深めるためには数学を含め、幅広い理系の知識を理解する必要があることがわかりました。このような目標に向かって、授業外で自ら数学と理系科目を学び、関心のある分野の参考書や先行研究を理解できるようになりました。その結果、意外なことに、臨床心理学や哲学など、文系に近い科目についても速く理解できるようになり、他人に説明することも上手になりました。
Understanding
イベント運営を行なっている際に、自分が先輩の立場ではありながら新しいイベントを1から作り、運営して実力のある後輩とうまく協力していた時に身についたと考えます。
Self-efficacy
3年生から続けているアルバイトで従業員全体でしっかりコミュニケーションを取ってお客様に満足のいく買い物をしてもらうことを目指しました。その結果、売り上げの上昇にも繋がりました。
Teamwork
大学2回生時、1年間海外の大学で交換留学生として過ごした経験で自発性が身についたと感じました。日本から出て海外という母国とは異なる文化を持つ環境で過ごしたことや、親から離れて1人で生活を送ることは人生で初めての経験でした。そのため全ての選択を自身が行う必要があり、自分に対する責任感が身につきました。初めはこのような環境に困難を感じていましたが、そのような生活を送る中で自分で決めた選択ほどよりモチベーションを維持した状態で行動できることに気づき、何に対しても挑戦できる自発力が身につきました。この自発力は日本に帰国後も自身の強みとなっています。自分の将来に対して目標を設定し、達成するために努力し続けたいと考えています。
Initiative
体調不良により学校を休みがちになり、休学していました。しかし、休学中もゼミの担当教員が相談に乗ってくれたり、復学後もカウンセリングやSSPを活用し上手く立ち直り、生活を立て直すことができました。
Resilience
中学2年生になったあたりから、授業を受けていく中で今までの周りに合わせた意見ではなく自分だけの新しい考え方ができるようになりました。
Innovation