Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
小学生の頃から、私はサッカーにおいても、学業においても比較的優秀な友人に恵まれていた。しかし、彼ら塾やサッカースクールに通っているものの、私は通えるような経済状況ではなかった。その為、必然的に普段の授業や練習を誰よりも密度高く行う必要があり、自発性が身についた。
Initiative
大学2回生時、1年間海外の大学で交換留学生として過ごした経験で自発性が身についたと感じました。日本から出て海外という母国とは異なる文化を持つ環境で過ごしたことや、親から離れて1人で生活を送ることは人生で初めての経験でした。そのため全ての選択を自身が行う必要があり、自分に対する責任感が身につきました。初めはこのような環境に困難を感じていましたが、そのような生活を送る中で自分で決めた選択ほどよりモチベーションを維持した状態で行動できることに気づき、何に対しても挑戦できる自発力が身につきました。この自発力は日本に帰国後も自身の強みとなっています。自分の将来に対して目標を設定し、達成するために努力し続けたいと考えています。
Initiative
自分で自分の目標を決める自発性については、大学入学初日のガイダンスですでに感じました。これまでの高校生活では道がありそれに沿って行動をすればよかったのだが、大学ではなにを学びたいのか、何をしたいのかを自分で全て決めて行動しなければならず、教えて導いてという形でないことに驚きました。自由という名の下で自発性を育てられいると感じました。手をのばせば、やりたいことを手助けしている制度がある反面、手を伸ばさなければ何もできないと身にしみて感じました。
Initiative
私は大学生になる以前から自分で目標を設定し、計画立てて行動することが苦手でした。これは大学に入学以降もこの傾向にあり、大学2年生必修科目やその他の科目の単位を落としてしまったりしていました。そこから大学3年生からはなるべく多くの単位を取れるように努めようと各科目の出題された課題をいつから始め、いつまでに終わらせるのかといった計画を立てるようになりました。この結果単位取得数も増えるなどの効果に繋がりました。
Initiative
1年生の秋に留学に行きたいと思ったが、スコア取得ができなかった。それでも行きたいと思って中国語でもいいから留学に行きたいと思って学んで半年しか経ってない中国語で留学に志願すると、合格することができた。結局コロナで行けず、自分で休学してアイルランド留学したが、その後に北京大学にも行くことができ何事も簡単に諦めずに取り組もうと学んだ。
Initiative
就職活動で志望企業に行くために、生活う習慣から行動を変えた。SPI対策や、イベント参加だけでなく、TVはバラエティー番組ではなく、ビジネス系の番組を見たり、清潔感を出すため、本格的な洗顔を始めた。目的達成のために、生活習慣を変え、結果を指すことで、実感することが出来た。
Initiative
3・4回生で卒業論文を執筆するときに、計画的に書き進めるために短期的な目標をいくつも設定した。例えば、次回発表までに第〇章を完成させるといったものである。それによって自分から積極的に研究に取り組むようになり、自発性が身についたと感じた。
Initiative
大学4年間所属していた学園祭運営団体での活動で、”学園祭を成功させる”という1つの目標に向かって粘り強く取り組み、目標を成し遂げるという経験ができました。また、就職活動の際にも自分で自分の目標を決め、諦めることなく取り組む力が身についたと思います。
Initiative
私のサークルは、7月に開催されるRoboCupと呼ばれる自作のロボットや人工知能などで競う競技の世界大会に参加し、優勝を目指している団体です。このサークルは出場する世界大会の部門ごとに3つのチームに分かれています。私の参加する部門はRobocup rescue simulation リーグと言い、地震によって被害を受けた地域のシミュレーションにおいて、自律的に行動するエージェントをプログラミングによって開発し、同じプログラムで動く数百のエージェントが救助した市民の数を競うという部門です。 世界大会に参加するには、科学的知見に基づいた開発を行い、その開発成果をまとめたTDPと呼ばれる英語の文書を作成し、世界大会を運営している団体に提出して参加資格を取得する必要があります。さらに、7月に4月に提出したTDPの査読評価をもとに編集したTDPを提出した後、世界大会ではその開発成果を英語で発表する必要があります。 2023年度では、2022年度の12月から論文を調べ、4月により多くの市民を救助出来た開発成果をTDPにまとめて参加資格を取得しました。その後、4月に提出したTDPの査読評価から7月にTDPの最終版を提出し、世界大会に参加しました。しかし、英語が不慣れであったためTDPの修正箇所や書き直しが多くTDPの最終版の提出に時間がかかりました。そのため、世界大会のプレゼン発表の準備が万全といえる状態ではありませんでした。そのため、フランスのボルドーで行われた世界大会のプレゼン発表では、海外の人の前で発表することが初めてであったことも加わり、緊張で言葉が詰まり、英語が分からなくなりほとんど発表が出来ませんでした。その経験から、帰国してからすぐに次の世界大会までの期間に世界大会のプレゼンに向けて英語の勉強・世界大会に向けた開発計画を立てて、実行しました。この計画は計画通りに進まないこともあり、修正しながら開発を行いました。 その結果、2024年度では4月に参加資格を取得した後、TDPの修正もほとんど無く、自宅や世界大会の会場に着いた後もプレゼンの資料構成の添削、発表の練習などを入念に行い、オランダのアイントホーフェンで行われた世界大会でプレゼン発表を行いました。そのプレゼン発表では、言葉に詰まることなくプレゼン発表を行うことができました。 世界大会への参加を目標として、開発計画を建てることや、プレゼン発表に備えての英語の練習が、自発性が身についた出来事だと考えています。
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