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学部長あいさつ

立命館大学経済学部のホームページをご覧いただきありがとうございます。経済学部長の佐藤隆です。新年度のスタートにあたり、本学部で経済学を学ぶ皆さんに向けて、経済学を学ぶ意義についてお伝えしたいと思います。

●経済学という学問
「経済学」と聞くと、皆さんはどのような学問だと想像するでしょうか。多くの人は「お金もうけ」や「株式投資」を思い浮かべるかもしれません。しかし、それは経済学のごく一部にすぎません。実際には、経済学とは、経済のしくみを解き明かし、経済の問題を解決することを通じて、人々が幸せに暮らせる社会をつくるための学問です。

●経済学者は「経済のお医者さん」
経済学は、こうしてみると、人の命と健康を預かる医学とよく似ています。医学は体のしくみを解明し、病気の診療を行い、再発を防ぐことで健康を守ります。経済学も同じように、経済のしくみを明らかにし、不況や失業、格差といった社会の病気を診断し、適切な治療を考え予防策を考えます。言わば、経済学は「社会の医学」であり、経済学者は「経済のお医者さん」なのです。

●立命館大学経済学部での学び
立命館大学経済学部では、経済学を初めて学ぶ学生でも、こうした「社会を診断し、適切な治療を考える力」を高められるよう、段階的なカリキュラムを用意しています。最初に学ぶ入門科目から始まり、コア科目や基礎科目を経て、専門的で多様性に富んだ展開科目へと徐々にステップアップしていきます。さらに、本学部のもうひとつの特長として、1回生から4回生まで、すべての学年において小集団の演習(ゼミ)が設置されています。教員や仲間と議論を重ねながら、実践的な経済分析や研究能力を養い、社会で役立つ論理的思考力や問題解決能力を磨いていきます。

●経済学を学ぶ皆さんへ
ぜひ、立命館大学経済学部で経済学を学ぶことで、「経済のお医者さん」のように社会の課題を見極め、解決策を描く力を育んでください。経済学部で培う知識と能力は、将来どのような職業に就いても、社会の問題を的確に見極め、よりよい解決策を提案するための大切な武器になります。そうした経済の病因を的確に究明し、効果的な処方箋を提案する力を磨きながら、経済社会の健やかな発展に貢献する人材として羽ばたいてくださることを願っています。

皆さんと本学でお会いできる日を心から楽しみにしています。
 
 

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