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立命館大学経済学部と和歌山県田辺市との連携・協力に関する協定を締結
2018年9月14日、立命館大学経済学部と和歌山県田辺市は、経済学分野の発展・創造及び地域の振興に資する事業に連携・協力して取り組み、経済学分野の多面的な学びを深め、地域社会の発展に寄与することを目的に、協定を締結し、田辺市役所において、真砂充敏・田辺市長(写真右)および松本朗・経済学部長(同左)による調印式をとりおこないました。
田辺市と経済学部とは、これまで田辺市を研究フィールドとする個別教員を中心とした交流関係でしたが、今後は経済学研究科を含む教育・研究活動展開も視野に、地域経済の発展に貢献できるように、幅広い分野からの包括的かつ組織的な連携・協力や地域交流を推進していきます。
調印式後の挨拶では、松本学部長(写真左)と真砂市長(同右)が双方一致して、今回の協定を契機に経済学部と田辺市にとって有意義な成果に繋がるよう、取り組みの具体化を図っていく意欲が述べられました。
なお、本協定にもとづく連携・協力内容は以下の通りです。
○協定にもとづく主な取組み
(1)経済・観光の振興に関する事業
(2)地域活性化に関する事業
(3)人材育成に関する事業
(4)その他田辺市と経済学部が協議し必要と認める事業
○具体的な取り組み内容(検討中のものを含む)
①歴史的観光地・世界遺産地域における地域レベルでの観光マネジメントに
関する研究
②限界集落化傾向にある世界遺産周辺地域における農業振興に関する研究
③NPO・組合・商工会・JA等と協働した地域特産品の高付加価値化に関する
研究と取り組み
④熊野本宮大社の新茶祭など、地域特産品PRや地域イベントの企画や参加
⑤地域経営へ資する産学官民による地域連携モデルの検討
⑥田辺高校における高大連携授業の実施
⑦田辺市が観光交流協定を結んでいるスペインのサンティアゴ・デ・コンポス
テーラ市(巡礼路)に係る研究との接続による研究レベルからの都市間交流
構築
【松本朗 経済学部長】
「今回の連携・協定を活かして、学生・院生の地域課題研究のフィールドとして田辺市との関係を強化して、地域貢献に資する人材を育成したい。また、将来的には、大学院において田辺市の政策立案を担う人材育成にお役に立てる関係を築くことも協議していきたい。」