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06.11

EVENT

2021

メントレ第2弾「学びと自己分析編」が開催されました!

 経済学部では、3回生を対象に学部独自の就職活動応援企画(通称「メントレ」)を、本学キャリアセンターと連携し、毎年実施しています。 

 「なぜ学ぶのかを考えることは、自分を考えることであり、それはなぜ働くのかにつながる」をコンセプトとした本企画は、経済学部の教員・職員・同窓会・OB/OGが3回生の就職活動を支援することを目的に2013年度より始まり、今年で9年目を迎えました。

 先週5月31日(月)にZoom上で実施された2021年度のメントレ第1弾「学びと就職活動編」に引き続き,今週6月9日(水)に第2弾として「学びと自己分析編」が開催されました。

 今回は,経済学部副学部長である青木先生よりご挨拶と企画説明があった後に,4回生内定者による就職体験談から始まりました.一人目の筏井真帆さんからは,「23卒のみなさんが手遅れになる前に伝えたいこと」と題し,1)とにかく早めに自発的に行動を起こす,2)先生・先輩・就活支援イベントを上手に利用する,3)就活に必要な能力は,本気で研究に打ち込むことで身につく,の3点を中心にお話しいただきました.自身のしくじりを踏まえた体験談は,これから就職活動へ臨むみなさんにとって非常に有意義なものであったことだと思います.

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 続く二人目の橋本武幸さんからは,「面接ダメダメマンだった僕が複数内定を得た理由」と題し,1)本気の論文執筆,2)頼れるひとの活用,3)メントレへの参加,の3点を軸としてお話しいただきました.また,上手くいかなかったときにどのように精神的に自身を保っていくのか,特にゼミでの学びからどのように自身の課題を見つけ,乗り越え,アピールポイントとしていくのか,といった点は就職活動の様々なステップで出会うことが予期される不安な局面に対し,先んじて大きなヒントが与えられたのではないでしょうか.

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 そして,今回のメイン企画,本学部の大野敦先生による講演『学びと自己分析』へと移ります.「みなさんが何をなぜどのようにやったのか?自己分析の唯一の答えをもっているのは,当然ながら自分自身.しかし,“分析する”とは何か?」という問いが冒頭において提示され,講演は展開されていきました.                             
 キーワードとして随所に登場したのが「質問力」.「質問力は,一丁目一番地」―――.就職活動においてそもそも自分は何がしたいのか,あるいは,その考えのプロセスや結果を他者に対して語るうえでは,良い質問がまず設定されないことには,個性が匂い立つ良い答えを与えることはできません.そして,自身のキャリアを考える上では,want(やりたいこと)/can(できること)/value(大事なこと)が重なり合うところを見つけることを意図して,自分への問いかけを設定することの重要性を指摘しながらも,want(やりたいこと)に過度に傾いた意思決定の危うさに注意する必要があるという助言もなされました.
 また,企業側から度々尋ねられる志望動機などの質問をとってみても,ただスムーズな受け答えができること自体に満足してしまいがちだが,「必ず質問の意図と真意と評価基準がある」という点を踏まえて回答することが大事,と大野先生は言います.
 そして,これらの質問する/される際の力は,ゼミでの研究活動へ懸命に取り組む中で,着実に鍛えられるものであることも強調されました.

 大野ゼミに所属するゼミ生が,どのように研究活動に取り組み,ゼミ大会でも結果を残し,またそれらを就職活動での結果に結びつけていったのか―――学生の実体験に基づいて語られた言葉やその活動の記録,またそれらを厳しくもサポートする教員目線での考えに,自分自身や大学での学びへ向き合おうとする気持ちが参加学生の中で強まったのではないでしょうか.

 また,最後には大野先生と4回生の橋本さんに佐藤隆先生も加わり,ラジオのようなQ&Aのコーナーが設けられ,参加者から様々な角度で寄せられた多くの質問とそれらへの答えで,大いに盛り上がりました.

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 今年も経済学部は、みなさんのキャリア形成を全力で応援していきます!

 ※今回第2弾の内容は6月17日(木)13:00まで録画視聴が可能です。申込みがまだという方もぜひ登録・視聴して下さい。詳細はmanaba+R『manaba+R>経済学部生のページ>経済学部の履修>就職・キャリア(経済学部独自:メントレ)』をご確認ください(経済学部3回生対象)

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