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竹内あい先生が行った研究の成果が学術雑誌 Journal of Economic Behavior and Organization に掲載されました
掲載論文(“Coordination and free-riding problems in the provision of multiple public goods”)は以下のリンクから、2023年2月7日まで無料でダウンロードできます:
社会の中には、寄付・ボランティア・献血など、多くの人々のサポートを必要としている状況がたくさんあります。一方で、災害が発生した時にひとつの被災地に多くのボランティアが集まりすぎてしまい、できる仕事が無かったり逆に問題が生じてしまったりするというニュースも目にすることがあります。また、そういう状況が発生してしまった場合、別の被災地ではボランティアが足りなかったりもします。これはとてももったいないのではないかと考え、私は共同研究者の関先生とこの研究を行いました。
この論文では、人々の善意に基づく行動をよりいかすために、それぞれの場所で必要とされているサポートの量の情報提供が効果的かどうかについて、ゲーム理論と経済学実験の手法を使って検証しています。この論文で行った実験に参加してくれたのは立命館大学の学部生の方々です。皆さんの中にも参加して下さった方がいらっしゃるかもしれません。どんな選択が選ばれ、情報提供は効果的だったのか、知りたい方はぜひ論文を読んでみてください。
経済学実験を行う実験室「CHOCOLA」にて、論文の実験の一部を実施いたしました
竹内先生の災害ボランティアに関する研究は、「河合塾 みらいぶっく」でも紹介されています(こちらをクリック)