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01.06

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2023

須佐ゼミで2022年度研究発表会を開催しました

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 私たち須佐ゼミでは、20221212日・19日にコラーニングハウスⅡのC607にて、研究発表会を開催しました。2回生から4回生まで総勢60名に加え、公開ゼミとして1回生からも両日で10名以上の参加がありました。この研究発表会は、34回生にとっては春から取り組んできた自身の研究成果を報告するとともに、質疑応答やコメントを通じ、最終的な論文の完成度を高め、2回生にとってはこれから取り組む研究プロジェクトの具体的なイメージを膨らませていく最初の段階として実際に先輩たちの研究を見聞きし、質問をぶつけてみよう、という目的のもと行われ、今回は3回生から7本、4回生から16本の、合わせて23本の研究が報告されました。

  「公共経済学」が私たちのゼミの中心テーマですが、研究として扱われるトピックは多岐にわたり、どの報告も非常に興味深いものばかりでした。たとえば、租税とその制度設計に焦点を当てたもの(『たばこ税の引き上げによる消費量と税収への影響』『コロナ禍と利他的動機にもとづく寄付行動:ふるさと納税データを用いた実証分析』※以降、カッコ内は報告タイトル)や、公共交通機関(『鉄道廃線が沿線地域の年齢別人口に与える影響の分析』『都市圏鉄道に混雑料金を導入する効果:都市圏鉄道のパネルデータを用いた実証分析』)や市町村合併(『「平成の大合併」による行財政の効率化の検証』)を扱ったもの、また、教育・保育政策に関連するもの(『教育公費の差異がその後の学力に与える影響』『都道府県における小学校統廃合の定量的研究:財政状況に着目した要因分析』)から婚姻にフォーカスしたもの(『大学での専攻が婚姻形態に与える影響』)まであり、聞いているだけでも興味の幅が広がっていき、なおかつ自分の研究では扱っていない多様な分析手法にふれることのできる良い機会となりました。

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 また、各発表の後には質疑応答があり、参加者と発表者の間で活発な議論が交わされました。4回生や3回生だけでなく、ゼミに入って数カ月の2回生からも多くの質問やコメントがあったことは、ゼミ全体としての雰囲気の良さとこの研究発表会に程よい緊張感を生み出してくれたように思います。そして、研究内容以外にも、プレゼンテーションそのものやそれに用いるスライドの構成・作り方などの面で参考にしたいひとや実例が見つかったとの感想も聞かれ、プレゼン力向上のための場としても機能したのではないでしょうか。

  今回の研究発表会は、これから自分たちの研究プロジェクトを始める2回生にとっては、とにかく色々なトピックや分析手法を知る良いスタート地点になったと思いますし、3回生は折り返し地点として、これまでの研究をひとまずまとめ、また卒業研究でどのように発展させていくべきか考える好機となったと思います。そして、4回生の方々には大学生活の集大成として、私たち後輩が目指す方向性を示していただけたと思います。(ゼミ長の櫻井さんや副ゼミ長の森田さんを始め、みなさん本当にありがとうございました。)

文責:経済学部3回生 石田陸人・坂東克哉

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